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不妊治療ハック

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子どもが欲しいのに、なかなか授からない…。 そんな経験をしている方は、思っているより多いのです。 不妊治療を経験した私や皆さんのリアルな声をお届けします。 治療を始めたきっかけ、…
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不妊治療という出口の見えないトンネルを抜けた先には

妊活についていつも執筆しているが、 この度、結婚5年目にして、妊娠することができた。 改めて振り返りをしたいと思う。 これからの治療の参考になる方もいると思うし、私より辛い思いをしていて妬む方もいると思う。閲覧はご自身の判断でお願いいたします。 ざっくり治療経歴 2020年5月結婚 2021年4月自己流妊活開始 2022年4月不妊治療開始 2023年4月転院(引っ越しのため) 2024年5月陽性確認(hCG:1131.6) 2024年6月不妊治療クリニック卒業 治療歴

お腹は柔らかいほうが良いらしい。妊娠体質になるためのゆるめる身体づくり

出産は体力がいるので、筋トレをやろうとしたけど、実は良くないらしいピラティスを始めて半年。 きっかけはぽっこりお腹解消だけど、かつ出産には体力がいるのでそれも兼ねて通っている。 初級では物足りなくて、中級に挑戦しつつある。 私に限らず、妊活中の女性は、出産に向けて体力をつけようと筋トレを始めることがあるかもしれない。しかし、実はこの考え方は専門家からはあまり勧められないそうだ。 なぜなら、過度の筋トレは妊娠に悪影響を及ぼす可能性があるからだ。 例えば、重いウェイトを使った筋

PCOSの原因!男性ホルモンが多いとどうなる?

PCOSとは?不妊界隈にいない方のために、まずはPCOSについて解説する。 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性の生殖年齢に多く見られる内分泌系障害である。 この状態は、不規則な月経周期、過剰なアンドロゲン(男性ホルモン)の産生、および卵巣に多数の小さな液体で満たされた袋(嚢胞)が形成されることが特徴である。 PCOSは不妊の主要な原因の一つであり、また糖尿病、高血圧、心血管疾患などの代謝系疾患のリスクも高める。 診断は、臨床症状、血液検査、および超音波検査を組み合わせて

セルフラブとは?不妊治療中の女性が体と心を労わるコツ

セルフラブとは、自分自身を理解し、受け入れ、大切にすることである。 不妊治療という困難な道の中で、精神的、肉体的に自分自身をいたわることの重要性を再発見した。 30代女性で不妊治療中の私が、体に良いことを模索する過程で出会った「セルフラブ」について紹介する。 最近不妊治療界隈で血液の循環に効果的と評判の鍼灸を試してみた。初めての鍼灸は緊張したが、その後のリラックス感と体の軽さを体験し、自分自身を大切にすることの重要性を実感した。 また、体力づくりのためにピラティスを週に1

「流産が羨ましい」という歪んだ心。

一人いるだけいいでしょ。 妊娠できる確証がある。 歪んだ心の私がいる。 ライフスタイルにより悩みはそれぞれだ。 独身者は、結婚している人がうらやましい。 既婚者は、子供がうらやましい。 子持ちは、一人の時間がほしい。 自分は自分。 今を生きる。 一人の時間を楽しむ。 私には2つの軸がある。 将来のスキルアップ。 妊活のための身体づくり。 妊娠に向けて治療を始めてもうすぐ3年になる。 いつまでも自分は自分。 どんな治療も無駄と思わず、経験として心に納め、自分の歩幅で生き

毎月1回の憂鬱

毎月1回の憂鬱を知っているだろうか。 不妊治療をしていれば敏感になる時期。 排卵日と生理。 1年に12回しかない。 今までは毎月生理が来るのがだるくてしんどいものだったけど、今となっては待ち遠しくて仕方がない。 夫の機嫌を伺うのが私の役目。 仕事のストレスが不妊の原因だと半年前に退職した私。 治療に専念しなよ、と後押ししてくれた夫。 本来は感謝しなきゃいけないのに、激務で帰宅の遅い夫に不機嫌な態度で気持ちをぶつけてしまう。 「遅いよ、寂しい」 冷静に考えれば私の為に働いて

HSPが不妊治療を行うクリニックを選ぶポイント

いざ、不妊治療をしようとしてもどこへ行けば良いかわからない・・・。 私は2022年4月から不妊治療をしているが、当時はHPをみて綺麗な内装、優しそうな先生、土曜日も診療している…みたいな見た目で決めているところがあった。 今年4月、引越しを機に転院した。 通院していくうちに診療内容に不信感が募り、ここでは妊娠できない、転院したい気持ちがあったので、丁度良いタイミングだった。 1 不妊治療専門 産婦人科と一緒になっているクリニックもあるが、そこで妊婦のお腹を見るのが辛い、と感

不妊治療をやっててよかったこと

不妊治療は体力的・精神的にもしんどいことが多い。 だけど、私自身、不妊治療を受けてよかったと思える点がいくつかあるので、今回はそちらを共有したい。 パートナーシップが深まる 不妊治療は、カップルが協力して進めるべき試練の一つである。 一緒に医師との相談や情報収集、治療の選択肢について考えることで、お互いを支え合うことができ、パートナーシップが深まることがある。 男性は不妊に対しての知識が浅い事が多いのにも関わらず、男性が原因での不妊は女性と同程度の確率で起こる。男性も検査

ストレスからの解放ってやっぱり妊娠に直結する。

LHとFSHについて。 LHとは、黄体形成ホルモン(Luteinizing Hormone)のことで、下垂体から分泌されるホルモンの一種。LHは、女性の月経周期中には卵巣から放出される卵胞の成熟や排卵を促進し、黄体形成を誘導する。男性の場合には、精巣でのテストステロンの産生を促進する。 FSHとは、卵胞刺激ホルモン(Follicle-Stimulating Hormone)のことで、下垂体から分泌されるホルモンの一種。FSHは、女性の卵巣や男性の精巣で生殖細胞の成熟を促進

なぜ私は仕事を続けられなかったのか

表向きの退職理由は不妊治療に集中したい。 間違っていない。 だが、上手く両立している人もいる。 なぜ私は両立出来なかったのか。 大きな括りでいえば、精神的にどうにもならなくなってしまったからである。 人の目を気にしすぎるためか、慢性的にストレスが溜まっている状態だったとされる。 HSPの特性かもしれないが、外部の刺激を過剰に受けやすく、敏感になっていた面が多かった。非HSPの人からしたら、「そんなことで!?」と引かれるかもしれない。 働いていて、じわじわとリアルタイム