ストレスからの解放ってやっぱり妊娠に直結する。
LHとFSHについて。
LHとは、黄体形成ホルモン(Luteinizing Hormone)のことで、下垂体から分泌されるホルモンの一種。LHは、女性の月経周期中には卵巣から放出される卵胞の成熟や排卵を促進し、黄体形成を誘導する。男性の場合には、精巣でのテストステロンの産生を促進する。
FSHとは、卵胞刺激ホルモン(Follicle-Stimulating Hormone)のことで、下垂体から分泌されるホルモンの一種。FSHは、女性の卵巣や男性の精巣で生殖細胞の成熟を促進する役割がある。
正常値は日本産婦人科医会によると、月経期で
LH 1.5-7mIU/ml
FSH 3.5-10mIU/ml
とのこと。
FSHが正常値を上回ると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS=Polycystic Ovary Syndrome)となることが多い。
PCOSの主な症状は、不規則な月経、多量の生理出血、無排卵、不妊、体毛の増加、肥満、にきび、抜け毛など。これらの症状は、ホルモンバランスの異常によって引き起こされる。通常、卵巣は卵胞を成熟させるために卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌し、排卵を誘発する黄体形成ホルモン(LH)を放出する。しかし、PCOSの場合、卵巣から男性ホルモンであるテストステロンが過剰に分泌されるため、FSHとLHのバランスが崩れ、卵胞が成熟する前に卵巣に多数の小さな嚢胞が形成される。
FSHがなぜ高い数値となるのか。
腎臓や肝臓等といった臓腑の働きの低下、又はアンバランスな状態によって身体に負担がかかると数値が上がりやすい。
更にいうと、肉体的ストレス(睡眠不足や疲労)や精神的ストレスなどによって「脳に誤作動」を作ると言われている。
これを調べて、やはりストレスは妊活に直結するんだな、と納得した。
2ヶ月前の私はまさにPCOSでストレスをモリモリ抱えていた。
上司に話しかけられる度に動悸がしたり、社長宛てのプレゼンへのプレッシャーを感じたり。
仕事を辞めて少し気持ちが楽になり効果をすぐに実感した。
長年生理不順が続いていたが、ここ2ヶ月は規則的に来るようになった。
仕事を辞めた当初は「同年代はまだバリバリ働いてるのに…」、「毎日人と喋る機会が減って気持ちが落ち込む…」などと思っていたが、今私が優先する事は妊活‼余裕があるときに働く‼と思考の切り替えが出来るようになった。
PCOSを治すことは難しいかもしれないが、生活習慣の改善によるストレスの軽減はできるかもしれない。
私が実践している、またはこれから実践しようとすることはいくつかある。
・仕事の負担をできるだけ軽減する(会社に出来るだけ交渉してみる。私は失敗しました。)
・なんで私は妊娠できないんだろうとマイナス思考にならない
・運動をしてリフレッシュする
・遠出の旅行とか、資格取得とか、子供が出来たらやりにくくなる挑戦をしてみる
・趣味をみつけるか、既に趣味がある場合はそれに没頭する
不妊治療を始めたばかりの頃は「なぜ私が不妊なんだ。」「私より先に結婚した子がもう妊娠している。」と気にしてしまうことが多かった。これもストレスの一種だと思う。
でも、不妊治療専門のクリニックに通い始めると、同じ境遇の人がたくさんいて暗い道が明るくなった。
すぐにストレスをなくすのは簡単なことではないけれども、何事にも深く考えず、今ある生活を豊かにしていくことに思考を切り替えていきたい。
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