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Shopifyからのリリース最速まとめ(2020年9月29日)

こんにちは〜!Shopify エバンジェリストの河野です!

本日Shopifyから、ビッグなリリースがされました!

これはエバンジェリストとしてがんばらんと!というわけで、リリースされたニュースを最速でピックアップして解説させていただきます!
(2020年9月29日)

1.実店舗とネットショップを連携させる​Shopify POS​を日本で提供開始

Shopify POS、はじめて聞く方もいらっしゃるかもですが、実は元々Shopifyとしては持っている機能で、POS(Point of sale:販売時点情報管理)アプリを使って実店舗やポップアップショップとネット ショップを連携、在庫や売上を一元管理できるようになる機能です。商品検索、注文処理、支払い回収、レシート発 行、そしてそれらすべてのコントロールをタブレットなどのモバイル機器で行うことが可能です。簡単に入れば、スマレジさんやAirレジさんと同じタブレットPOS、というやつですね。

2020年5月にグローバルでShopify POS の最新版がリリースされたのですが、いままで正式にはリリースされていなかった(でも日本語対応してたし、普通に支えてた)Shopify POS が、正式に日本対応を果たしました!

今後は決済端末、決済会社、POSと連携するアプリベンダーさんなどが参入しやすい環境が整ってくるとおもうので、楽しみですね!

ちなみにShopify POS との連携については、コマースメディアさんの記事がわかりやすいです!↓

Shopify POSって、他のタブレットPOSと何が違うの?

一番の強みは「何もしなくても、自動でOMOが実現される」ことでしょうか。顧客情報や商品情報、在庫情報などがすべて即座に一元化されるのは素晴らしいです。特にShopify 自体でストアピックアップ機能や後日配送機能なども今年実装されたので、そのあたりとの相性も良さそうです。

ちなみにプランがLite と Proがありまして、Proは


・オンライン購入 > ストアPick-up 連携
・店舗購入 > 後日配送
・領収書カスタマイズ
・ローカルデリバリー対応
・デリバリー費用計算
・スタッフ権限管理
・Stocky Advanced Inventory Management という高度な在庫管理の仕組みが利用可能

飲食店さんなどはすぐにでも使えそうな機能が満載ですね!

日本の国内のサービスとはどこが違うの?

日本国内のタブレットPOSのアプリケーションは、やはり日本の商習慣にマッチしているという点が大きいと思います。画面レイアウトやよく使う機能など・・・1日のレジ締め機能とかも結構痒いところに手が届く仕様になっています。そして一番大きいのは「免税対応」ではないでしょうか。
日本は免税申請が必要なので、その申請用のレシートを出したりといったような手間がかかるのですが、日本製のタブレットPOSなどはそのへんしっかりやれる印象です。
Shopify 自体もそうですが、自分たちのビジネスと、お客様が求める価値にちゃんとマッチしたサービスが提供できるか、で何を使うかを検討するのが王道です!今回Shopify POSという素晴らしいプロダクトが正式リリースされたので、あらためて日本製POSと比較しつつ、みなさんの最適なソリューションを探してみてください!

2.国内で多くのユーザーを有する「JCB」「PayPay」​の導入開始で決済方法の多様化に対応

「JCB」対応!お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません笑

ついにShopify Payment が「JCB」対応しました!これは本当に待ってた笑
いままで「JCB」を追加で対応するために別の決済を導入していることが多かったので、管理が煩雑になってしまう、お客様にも混乱を招いてしまうという事態が結構ありました。それがついに解消されます・・・!多分10月から使えるのかな?最新情報入り次第アップデートします!

「PayPay」が使えるようになる!

PayPayは最近ECでの導入事例も増えてきて、僕自身もよく使っているのでこれは嬉しいです!ちなみにPayPay自体は、SBペイメントサービス株式会社のオンライン決済サービスを導入することで追加できるのですが、「楽天Pay」にも対応していて機能としても良くできています!日本国内の決済代行会社さんをそのまま使いたい、というお声は良く聞くのですが、現状決済代行会社さんで完全対応しているのはSBペイメントサービス株式会社だけなので、日本国内の決済代行会社さんを利用してShopify に移行したい場合は、SBペイメントサービス株式会社さんにお問い合わせしてみてもらえると良いかもです。

ちなみに今回のリリースとは関係ないですが、個人的に鉄板の組み合わせは


・Shopify Payment(クレジットカード・ApplePay・Google Pay)
・携帯キャリア決済
・Paidy(後払い&コンビニ支払い)
・Amazon Pay
・SBペイメントサービス(PayPay、楽天Pay)

です!これ網羅しとけば、大体OKなんじゃないかなーと。参考までに!

3.既存サイトよりShopifyストアへの移行を実現する新サービス

これは実は結構前からリリースはされていたのですが、「BASE」さんから商品情報、カテゴリー情報、注文情報を簡単に移行するためのツール がリリースされています。他カートシステムからの移行ツールは今後どんどんリリースされていくとおもうので、皆さんぜひご要望をコミュニティに上げていただけたらと思います笑
ただ、しつこいですが、Shopifyは「万能」とか「魔法の箱」ではないので、みなさんのビジネスを鑑みて、本当にShopifyが合うのかどうかを検討されてから移行を決定されることをお勧めします!

4.事業者の成長に役立つ、Shopifyの機能やサービス提供を強化

他にも素敵なアップデートが目白押しですね!これもすでにリリースされていましたが、ビッグなニュース。フルフィルメントサービス「Fulfillment by ZOZO」との連携

フルフィルメントサービス「Fulfillment by ZOZO」との連携:​事業者は「ZOZOTOWN」と自社ECサイトでの受 注・在庫・出荷をシームレスに管理することが可能。また、既存のZOZOTOWN出店事業者は、Shopifyで ネットショップを構築する場合、在庫や出荷の一元管理により、スピーディなサイト構築が期待できる。(コ ロニーインタラクティブ株式会社より提供)

さらに地味?かもだけど

複数の海外ドメインに対応
地域や国に基づいて複数のサブドメインを持つことができるようになるため、 越境販売を行う事業者にとって、より購買につながるショップの構築が可能。詳細はこちら↓

地域ドメインやサブドメインは、国や地域に固有のURLです。このようなタイプのドメインは、海外ドメインとも呼ばれます。複数の国の購入者に対して販売する場合、海外ドメインを使用すると、特定の言語でそれぞれの国や地域にオンラインストアを表示し、現地通貨で価格を表示できます。Shopify管理ドメインおよび外部サービスのドメインの両方で海外ドメインを使用できます。
特定の国や特定の地域向けにドメインを作成する場合、トップレベルドメインとサブドメインの両方を使用できます。たとえばアメリカでは、your-shop-name.comを使用して、オンラインストアを英語で表示し、価格を米ドルにすることができます。フランスでは、your-shop-name.frやfr.your-shop-name.comを使用して、オンラインストアをフランス語で表示し、価格をユーロにすることができます。このようにすることで、現地の言語と通貨によって購買体験を向上させ、海外での販売を促進できます。

Scratch Photos

先端のAI技術を駆使して商品画像の背景をワンタップで削除。商品に綺麗な背景に乗 せネットショップ用の写真に限らず、SNSでの販売などに活用可能。(​App Store​ / ​Google Play​)

Shopify はスマートフォンからも店舗管理できるのですが、このアプリ使うと商品画像の切り抜きとか加工もできちゃうから、撮影から商品登録まで完全ワンストップが実現できちゃいます。
ちなみにこのアプリは別にShopifyに使う以外にも活用できるので、使いこなすといろいろ捗りますw

テーマエディタの高速化

じみー、だけどだいじー。オンラインストアのテンプレートを編集できるテーマエディタが高速化し、よりスムーズなストア構築を可能に。さらにモバイル上からの編集体験も改善。
デフォルトだとあんまり体感できないけど、複雑なテーマとかはだいぶ早くなりそうです。だいじー!

5.フリーランス向けEC構築・運営の人材育成プログラムの提供とECに関連する仕事機会を創出

これは我々FRACTAもご協力させていただいているリリースです!
新型コロナウイルスの感染拡大を機にEコマースのニーズは急増してい ますが、リソース不足に悩む中小企業やスタートアップの事業者、特に地方企業においてはその状況が顕著であ り、DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進できないことが大きな課題となっています。そして支援会社側も常にリソースがいっぱいで、マーチャントさんのご要望に答えきれない・・・というお声も多くお聞きします。
一方で、フリーランスのクリエイターの方もECの構築などに参入したいけどどうやって仕事を進めたら良いかわからない、技術的な観点だけでなく、ビジネス的な観点でも進め方について知りたい、というお声も届いていました。
そこで、Shopify Japan 株式会社、ランサーズ株式会社、株式会社フラクタで協力し、ランサーズ登録のフリーランスのクリエイターさんに対して教育プログラムを提供することとなりました!

このプログラムは、Shopifyを理解してもらい、ECを理解してもらうことで、マーチャントさんとクリエイターさん双方の認識の齟齬をなくし、正しく素敵なECサイトをリリースできる土台を作るお手伝いをさせていただくことが目的です。

一番不幸な状況は、マーチャントさんも、クリエイターの方も、お互いに大変な状況になってしまい、結果「ECなんて、こんな大変なこともう嫌だ」となってしまうことです。これはもちろんパートナーにも言えることです。私たちは、少しでも多くのフリーランスさん、パートナーさんが安心してShopifyを使ったEC構築に専念できる状況が作られるよう支援し、マーチャントさんにとっても今後のビジネスを支える根幹となるECが健全に構築できるように様々な情報を提供し、お互いに良好な関係を築けることを支援していきたいと考えています!その第一歩がこの活動です!

多くのブランドさんが、多くのパートナーさん、フリーランスのクリエイターさんと共にShopifyで素敵なサイトを構築されていくことが、日本のブランド価値の総量を上げていくことに繋がる、と思いこの活動には全力でコミイットしていきます!

6.EC事業の立ち上げ方やオンラインストアの構築に関する講座が開設

こちらはEC人材育成を目的に、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)さんと東京フリーランス合同会社さんそれぞれがShopifyで学ぶEC講座を開設されえるというニュース!
Shopifyはパートナー起点、ユーザー起点でこういった活動がどんどん増えていくのが最高ですね!
共に9月末から順次展開されていくようです!要チェック!!

まだまだ続くよShopify リリース・・・!

今回のリリースは日本向けで、すぐに使える機能やサービスが満載だったので、今日からいろいろ試してみましょう!って感じなのですが、実はこの先にもビックなリリースが控えている(気がするw)と言えます!
Shopify Partner Town Hall のイベントのアジェンダに「Subscriptions Announcement(定期購入のアナウンス)」がッ!!!

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これは定期購入の仕組みがいよいよ公開か!?期待大です・・・!!
(ちなみに個人的な期待なので、何か知ってるとかでは全然ないですw 何も発表されなかったらごめんなさい・・・)

最後に・・・我々も負けじとアプリ開発がんばるぞっ!

というわけで、皆さん、Shopifyの最新リリースいかがでしたでしょうか?
いろいろと便利な機能が追加されるのは嬉しい一方で、我々もいろいろと頑張っていかねば!とあらためて思った次第です。


我々FRACTAでは「AppArcha」という日本製Shopifyアプリのブランドをハックルベリーさんと立ち上げてまして、主に日本で制作されたECサイトの利便性と、制作会社の構築効率を向上させることを目的としてアプリ開発を行っています。
次々とアプリのリリースを行っているのですが、今後どんなアプリを作っていったら良いか迷っていまして・・・今回のリリースに触発され(笑)今後つくっていくアプリの優先順位は、Shopifyを愛する皆さんに決めてもらいたい・・・!というわけでアンケートご協力お願いします!

みなさん、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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ではまた〜!



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