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住職との対話から見えた新年の決意



はじめに

新年の第1回目の放送となりました。
あけましておめでとうございます。
今年も放送をよろしくお願いしたいと思います。
放送を聴いてくださっている皆様には、いつも心より感謝申し上げます。

今日は新年1発目の放送として、今日あった出来事についてお話ししていきたいと思います。
実は、とても重要な話し合いがあったんです。

住職との対話

今日あった出来事、それは現住職である兄と、今後のお寺についての話し合いでした。
兄としては、蓮城院を現状維持の形で運営し、特に大きな動きもなく、だんだんと静かに閉めていくような形にしたいという考えでした。

「このまま静かに終わりを迎えていくのが、一番いいんじゃないか」

そんな兄の言葉に、私の中で何かが動きました。
私はそこで生まれ育ち、また仏教を預かる身として、そのような考えに賛成できませんでした。

そこで、
「であれば、私が住職を交代した方がいいのではないか」
と申し出たのです。

兄からの厳しい指摘

ところが、意外な指摘を受けることになります。
「蓮城院に対する実績が、住職を任せるには不十分だ」
という厳しい言葉でした。
お寺を本当にやっていく覚悟があるのか、と真正面から問われたのです。

兄はサラリーマンとしての経験から、経営的な視点で具体的に語ってくれました。
たとえば、お寺の収支が適切に管理できていない現状、仏教離れや過疎化が進む地域性を考えると、無理して継続していく必要はないのではないか。

そして、私の活動による具体的な数字としての成果が見えないという指摘は、とても痛いものでした。

私なりの思い

正直に申し上げると、その場で強い悔しさを感じました。
私なりに精一杯やってきたつもりでしたし、それは兄にも伝わっているものと信じていたからです。

兄からは
「現状のお寺を頑張って盛り立てるより、ある程度収入の基盤が確保されていて、なおかつ跡継ぎがいないお寺を探した方が、君の人生としては現実的じゃないか」
という提案もありました。

確かに、生きていく面で見れば、そちらの方が簡単で現実的かもしれません。

でも、同時に考えたのです。
「果たして、本当にそんなことをやりたくてお坊さんになったのかな」
と。

私は、やはり苦しんでいる人を助ける場所として、また自分が生まれ育ったこの蓮城院というお寺を守っていきたいという思いが強くあったのです。

新年の決意と具体的な行動

この対話を通じて、今年取り組むべきことが明確になりました。
兄にはその場で
「覚悟はあります。そのために、サラリーマンも辞めたんです」
と伝えましたが、実績の少なさから、いぶかしげな目で見られていました。

そこで決意したのです。
今年は蓮城院の収入を上げることに全力を注ごうと。
兄に信用されていない悔しさもありましたが、それ以上に、この決意は私自身の覚悟の証でもありました。

具体的な行動計画として、以下のようなことを考えています。

まず、永代供養の建立を計画し、お寺の基礎的な収入を確保します。
蓮城院は非常に小さなお寺で、お檀家さんも少なく、正直なところ超低空飛行での運営状態です。
これは、早急に改善していかなければなりません。

また、私個人の活動として、音声配信やSNSを活用した仏教の普及活動を強化します。
たとえば、講演会、座禅会、精進料理会など、私の持てる技術とスキルを活かした体験型イベントを充実させていきます。
お寺でしか体験できない特別な時間を、より多くの方々に提供していきたいと考えています。

さらに、noteでの有料記事の展開や、Udemyでのオンライン講座の開設など、新しい形での収入源も模索していきます。
現代のテクノロジーを活用しながら、伝統的な仏教の教えを伝えていく。そんな新しい挑戦も始めていきたいと思います。

このように、リアルな場とインターネットの場、その両方を活用しながら、着実に実績を積み重ねていきたいと考えています。
たとえわずかな収入であっても、それを確実なものとし、お寺の収入として積み上げていくことで、私の実績として形にしていきたいと思います。

これからの展望

これらの活動を通じて、少しずつでも収入を得ることで、私の実績を積み重ねていきたいと思います。
同時に、お寺の収入としても活用し、兄にも安心してもらえるよう努めていきます。

もちろん、簡単な道のりではないことは重々承知しています。でも、一歩一歩、着実に前に進んでいくことで、必ず道は開けると信じています。

おわりに

この記事を読んでくださった皆様、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
今後、具体的なイベントや講座などの情報も、随時発信していきたいと思います。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひご参加いただければ幸いです。

皆様からのご支援とご参加を、心よりお待ちしております。

蓮城院副住職 コウブン

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※この記事は音声配信の内容を文字起こしし、加筆修正を加えたものです。

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