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【愛着・AC 克服記録】Part 1 辛いことへの気付き ー 愛着障害との出会い

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「ながらで克服!」〜愛着障害・アダルトチルドレンを克服した中の人の話〜
#001 愛着障害の「ながら克服」始めます!
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#002 若い頃の失敗談~「愛着障害」に出会うまで (Part 1 解説)
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(2018.10.08 愛着障害・アダルトチルドレン克服用アカウントの開設)
(2018.10.12 Twitter より推敲・再掲載)

1-1. 前置き


 愛着障害と、アダルトチルドレンの区別が付き、「何が問題か」の理解が進んだ現在の自分から、「辛いことの気づき」から「愛着障害との出会い」までを振り返ってみる。
 何かわからないけど辛い、苦しいことに苦しい、という人の悩みの参考になれば幸い。

(再掲載注: この記録の執筆を始めた時は、ほぼ絶望に到達していた。よくここから、生還できたと思う)

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1-2. 高校卒業から大学進学 ― 自己診断の精神疾患



 辛さに気づいたのは大学進学後の18-19歳。発端は、「人付き合いが怖い」、「新しい環境に馴染めない」という漠然とした、しかし拭い去れない不安だった。考えてみれば当然で、高校までのムラ社会では、「強制的に与えらた環境 (家族・クラス・部活等)」に適応できれば生存できた。もちろん思い返せば、仲間の輪に自ら入っていく力は皆無だったのだが、幸運にも「僕みたいなダメなやつ」とフラットに接してくれる変人 (= 神様みたいな人) と運良く巡り会えた。その人を起点とすることで、僕はクラス・部活などに曲がりなりにも所属できていた。そんな掛替えのない友人と高校を卒業して離れてしまえば、孤立が待っているのは必然だった。
 辛いと感じた僕がした行動は、ネットで「対人関係 怖い」「友達 作れない」などの言葉の検索。そこには、「発達障害」、「境界性パーソナリティ障害」、「うつ」 などの言葉が溢れていて、色んなチェックリストで軒並み高得点を叩き出す "優秀" な自分がいた。
 しかし、こうゆう "診断" に一瞬は救われるけど、すぐに「今、自分が辛いのは、対人関係の努力が足りないからで、病気に逃げるのは甘えに過ぎない」と考えるようになった。こういった自己否定の気持ちは、中学・高校の頃から癖としてあったが、辛さを感じてからは激烈に強まった。


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1-3. 初めて心療内科を訪ねる


 僕が限界に達したのは、たしか23歳頃だった。 その時はもう、生きていること自体が辛すぎた (生命を脅かす現実的に切迫した何かがあったわけではなかった。ただ、精神がもう、持たなかった)。僕は人生で初めて心療内科に行った。おそらく、自分が「うつ」 で「発達障害」で 「精神疾患」を抱えていると思ったから
 精神疾患を専門としている心療内科の医師ならば、きっと僕を救う素晴らしい治療を施してくれる!と期待した。その治療を期待した僕は、生まれてこの方、なぜか生きづらい、他人の目が気になる、、、医師に自分の苦しさを淡々と伝えた。
 返ってきた言葉は「んー...そうゆうのは、薬では治らないから、うまく付き合っていくしかないですね」
 その心療内科には、二度といかなかった。


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1-4. 恋愛、はじめました ― 愛着障害との出会い


 暗い話ばかりも嫌なので、華のある話も触れてみたい。僕みたいな人間でも、一応彼女ができた時期もあったりした。そうゆう時は「僕の人生、ピークきた!」かと思うのだが、1-2ヶ月ですぐ終わる、 なぜか、人がすぐ、離れていく。だから、いまだ、童貞だ。その、理想と現実の落差にさらに苦しんだりした (こう考えると、彼女ができた瞬間がピークなのは、正しい)。

 そんな折に、「この人に好かれたい!」という人に出会う。26歳の春だった。やっぱり、人生の歯車が動き出すきっかけは、恋だ

 とはいえ、その相手はみんなから好かれる明るい人 (僕のような人にもフラットに接してくれる、女神かと思った)。 一方、自分は、コミュ障、うつまがい、発達障害まがいで、人生が詰んでた。それでもなんとかこの病を治したい、という一心で、ひたすらネットで調べた (結局ネット頼りなのが社会性の貧弱さを示していて、寂しい)。

画像1

(画像転載許諾済。「岡田尊司『愛着障害の克服』/光文社新書」)

 そこで僕の目に飛び込んできた本があった。

岡田尊司著「愛着障害の克服」 (amazon Kindle 842円)

 すぐに amazon で購入して読み通し、自分の苦しみの原因はこれだ! と気づいた。この時点での認識・理解は、今と比べるとかなり稚拙だし、新しく知った概念 = "真実" とすぐに飛びついてしまうのは、こういった心が困っている人の、かなり悪い癖だ。でも、この時の判断は、正しかった。

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Part 2 「26歳 2度目の心療内科

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