見出し画像

2024年ドラフト戦略:中日ドラゴンズが狙うべき選手タイプ

2024年シーズンを終えた中日ドラゴンズは、打撃力不足と投手陣の不安定さが課題として浮き彫りになりました。特に、先発投手陣が序盤に崩れる試合が多く、逆転する力が乏しかったことが響きました。そんな中、チームを立て直すためには、今秋のドラフトで的確な補強が求められます。ここでは、ドラゴンズが指名すべき選手のタイプを4つに分けて考察します。

ドラフトにはファンごとにいろんな目線があるでしょうが、今回はチャットGPTくんと議論を重ねながら検討してみました。生温かい目で見てやってください。

1. 即戦力の先発投手

今シーズンの最大の課題は、先発投手陣の不安定さでした。特に序盤のイニングで失点が多く、試合の流れを相手に渡してしまう展開が頻発しました。そのため、即戦力となる先発投手の獲得は最優先事項です。大学や社会人で実績のある選手で、制球力が安定しており、長いイニングを任せられるタフな選手が理想的です。試合の序盤から流れを作り、チームに勝利のリズムを与えられる投手が必要です。特に、今のドラゴンズには、序盤で試合を作り、打線に繋げる「試合作りの上手い投手」が求められています。

特に、大野の復帰に見通しが立っていないことや、小笠原が今オフのポスティング制度を利用した海外挑戦を希望しているという報道もあることから、左腕の先発投手が明らかに不足しています。

先発ローテーションの底上げは、リリーフ陣への負担軽減にも直結します。今シーズンは、先発が早々に崩れてリリーフ陣に過度な負担がかかり、結果として中継ぎ・抑えの投手陣が疲弊してしまいました。先発陣の強化はチーム全体の安定感向上に繋がります。

2. リリーフ陣の負担を軽減できる中継ぎ投手

中継ぎ陣も安定しているとは言えません。勝ちパターンの清水、松山も連投がちでしたし、抑えのマルティネスの去就も不透明です。
先発が序盤で崩れた場合に、リリーフ陣が早いイニングから試合を支える必要があります。そのため、試合の流れを断ち切る役割を果たす中継ぎ投手の獲得が必要です。速球のキレや変化球の多彩さが求められるだけでなく、精神的なタフさも重要です。特に、リードを守るプレッシャーのかかる場面で冷静に投げられる選手が理想です。

リリーフ陣の強化は、先発投手陣の立て直しとセットで考えるべき課題です。強力な中継ぎがいることで、先発投手が6回まで投げ切れば十分という状況を作り出すことができ、先発陣にも良い影響を与えます。

近年の各チームの中継ぎを見ると、変則フォームの投手が何人か活躍しており、ドラゴンズの打撃陣はそれらを苦手としています。枠に余裕があれば、または育成でもいいのでそのような投手を確保するのは将来に向けて必要なことかもしれません。

3. 長打力を持つ左の強打者

打線の中で特に課題となっているのは、長打力の不足です。チームには右の強打者候補がいるものの、打線全体のバランスを考えると、左打者で強打力のある選手が必要です。特に、得点力不足を補うために、ホームランや長打で流れを変えられる選手が求められます。打率ももちろん重要ですが、今のチームに欠けているのは「一発で試合をひっくり返す力」です。

高校生や大学生の左打者で、将来的にクリーンアップを担えるような選手を指名するのが理想です。左の強打者が加わることで、打線の厚みが増し、投手にプレッシャーをかけられる展開が増えるでしょう。左打者の補強は、打線全体のバランスを取る意味でも重要です。

4. 守備に優れたセンターラインの選手

今シーズンの守備面は比較的安定していましたが、特に将来的なセンターラインの強化を視野に入れる必要があります。センターラインとは、捕手、遊撃手、そして中堅手のポジションです。これらのポジションは守備力が特に重要視され、チームの守りの要となります。他の項目に比べると優先度は低くなりますが、今後も安定した守備を維持するためには、若くて守備に優れた選手の育成が不可欠です。

特に、守備範囲が広く、俊足で守備に貢献できる中堅手や遊撃手は貴重です。さらに、守備だけでなく、打撃でも貢献できるバランスの取れた選手が理想です。高校生や大学生から、身体能力の高い選手を指名し、数年後にチームの核となる存在に育てていく必要があります。

近年のドラフトでは遊撃手の乱獲、と言われてきましたが、日本人の遊撃手は守備センスや身体能力の高い選手が多いことから、将来的なコンバートも見据えた人材確保というのは考えてみてもよいかもしれません。

総じて、2024年の中日ドラゴンズが目指すべきは、「即戦力と将来性の両立」です。即戦力となる投手陣を補強しつつ、数年先を見据えて長打力や守備力に優れた若手選手を育てる必要があります。特に、左の先発投手、左の強打者は現時点でチームに不足しているため、優先的に指名すべきです。

ファンとしては、今秋のドラフトでどのような選手が指名されるか、期待が高まります。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?