「子どもが教育を選ぶ時代へ」読書まとめ【N高から大学進学】
最近、noteでも読者が多い野本響子さんの著書「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んだのでその感想をまとめてみました。
世界の教育事情に詳しく、マレーシアで自分のお子さんの学校選びの経験もある野本さんの言葉は説得力溢れています。
私の息子も国際バカロレア(IB)のカリキュラムに基づくインターナショナルスクールに小学6年生まで在籍していたのでIBの理念など懐かしいと思う部分もありました。
息子は、インター→私立中高一貫校→通信制高校へと色々な変遷があったので一貫性なくてダメだなぁと思っていたのですがこの本には逆に子供の状況により学校を変えていいということが書かれていて励まされました😭
この本で私が刺さったことは次の3つです。
1. 日本の教育は今のままで大丈夫なのか
知識を授けるから知識を疑う教育に移行できていない。21世紀型の4つのCであるcritical thinking, communication, collaboration, creativityを身につけるような教育に転換したくても入試制度や日本企業の採用基準が「知識を疑う」人材を評価できていないので改革が足踏みしている。
2. 英語ができるだけで広がる学びの範囲
海外移住しなくても英語ができれば英語で提供される良質な教育リソースがネットでたくさんある。YouTube教育チャンネル、TED-Ed, カーンアカデミーなど無料で学べるものも多い。日本語学習コンテンツもあるが英語コンテンツははるかに多い。
3. 誰にでも合う完全な教育は存在しない
人はすぐに何が1番良い教育法なのか求めがちだが結局は子供それぞれ違うようにその子供にとってベストな教育はそれぞれ異なる。海外の方がのびのびできる子もいれば海外の環境では萎縮してしまい日本の環境の方がしっくりくる子もいる。また成長の段階で合うものも変わるので様々な選択肢があり、いつでも変更できるシステムがあれば良い。教育の選択肢が多いと悩みも多いが子供が悩みつつ「教育の責任を取ること」そのものが教育。答えのない問題に取り組み、自分の関心事に没頭する子供を親は見守るしかない。子供の学びの特性を見極めておくと学びのスタイル選択に役立つ。
常に様々なことをアップデートしながら挑戦することが求められる世の中では、親の私も慣れ親しんだことを手放して新たなことを学び続けていかなくてはと痛感させられました。最近職場のデジタル化に伴うオンライン研修が沢山あり苦戦しております😱
息子の高校生活もあと僅か。新しい学びの場でどのような出会いと学びに恵まれるのかな🌸
今回も最後までお読みいただきありがとうございました😊
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