うつ病を乗り越えるための日常生活改善ガイド ~80歳の私が実践してきた方法~
第2章:バランスの取れた食生活の実践
みなさん、おはようございます。今日は、うつ病からの回復に欠かせない「食事」について、私の体験をもとにお話ししたいと思います。
食事とメンタルヘルスの関連性
・うつ病患者の増加と現代の食生活の変化
・ うつ病患者が増加し始めたのは、食生活が大きく変化した頃と重なってい ます。
・ 加工食品の増加、食の欧米化など、私たちの食卓は大きく変わりました。
・ 「うつは心の風邪」という表現の問題点と安易な薬への依存
・「うつは心の風邪」という表現は、うつ病を軽視し、安易に処方薬に頼る風潮を生んでいます。
・しかし、薬の常習性が回復を遅らせる可能性があるのです。
・ うつ病には原因があります。その原因を取り除くことが大切であり、安易に薬に頼るべきではありません。
・ うつ病の原因の一つ、生活の不安
・ うつ病の原因の一つに、経済的な生活の不安があります。
・ 公的機関をもっと利用して、手厚い支援を受けられるようになればいいのですが。
うつ病改善に役立つ食事のポイント
・ 甘いものを控えることの重要性
・ 砂糖は、身体に大きな負担をかけます。
・ 砂糖の過剰摂取は、うつ病の症状を悪化させる可能性があるのです。
・ 甘いものを控えることで、体も心も軽くなっていくでしょう。
・ 自然の食材を選ぶ
・ 加工食品ではなく、自然の食材を選ぶことが大切です。
・野菜、果物、全粒穀物など、体に優しい食材を中心に食事を組み立てましょう。
・「まごはやさしい」(豆類、ゴマ、海藻、野菜、魚、芋、きのこ)を意識して取り入れるのもおすすめです。
・ ゆっくり、よく噛んで食べる
・ 食事は、ゆっくりと、よく噛んで食べることが大切です。
・噛むことで、満足感が得られ、過食を防ぐことができます。
・また、消化にも良い影響を与えます。
・小麦製品、乳製品、植物油の摂取を控える
・現代の多くの体調不良は、小麦製品、乳製品、植物油の過剰摂取と関係しているかもしれません。
・1945年以前と比べ、これらの食品の摂取量は大幅に増えています。
・これらを控えることで、体調不良から解放される可能性があります。
私の体験:食生活の見直しによる効果
・ うつ病真っ只中の頃の食生活
・ うつ病の最中は、食べることにも興味が持てず、不規則な食生活になっていました。
・ コンビニ食やインスタント食品ばかりで、体も心も疲弊していました。
・ 食生活の改善と回復
・食生活を見直すことから始めました。
・自炊を心がけ、新鮮な野菜や果物を取り入れるようにしました。
・玄米、野菜、海藻、発酵食品など、「まごはやさしい」を意識して食材を選びました。
・白砂糖の代わりに、蜂蜜や甜菜糖を使うようにしました。
・少しずつですが、体の調子が良くなっていくのを感じました。
・現在の食生活
・今では、自然の食材を中心とした、バランスの取れた食事を心がけています。
・玄米、野菜、海藻、発酵食品など、体に優しいものを選んでいます。
・食事は、ゆっくりと、感謝の気持ちを込めていただくようにしています。
食事は、私たちの健康の土台です。うつ病からの回復を目指すなら、まず食生活を見直すことから始めてみませんか? でも、そこで大切なのは、何か特別なものを取り入れることではありません。お金をかけるのではなく、むしろ体に負担をかけるものを減らすことで、お金がかからなくなる。それが真の健康的な食事なのです。
最近、人口減少が話題になっていますが、同時に病人が増えているのは異常な状態です。私たちは、どこか判断の基準がずれた生活の中にいるのかもしれません。日々の忙しさに追われて、立ち止まって考えることも難しいかもしれませんが、少しの間でもテレビを消して、自分の心の声に耳を傾けてみてください。
むしろ、日々の食事から、体に負担をかけるものを減らしていくことが重要なのです。加工食品や精製された砂糖、添加物の多い食品を控え、自然の食材を選ぶ。そんな小さな変化の積み重ねが、体の中から少しずつ変化を起こしていくことにつながります。
サプリメントや特別な食品に頼るのではなく、日々の食事を見直すことから始めてみませんか? 心の回復は、体の健康から。そんな思いを込めて、私は食生活の大切さをお伝えしました。
みなさんに、食事の本当の意味が伝わりますように。次回は、「運動」について、お話ししたいと思います。お楽しみに!