![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97457490/rectangle_large_type_2_131e913ffc29a1e3a0de4965bc288bf4.png?width=1200)
【ヨガ日記】食べて、寝て、ヨガして④~石井光太さんのファンです~
1,「広島には、75年間草木も生えない」
原爆投下後の広島に囁かれた言葉だ。
これを聞いた広島の方々はどんな思いがしただろう。
今週ヨガに行く前の課題図書に選んだのは、石井光太さんの『原爆~広島を復興させた人々~』だ。
石井光太さんの著書は、ルポやノンフィクションと表記されているものであればほとんど読んできた。
彼の著書を初めて読んだとき、この人のファンになった。おそらく初石井光太は『レンタルチャイルド』だったと思う。
彼の著書には物語性があるように感じる。なので読みやすい。
その為か「ノンフィクション」ではない!!!という作家や評論家もいる。私の知人もそう言っていた。
彼の作品の内容に何の疑いも持っていなかった私は、衝撃だった。「なるほど!!疑うという視点が新鮮だ!!」と、思った。
ただ、事実か作り話かは「どちらでも良くないですか?」とすぐに思ってしまった。
2,悪いクセ
私にはあるクセがある。
それが悪いことクセだとは思っていないが、昔付き合っていた人にそう言われた。
ほとんどのことが、どちらでもいいという思考をもっているクセだ。ただし、何でもいいとは思っていない。どちらでもいいということは、どちらもいいと思えてしまうからだ。これが人によっては優柔不断や八方美人にうつる。
今回、『原爆~広島を復興させた人々~』を読んでいて常に思い浮かべていたのは、私の祖父母や実際に原爆の被害に遭われた方々、またその後の広島の方々のことだ。
彼らのことを思い浮かべながら読み始めたので、しょっぱなのプロローグから涙してしまった。
この作品で、著者がフィクションを入れているかは分からない。ただ、原爆の被害に遭われた方がいたのは事実で、原爆投下後、75年間草木も生えないと思われたのも事実のはず。
なので、著者がフィクションを入れているかどうかはどちらでも良い。
3,「私は被爆者ではありませんが、母は黒い雨を浴びています。」
大学でお世話になった教授は山口県のご出身。彼の奥様は広島県のご出身だった。
教授はよく講義中に奥様のお話をされる方だった。
そのほとんどは日常生活の笑い話。よく笑わせていただいた(^^)
何の講義中だったかは忘れたが、教授が奥様と結婚するときの話が出てきた。
教授が彼のご両親に結婚の意志を伝えた際、こう言われたと言う。「彼女のお母様が被爆しておられるか聞きなさい。」
教授は、結婚前の奥様には聞けずに日々が過ぎた。。。
奥様は「私は被爆者ではありませんが、母は黒い雨を浴びています。」
何の振りも無く、教授にそう伝えたそうだ。
それを聞き、「広島の女性は強くて賢い。それに比べて自分の浅はかさが恥ずかしくなりました。」と教授は仰っていた。
この日の講義は泣き話になった。(私にとって)
4,開脚が出来ないからこそ気づけたこと
私には、教授の奥様のような強さも賢さも備わっていない。さらに言うならば、昔の彼に「八方美人でイラつく。」と言われたことを何年も気にしていたようなうじうじタイプだ。
それがヨガを始めたことによって、開き直った!!!
ヨガで苦手なアーサナはハムストリングが伸びる系。伸びないのです。軽々と開脚をしている人を見ると落ち込んでいたのです。。。
が、頭で考えることをやめて自分の体と相談してみる。
そうすると、少おぉ~しづつ開くようになってきた。
「おぉ♪(ノ)’∀`(ヾ)」という気分になれた。弱点は克服できるのか!!!と気づいた。
そう思ったら、「八方美人」と言われたことも、うじうじ悩むことも強みに思えてきたから不思議だ。
三位一体とは聞くけれど、心と体は繋がれているんだなぁ。。。
と実感する毎日。
知らない間にヨガから得られる気づきが増えている生活が楽しく感じられる。
※この内容を不快に感じられる方がおられましたら、誠に申し訳ございません。※