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【創作の欠片】テーマ:始まりはいつも・声が枯れるまで・衣替え・どこまでも続く青い空・行かないで 計5編+雑記

【創作の欠片】始まりはいつも

「始まりはいつも雨って、歌詞なかったっけ?」
「あったような、なかったような。」
何だよ、頼りになんねぇなぁ。と言って、彼は、俺の背中を叩いた。

ちょっと力強くね?

その勢いに当てられて、咳き込み始めた俺を見て、
ごめん。わりぃ。と背中を擦り始める。
その掌から感じる熱さと優しさに、涙ぐみそうになる。

いつまでこうして、隣にいることができるんだろう。
いつまでこうして、軽口を叩き合うことができるのか。

始まりはいつも、こうでありたい。

終(本文210文字)

【創作の欠片】声が枯れるまで

声がかれるまで、叫べ。

そうでないと、空にいる君に、この声は届かない。
面と向かって言うことのできなかった、この言葉を。

誰に聞かれても構わない。
君に届けば、それでいい。

たった一言。
愛している。

終(本文94文字)

【創作の欠片】衣替え

夏服と冬服を入れ替えるように、自分が被っている何かを着替えることはできないだろうか。
半年毎に、自分も真新しくできないものだろうか。

そんな馬鹿げたことを考えていたら、隣を歩いていた彼が、上着を私に着せかけながら、笑う。

「まだ、衣替えしてないの?」

こうして笑いかけてほしかったからだ。
とは口にしないで、私は上着に残った彼の温もりを感じている。

終(本文169文字)

【創作の欠片】どこまでも続く青い空

いつか見てみたいと思う。
どこまでも続く青い空。

できれば、隣には君がいてくれて。
僕に向かって、太陽のような笑みを見せてくれたら。

僕は、きっと、「時よ。止まってくれ。」と、願うだろう。

終(本文90文字)

【創作の欠片】行かないで

貴方の夢を応援したい。
できれば、ずっと側にいたい。

そんなの無理だって、分かってる。
私は、貴方の隣にいるのには、力も覚悟も足りない。

笑って背を向ける貴方の背中に、本当はこう言いたかった。

「行かないで。」

終(本文100文字)


いつも読んでくださる皆々様、おはようございます。
今日はいい天気ですが、多分外には出かけず、家でのんびり過ごしていると思います。このところの土日は、いつもそうです。

企画参加で、クリスマスについて考えていると、別のことも考えたくなってきます。私、個人的には、クリスマスに特別な思い入れはなく、過去の記憶は残念ながらほとんど残っておらず(クリスマス問わず)、ここ数年は、クリスマスも普通の日と同じように過ごしています。ケーキ食べるくらいかな。

今年は、イブが土曜日、クリスマスが日曜日なので、土日お休みの方が多いことから、外出される方も多いのかと。予定を立てている方は、楽しいクリスマスをお過ごしください。

クリスマス繋がりで、話をしますと、高校生の頃、クリスマス短編集と称して、一冊のノートに3編、短編小説を書きました。全て手書きです。その内2編は、既にnoteに公開しました。(「永遠の親友」と「White Sweater」)できれば、もう一遍も公開してしまいたいところではあります。ただ、直しが多そうで。・・・でも来年もnoteを続けているかは未知数なので、公開できる時に公開しておいた方が・・・と悩み中。


この間、過去作を見ていたら、記憶しているよりもスキの数が減っているような気がしました。一度付けたスキを外されたのか?と思ったのですが、・・・多分スキをつけてくれた方が、noteを辞められたのかなと。
この件を調べている方が記事にして下さっていました。結果、大部分はスキをつけてくれた人が辞められたかららしいです。

noteを続けるのって、やはり大変なことなのですね。何事も、続けるのは大変なんですけどね。私が続けているのは、ひとえに書くのが好きだからと、読んでくださる方がいらっしゃるからです。

今後ともよろしくお願いいたします。

説那せつな

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説那(せつな)
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