人間関係が難しい。B型生活一年にして思うこと。
イラストは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。一目見て作者の優しさが伝わってくるようで、毎日の生活も、こんな風になれればいいのになぁと思います。
もう一年が経ちました
正確には一年と三ヵ月ですが、ゆっくりと文章を書く時間も、丁寧に言葉を選ぶ余裕も、全くありませんでした。
やっと落ち着いてきたので、一年を振り返りたいと思います。
振り返ると何もない
振り返りと書いて振り返ると、特にこれといって、ない。毎日、必ず何かがあるのですが、大きなことはありませんでした。
というわけで、細かいことを書くことにします。
スタッフさんが入れ変わる
あまり望ましいことではないですが、スタッフさんが少し、いや、かなり、入れ替わりました。
中でも、最初からわたしの担当で、とにかくお世話になった人が、転勤してしまいました。
とある会社が運営している、B型のひとつがふわふわです。だから、別のところに行ってしまうこともあります。でも、ずっと、
「わたしはここに居られますよん」と言ってくれていたので、移動は衝撃でした。
繊細なB型さんとの関わり
就労移行にいた時には、これから就労を目指す、というくらいなので、病気も安定している人が多く、それなりの気遣いがあれば、問題なく過ごしていました。
でもB型の人は本当に繊細です。だから、うかつに声をかけてもいけない。意外にも、これがわたしにはハードルの高いことでした。
仲良きことが良きとは限らず
基本的にみんないい人なので、だから病気にもなるのでしょうが、そこそこ仲良くなった人に、思ったことをスッと言った時に、ひどく傷つけたことがあります。
いつもなら「えー、そうなん?」という感じになることでも、キレられてしまいました。でもわたしが悪いわけではない。などと思っていたので、スタッフさんにはきちんと訴えることにしました。
ところが、スタッフさんとの話し合いはほぼ喧嘩状態になりました。でも、こうりんさんが僕たちに、はっきり感情を見せてくれるのは、僕らを信頼してくれてるのかなと思って、嬉しいと思てるんですわ、などと言われました。
あらら、そうだったのね。
聞いてはいけない
以前は来ていた人が、なぜか来なくなる。これって、とても多いことです。
でも「○○さんどうしてるの?」という、軽い気持ちで言ったことが、良くない結果を招くこともある。
B型では、「来る者は拒まず、去る者を追わず」。この精神が大切なのだ、今ではそう思えます。去る者を必死に追ってしまうわたしは、慣れるまでがたいへんでした。
少しずつ、少しずつ
みんな、人間関係で傷ついてきた。だから、あまり話したくない。傷つきたくない。
わかってきたわたしは、朝の挨拶とかだけにしておきます。スタッフさんに利用者さんに直してほしいことがあって話しても、見逃してやってくれと、言われることもある。見逃せないことは頻繁にあるので、あまりにも辛い時にだけ、言うようになりました。あとは黙ってる。
すると、話せる人が出てくるもので、結果、同じ人とばかり話すのですが、それが一番いいと今は思います。同じ空間にいて話さないのは、なんだか妙なんですが。
少しずつ、焦らず、接点を持てるようになれば、いいのではないかな。あるいは、特に接点もなく同じ空間を共にする人として尊重すればいいのかな。
地味ですが、大切なことが、少しわかった一年目でした。