40代から知っておきたいお金の分かれ道 #塚本本棚
最近、本によるインプットが少なかったので、(家の斜め前が図書館と言う事もあり)読書を強化する事にしました。
本日は「40代から知っておきたいお金の分かれ道( https://amzn.to/2ryNMpP )」神樹兵輔 (著) #塚本本棚
こういうマネーリテラシー系の本は、定期的に脳内をリフレッシュする意味でも読んどくといいなと思っています。自分たちが惰性で払っている支出を見直すきっかけや、新しい利殖手段を考えるきっかけになりますしね。
本書は寿命が延びたことにより、従来の年金依存や少々の貯えでは老後安泰とは言えなくなってきた。若いうちから長期的視点で貯蓄しましょうという流れ。
稼いで、貯めて、殖やしましょう。年金の設計は世帯での生活を想定して作られてるので一人の老後を想定してないですよ、マイホームローンや生命保険、マイカー所有は無駄遣いなのでよく考えましょう。見栄を張らない、無駄に借金しない、モノを増やさない。というのが著者の骨子。
田舎だとマイカーは必須だと思いますが、都心だと必ずしも必須だとは言えませんね、今後シェアリングが広がればますますその流れは顕著になるでしょう。
個人的には生活保護になると生活はどうなるのか等は興味深かったです。あとやっぱり国民年金の利回りはいいなーと感じました。65歳から20年以上生きることが多くの人に想定される場合、やはり年金というのは強力な生活の補助又は保険となりそうです。
不動産に関しては、現在の生活スタイルの多様化と、マクロ的な大人口減、大住居余り時代、それぞれの工法の耐用年数などを鑑みると、僕の家族の方針としても少なくとも現在は保有見送りの姿勢です。もうすでに駅チカでなくてもよく、繁華街より子供が安全な住環境の方が良いですし、大人口減完了後は子育ても完了しているはずで、その時は地方の2LDKなどでもよくなってるかもしれませんし。長寿化すると、若い時の考え方だけで住居を選ぶ、しかもマクロ的には減衰する資産にレバレッジをかけて投資をする気にはなりません。
後半は副業の紹介になりますが、高齢化が進み犬の散歩などのあたりまえのことも代行産業になってきそうだなと感じました。
長期投資に対する複利効果に対してはその通りですが、投資時期は今じゃないなーというのが個人的な感想です。
我が家の家計を照らしてみた時に
・著者の言う三大無駄遣い→クリア
・年金への姿勢→クリア
・賃貸持ち家の考え方→クリア
・保険商品への考え方→クリア
・副業への考え方→我が家には当てはまらず(生産性の更に高い所を確立しているため)
・投資への考え方→2019年現在に対してはタイミング待ち
という感じでした。まぁこういう振り返りには良いですね。変なあおりはなく、少々老後に備え過ぎで”今”が楽しくないんじゃないって思う以外は、振り返りにはいい本でした。