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西加奈子「サラバ」と我が一族のお家騒動の話
久しぶりに地元の図書館に行って、西加奈子さんの「サラバ」上巻を借りました。
個性的な家族のなかなかハードな物語。承認欲求と自意識の強い綺麗な母親と、その美しさを引き継がなかったために、ことごとく母親に反発する姉の確執を、弟の視点から描いています(父は存在感薄し)。
これを読んでいる最中、我が一族では大きな騒動が持ち上がっておりました。
1月にやや感傷的な気分で記した義理姉の離婚。
長い時間の中で、冷めてしまった夫婦のある種の円満離婚かと思いきや、事態はそう簡単なものではなかった…
義兄に女性プラス隠し子3人いることが判明!我が一族は嵐のように荒れまくっています😅
非を認めない義兄、義母は義母で早くもその孫を囲い込もうと躍起(えー!義兄にお咎めなしかい⁉︎)、怒る義姉(そりゃそうだ)
あまりに勝手な義兄と義母の言い分に、呆れるのを通り越して、もう私も旦那も笑ってしまいました。
「サラバ」を読みながら、いやこんな自己中の人間おらんやろ、と思いつつ、すぐそばで起こっているエゴ丸出しの家族の様子に、小説と現実が妙にリンクして、こんなこともあるんやなぁ…と印象深い1冊となりました。
小説の中のクセつよ姉は、“やだのおばちゃん”のあやしい宗教に深く関わっていくようで、続きの下巻が気になります。現実ともリンクしていくのかしら…