売らない本を作り続けて見つけた新しい仕事の形
私は、書きためた文章をまとめて作った本をAmazonと楽天ブックスで販売しています。本を売って儲けることよりも、大切にしている目的があります。
事業内容を紹介したパンフレットや料金表、ポートフォリオなどのツールも用意していますが、これらは「ビジネス目的で会う」と初めから決まっている人にしか使えません。読み物として楽しんでいただける本ならば、旧知の友人や仕事仲間にも気軽に配れます。
また、料金表やポートフォリオをお見せする間柄の方にも、本を一緒にお渡しすると、自分の活動内容や文章のテイストを理解していただきやすいのです。
Amazonで本を販売しているうちに、いくつか面白い経験もしました。
そして、中小企業経営者様・広報担当者様の情報発信をお手伝いするコンテンツプランナーとして新しい仕事の形も見つけました。経営者様から「うちでも本を作りたい」というご相談を受ける機会が増えたのです。
ご相談をくださる経営者様は、経営年数が10年を超えている方やNPO法人として社会のための活動をされている方が多かったです。経営者様はお忙しいので、お話だけが持ち上がっても実現しないこともあります。
ただ、私としてはこんなにたくさんの方が「活動内容を1冊の本にまとめたい」という思いをお持ちであることが意外でした。
また私は、コンテンツプランナーとしての立ち位置で、企画立案や原稿のチェックなどをお手伝いする方法を考えていました。でも、経営者様や広報ご担当者様からは「お金はかかっても、インタビュー取材や原稿執筆まで担当してほしい」というご希望のほうが多いことにも驚きました。
考えてみれば、現在ある仕事の上に、原稿執筆の手間暇をかけるというのは、よほどの思いがなければ難しいことです。ヒット本を作って稼ぐという目的ではなく、営業ツールとしての本となればなおさらです。
私自身が、売らない本づくりを通して多くの学びがあり、その学びをコンテンツプランナーとして活かしてきた経験があるので、今後もできる限り、本づくりのご希望がある経営者様をお手伝いしたいです。また、仕事として始めてからお客様のニーズが見える場合もあるので、それらの点を仕事のやり方に反映して、より良いサービスを作り上げていく予定です。
おまけのような話なのですが、Amazonや楽天ブックスに本を置いていると、まったく見ず知らずの方がご購入くださることもあります。そして、本を読んで仕事をご依頼くださった方も実際にいます。食事に一緒に行ったり、資格試験の情報交換や勉強をすることもあります。
このようなお客様は、本を購入する段階で河野陽炎という人間に興味を持ってくださっており、本の代金も払ってくださっています。この点が、マーケティング上とても重要です。
一度でも、河野陽炎という人物に対してお金を出した経験がある人にとっって、その後さらに同じ人物にお金を出すことへの心理的ハードルは下がります。
そして、本を読んだ上でサービスを購入する人は「誰でもよいからサービスを受けたい」のではなく「河野陽炎という人のサービスを受けたい」という心理状態になってくださっています。そのため、信頼関係を構築しやすいのです。
本がマーケティングツールとして活躍してくれるという現象は、どの業界でもある程度は期待できることでしょう。私は、経営者様の望む本を作ることが仕事ですが、合わせてマーケティングツールとして役立つ内容のご提案も可能です。
河野陽炎へのご相談
私はコンテンツプランナーとして以下のポジショニングを意識しています。
ご相談は公式サイトから https://www.kagerou-prod.com/
サービス内容のページも設けました
自然に生徒が集まる教室に変える教室づくり
生徒が集まるダンス教室・バレエ教室づくり
士業・FPの方のニュースレター・メールマガジン制作