リトゥチャリア~秋の過ごし方~
こんこや🐐🌿
季節が進みだいぶ涼しくなってきましたね
リトゥチャリアとはアーユルヴェーダ式「季節の過ごし方」のこと。
アーユルヴェーダはざっくりと季節を6つに分けて考えますが10月下旬までは「シャラト」秋の季節と言われています。地域によって差はありますが、台風の発生が減りお天気が良く過ごしやすい気候の時期がシャラトにあたると考えていただければよいかと思います。
この時期は、昼と夜の寒暖差や夏の疲れで、心身共にお疲れが出やすい時期。これからやってくる冬の為に、夏の疲れを癒し、備えていきたい季節です。
夏の間に落ちていた消化量が少しずつあがり、食べ物がおいしく感じる季節でもあります。
美味しい旬のものを食べて、元気をチャージしていきましょう!
おすすめの食べ物
どの季節もそうですが、基本的に「旬」のものを食べるのがおすすめです。
自然な甘みのあるものは、秋に乱れる「風」のエネルギーを沈静してくれます。
たとえば、さつま芋、かぼちゃ、ぶどう、柿など。
風のエネルギーは乾燥する性質がありますが、ぶどうや柿は潤す力がありこの時期積極的に食べたいフルーツです。
柿は冷ます作用があるので、冷えが気になる方は「干し柿」がおすすめです。
また、良質な油分が豊富な魚もおすすめ。
秋鮭、サバ、ニシン、戻りガツオなど油がのってきておいしい季節です。
良質な油分は、体を潤滑に動かし、乾燥を沈め、きたる冬への丈夫な体を作るエネルギーとなってくれます。
特に、便秘や、不眠、髪や肌の乾燥、疲れなどが気になる方はぜひ旬のお魚にも目をむけてみてくださいね。
心を養う
体だけでなく、心のチャージにも最適な季節。
芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋など昔から日本では様々な秋を楽しむ習慣があるように思います。
好きなことを楽しむのはもちろん、月光浴や森林浴など、自然の美しさにふれるのもいいでしょう。
関節を動かす
涼しくなるにつれて増えていく「ヴァータ」のエネルギー。風と空のエネルギーは関節にたまる、とアーユルヴェーダでは考えます。関節にエネルギーが溜まりすぎてしまうと、関節痛として出てくることも。
座ったまんま、立ちっぱなしなど体を動かさない時間が長い場合、手首や足首、ひざなど、気が付いた時でいいので少し回してあげるとよいでしょう。風の巡りをよくしてあげる、流してあげるそんなイメージです。
最後に
冬というのは体温維持だけでとっても体が疲れる季節。生物にとって大変な冬が来る前に、元気をしっかりチャージして、夏の疲れを癒しておきましょう🌸
美味しい物がたくさんで、目移りしてしまうこともあるかもしれませんが、大切なのは「今自分はお腹がすいているかな?」ということ。
体の声を無視して食べてしまうと、せっかく上がっている消化力が落ちてきてしまうので、食べる前にちょこっと考える時間をとってみてくださいね。