33年ぶりの新作、エディ・マーフィ主演「星の王子NYへ行く2」の簡単な感想
※以下はほぼ自分のFilmarksのページからの引用です
まさかの33年ぶりの続編。子供の頃に親しんだエディ・マーフィ達が帰ってきました(ちょっと腹が出てますが)。パラマウントの山からそのままオープニングに繋がる所もそのまんまです。作品の面白さで言えば前作に軍配が上がりますが、ファンなら楽しめるはず。
ストーリーのメインとなるのはコメディアンとしても活躍するジャーメイン・ファウラー演じる息子で、一見バカっぽいのですが彼なりに逞しくちゃんと生き抜いてきた知恵の持ち主であり、伝統を受け入れつつ自分らしさを保ち封建的な王国の価値観を変える為行動し、保守的になってしまったエディ・マーフィも彼に感化され過去の自分と重ね合わせ変化。また、前作のエディと同じく従順な女性より自分の意見を持つ女性を好む点も加えると女性の活躍が目立つ作風と合わせて少々理想的過ぎかもしれませんが今風であり好感が持てるキャラかもしれません。
個人的にはエディが30年ぶりのNYで昔と今の違いやテクノロジーに対し驚いたり悪戦苦闘する姿をもっと観たかった所。そして前作より笑える部分はちょっと少なくなった気がしますが床屋や牧師の面々は相変わらずで、終盤にはこれまたエディ扮するシンガー、ランディ・ワトソンが前作と同じ80年代当時流行った髪型ジェリーカールのままで再登場したのはウケました。
前作のランディ・ワトソン出演シーン
95年に亡くなった王妃役のマッジ・シンクレアを除き、ほぼ前作の主要なキャラが登場し、そこにウェズリー・スナイプスやチョイ役でモーガン・フリーマン、息子の母役で強烈キャラのレスリー・ジョーンズ等が参加。前作一瞬だけ登場したゾウのババールも成長して一応出演してます。
前作の象のババール出演シーン
音楽も充実しており王子だけに(?)プリンスの「Gett Off」がカバーされたりR&Bグループのアン・ヴォーグ、女性のラップグループのソルト・ン・ペパ、そして大御所グラディス・ナイトが大ヒット曲「Midnight Train To Georgia」を「Midnight Train From Zamunda」と替え歌にして登場。エンディングにはジョン・レジェンドも。
そしてウェズリーの国のシーンで「ダンス・ダンス・レボリューション」らしき筐体が一瞬登場しているのが日本人としては気になる所。これから観る方は是非チェックしてみて下さい。