2022年9月16日(金) 歴史の「いい話」。
今日9月16日はハイビジョンの日。現在の経済産業省(制定当時=通商産業省)が制定。ハイビジョンの画面の縦横の比率が16:9であることから。
また、ハイビジョンの走査線の数が1125本であることから。11月25日が総務省(制定当時は郵政省)とNHKが制定した「ハイビジョンの日」。
一般的には16:9のほうが知られてるんですかねえ、という感じ。
続いて9月16日に起きた歴史上の大きな出来事からワタクシ的に興味をひいたもの。今日はちょっといい話をふたつ。
1810(文化7)年9月16日
メキシコ独立革命が始まる。
1810年のこの日、スペインの圧政に苦しむメキシコ・ドロレス教区のミゲル・イダルゴ神父がメキシコの独立を訴える演説を行い、最後に「メキシコ万歳!」と叫びました。これによりメキシコ独立革命が始まります。イダルゴ神父の叫びは「ドロレスの叫び」と呼ばれ、この日以来、メキシコ大統領が国民広場のバルコニーに立ってこの言葉を叫ぶのがならわしとなっています。
伊勢の神宮の式年遷宮では上棟祭の時に「千歳棟 万歳棟 曵々億棟」と唱えたり、遷御の儀の際の「鶏鳴三声」も。
世代から世代に継がれていくものっていいなあ、と思います。
1890(明治23)年年9月16日
和歌山県串本沖でオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が遭難。
現在の和歌山県東牟婁郡串本町沖で沈没。通報を受けた住民たちは総出で救助活動にあたり69名が救出されました。そして生存者には住民たちが自分たちの非常用の食糧も提供。このことがオスマン帝国で大々的に報じられたのがきっかけでオスマン帝国~トルコ共和国は世界でも有数の親日国に。
……そして95年後の1985(昭和60)年のイラン・イラク戦争の際、在外邦人を救い出す手段がなかった日本。イラン在留日本人が国外脱出できない事態に陥ります。その時救いの手を差し伸べくれたのがトルコ共和国。自国民救援の飛行機を2機に増やし自国民よりも215名の日本人を優先して飛行機に乗せて国外脱出。まさに3倍返しです。この救援機に乗れなかったトルコ人はおよそ500名。彼らは自動車でイランを脱出しました。
和歌山県串本町では今でも慰霊祭が営まれているのだとか。これもまた素敵な話。こういう歴史上の「いい話」だけ拾っていくのもひとつの楽しみだったりします。
今日の1曲。活動停止になってしまいましたが、大好きなバンドです。
SILENT SIREN - 「milk boy」
明日あさっては6時起きの7時出発でオシゴト。すでに今日の時点で疲れてますがなんとか乗り切ります。
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さしあたってカメラの修理か買い替えに充てられれば。