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統計でみるがんを予防する食事とは?

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!



今回は国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトが述べているがんについてお話したいと思います。



がん対策研究所は生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を研究し、1995年に岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、1998年に茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所に居住していた45~74歳の方の、食事調査アンケートを実施し、がん、循環器疾患になっていなかった約9万人を、2016年まで約20年間追跡した調査結果にもとづいて、食物繊維摂取量とその後の死亡リスクとの関連を調べました。



欧米では食物繊維の摂取量と死亡リスクの関連は調べられており、食物繊維摂取量が多いほど死亡リスクが低いと報告されています。では、日本ではどのような種類の食物繊維を摂取するとよいのでしょうか?


日本でも男女とも食物繊維摂取量が多いほどがんや脳卒中、循環器疾患の総死亡リスクが低下していました。死因別に調べると、男女ともに食物繊維摂取量が多いほど循環器疾患死亡のリスクが低下していました。がん死亡については男性では総食物繊維摂取量が多いほどがん死亡のリスクが低下していました。


※画像は国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトより掲載




日本でも食物繊維の摂取量が多いほど死亡リスクが低いことが研究で分かりましたが、穀類由来の食物繊維摂取量と死亡リスクとの関連は顕著でなく、豆類や野菜類、果物類由来の食物繊維摂取量は多いほど死亡リスクが低いということが分かりました。

これは日本では主食が精白米であり玄米など未精製の穀物に比べて食物繊維量が少ないことが原因だと考えられます。

※国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトより掲載



がん対策研究所は食物繊維と死亡リスクの低下が報告されている多くの研究結果に基づくと、日本では食物繊維の摂取量を増やすために摂取するものとして豆類や野菜類、果物類、玄米、シリアル、全粒粉パン等を摂取して食物繊維摂取量を増やすのがよいと述べています。また食物繊維は、血圧・血中脂質・インスリン抵抗性などに良い効果を及ぼすことが報告されていますのでまさに現代病を予防するにはいかに食物繊維を摂取するかが重要になります。



また豆類や野菜類、果物類、玄米、シリアル、全粒粉パン等を摂取するにも無農薬、無化学肥料、遺伝子組み換えでなないもの、古来種、在来種で栽培されたものを選ぶとより理想になります。


何故なら、農薬や化学肥料などの化学物質は現代病の発症に関わりますので注意してください。


本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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