運動で予防できるがん7種類
今回は身体活動(運動)で予防できる7種類のがんについてお伝え致します。
がんを予防したい方は参考にしてみてください。
Journal of Clinical Oncologyに掲載された【Amount and Intensity of Leisure-Time Physical Activity and Lower Cancer Risk】によると成人75万人を対象としたこの研究では、推奨量の余暇の身体活動(7.5〜15 MET時間/週)への関与は、中程度の強度の活動(例、早目の歩行)の2.5〜5.0時間/週に相当します。乳がん、結腸がん(男性のみ)、子宮内膜がん、腎臓がん、骨髄がん、肝臓がん、および非ホジキンリンパ腫(女性のみ)のリスクが大幅に低下すると分かっています。
推奨される身体活動量と関連性の強さは、、、
乳がんのリスクが6%から10%低い
肝臓がんのリスクが18%から27%低い
と分かっています。
中程度の強度と激しい強度の両方の身体活動では、結腸がん、乳がん、および腎臓がんのリスクの低下と関連している可能性があると報告しています。
ここで身体活動(運動)により何故このような特定のがんに対する抗がん作用が認められるのでしょうか?
がんが発生する原因として炎症による酸化ストレスが1つとしてあると言われています。
そして適度な身体活動は抗炎症作用があります、また身体活動により脂肪が燃焼されて炎症の原因となる脂溶性毒素が蓄積されづらくなり(脂溶性毒素は脂肪組織に蓄積されるため)、さらに発汗により脂溶性毒素や有害なミネラルがデトックスされます。
また血流が良くなり老廃物などが取り除かれて炎症の抑制に繋がり、また体温上昇により免疫力が向上します。
そして身体活動(運動)後はストレス解消もあり、交感神経優位の状態を緩和することもできます。
交感神経優位の状態では血流が悪くなるため低酸素、低体温状態になり、さらにエネルギーを作るシステムが解糖系と言って糖質を酸素を使わずにエネルギーを作るシステムであり、そこで酸素を使ってエネルギーを作れないと乳酸を産生してしまいます。
つまり交感神経優位になり解糖系が優位になると高血糖になります(エネルギーを作るのに糖質が必要になるから)。
また解糖系のエネルギー産生システムになると細胞分裂が高まると言われており、交感神経優位はがんを発生させやすくなるということになります。
なので身体活動(運動)にはこのような作用により抗がん作用があると考えられますのでがんを予防するには定期的な運動がオススメということになります。
しかし、注意点として負荷が強すぎると逆効果になりますのであくまでも適度な負荷で運動することが大切であり、その適度な負荷は人によって違うので実際に運動してみて負荷を決めていくことが必要になってきます。
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