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判断基準はこれ!成功する農家の6次産業化

みなさま、こんにちは。アグリビジネスパートナーの高津佐(こうつさ)です。

本日は、将来6次産業に取り組みたい希望を持っている農家さんの相談に行ってきます。いろんな方からお声がけいただくのは、ありがたいことですね。そこで、本日は6次産業化に対する私の基本的な考えをお伝えします。

6次産業とは

「1次産業+2次産業+3次産業」の組み合わせて(×でもOK)に取り組むことを6次産業と呼びます。1次産業は農業そのものですが、2次産業として食品加工に取り組み、3次産業の流通や小売りなどのサービス業にも積極的に取り組むことです。
この辺はウキペディア先生にでも聞いてもらえると詳しく載っていますので、詳細はお任せするとしますね。

ほとんどが食品加工業

しかし、6次産業に取り組んでいますよという事例をみると、食品加工業までで止まっていることがほとんどです。つまり、「1次産業+2次産業」までですね。
こうなると不幸なのが、流通の荒波に揉まれ、競合商品が多量にある中で差別化もできず、製造工場の稼働率が低いままに、雇用した従業員への給与支払いが続くという環境に陥るということです。

結果、投資分を回収できずに、損失を抱えたまま密かに食品加工業を閉めるという現実です。すみやかに閉めるという判断ができればまだいい方で、お金と経営者である自分自身の時間を投資し続けることも少なくありません。

6次産業化を失敗しないために①

6次産業化に取り組みたいという段階に入っている農業経営をされている方であれば、「なぜ6次産業に取り組むのか」そして、「6次産業に取り組んだ結果、何を得たいのか」をとことん考えましょう!そして、理念も大事ですが、ビジネスとして成り立つかも徹底的に分析すべきです。

6次産業化を失敗しないために②

6次産業化に取り組むと一番なくなるものは時間です。経営者であるあなたの時間がなくなります。自分自身が6次産業に取り組んでも、既存の農業経営がしっかり回る仕組みを作ってから取り組むこと。もしくは、信頼できる人が6次産業部門を回してくれる状態で始めること。このどちらかですが、例えば親兄弟親戚であっても、油断してはいけません。6次産業に取り組むということは、今までとは違う困難や壁にぶつかります。それを乗り越えるのは自分自身しかいないのです。責任を取れるのは、経営者であるあなた自身です。

6次産業を失敗しないために③

製造したい商品があれば、外注先を探して製造して、製造したものを買い取ってください。少し高くつきますが、ランニングコストがない分、傷も浅く済みます。外注で製造したものを、販売して感触を確かめてから自社製造に移行しても遅くはありません。

3次産業には取り組むべきか

正直なところ、流通や小売業に取り組んだり、カフェや農家レストランを開業するとなると、想像以上の先行投資とそれを維持する経費がかかります。よほど、自信がない限りはお勧めしません。

なので、6次産業に取り組みたいと考えている農家さんのほとんどは1次産業+2次産業までだと思います。

出来る事といえば、SNSを活用して、ネット販売でお客様に加工品を直接届ける事。ネットショップは安価で開設できるサービスもありますし、FacebookやInstagram、Twitterなどを駆使してお客様と直接つながれば、時間は掛かりますが、コストをほぼカットして商品の販売が可能です。もちろん、認知されるまでの努力やリピートをもらう努力と仕組み作りは必要です。

見逃せないのが、梱包と発送、入金確認の手間です。思った以上に手間になるので、覚悟しておきましょう。

最後に

いろんなことにチャレンジすることは、大切なことです。6次産業にチャレンジしたい農家さんを後押ししたいと考えてはいますが、想像以上に困難な道だということは忘れないようにしてください。だって、農業分野以外の競争相手と戦うことになりますからね。

行政等の支援や補助金もありますが、補助金はうまくいかなくなって他のことに使えなかったりします(当たり前ですが)。注意しましょう。支援を受けるなら、原料調達から製造、マーケティング、流通、販売まで一貫して理解している人に頼むのがお勧めです(なかなかいませんが)。いかにパッケージが素晴らしくても、商品コンセプトが間違ってたら売れないし、製造コストが掛かりすぎても利益が出ないです。

成功するには、足元を見つめて取り組み、人の何倍も勉強して、壁を乗り越えていくしかありません。

このブログを見て、6次産業化に取り組みたいと考えていたけどとか、取り組んでるけどイマイチうまくいっていないという方は、下記の公式ライン@にご登録いただき、メッセージをいただければ無料でご相談可能です。ぜひご活用ください。

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