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わたしの句

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趣味の句作(俳句・短歌)をまとめました
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2024年1月の記事一覧

「洗濯物溜まりぬその日生きた証の分だけ」

「洗濯物溜まりぬその日生きた証の分だけ」

「洗濯物溜まりぬ
その日生きた証の分だけ」

なんか洗濯物ってすぐたまるよなぁ…と思って1句作りました。家族みんながその日1日、変わらず過ごせた証だよなと思いつつ。

「娘の手の小さきことを思い出す少し切なき成人の日よ」

「娘の手の小さきことを思い出す少し切なき成人の日よ」

成人の日。うちの娘は2年前に済ませましたが、着物のレンタルやら着付けの手配やら、挙句当日の成人の式典の日には、終了2時間後には、学校のある松山に戻る飛行機に乗らねばならず、本当にバタバタな1日でした。

それでもまあ、なんとか一通りの役目は果たしたのかな、と。
自営業で忙しく、しかもクリスマスやGWなど、人がお休みの時が繁忙期の飲食店、一般のお家とは同じようにいかないこともあって、かわいそうな時も

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「ひしめきて靴踏み踏まる初詣」

「ひしめきて靴踏み踏まる初詣」

お題は「靴」

ひしめきて靴踏み踏まる初詣

「靴」は無季の言葉なので、どんな場面がいいかなと考えを巡らせ、季節的に初詣のお参りの句を作ってみました。コロナも終わり、たくさんの人たちが初詣に出かけることでしょう。混雑につい、誰かの靴を踏んでしまったり、逆に誰かに踏まれたり。コロナ前はちょっと煩わしかった人出も、今年ばかりは「コロナ前に完全復活だなぁ」と感慨深いかもしれません。

しかし今年のお正月

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