コストをかけずに集客力を高めるには 5:行列を作ることへの考え方編
私はコンテンツプランナーとして、企業・事業主の方の情報発信全般に関するご相談に対応しています。お客様は、主に従業員数20名までの中小企業経営者・広報担当者の方や個人事業主の方が中心です。
多くの人の心に「どうせ選ぶのなら、流行っている店を選びたい」という思いがあります。そのため「行列のできる店には、さらに人が並ぶ」という現象が起きます(バンドワゴン効果)。
集客力を高めるには「商品やサービスを求める人の行列ができている」ことを、うまくアピールする方法があります。ただし、景品表示法などの法律があるため、できてもいない行列をアピールすることは、してはいけません。
そこで「あえて行列を作る」という方法が考えられます。
たとえば、サロンや学習塾で魅力的なメニューを提示しながら、定員を絞ると行列はできます。極端な例ですが「毎日1名しか接客・授業をしない」としておけば、すぐに満席になります。また「空きができたらサービスを受けたい」という行列もできるでしょう。
ただし「行列を作りたいがために、サービスの提供を遅らせる」ことは、本当にお客様に貢献していることになるでしょうか?
「なる」と考えられるなら(例:利用者数を絞り込むことで、充実したサービスを提供するという方針の場合等)その方法をとればよいでしょう。
「ならない。行列を作るよりも、困っている人を助けることを優先したい」なら、対応できる限りのお客様を受け入れて、サービスの評判によって行列を生み出すという地道な方法が向いているでしょう。
なお、私のようなコンサルタントは契約時に競業避止義務が課される場合があります。そのため「ある特定の業界においては、1社のご相談にしか乗れない」という状況が生まれてしまい、結果的に行列ができることもあります。
また、一人でお客様と向き合う体制のため、対応できる人数に限りが出てきてしまいます。実は現在も、1週間先までの予定が埋まってしまい、新規のご相談は1週間待っていただかなければならない状態です。
行列が実際にできているならば、その事実をうまく、マーケティング・広報に活かしていく方法が考えられます。
先にも書きましたが、景品表示法などの法律に触れない範囲で、行列ができたことを広報に活かしましょう。
また、行列が解消してから、次の集客施策を打つのではなく、行列の動きを予測して、まだ行列ができているうちに次の施策を考えておくことも重要です。
河野陽炎へのご相談
私はコンテンツプランナーとして以下のポジショニングを意識しています。
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