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リベラルアーツ=自由に生きるための思考技術【N高から大学進学】

トップの画像は、最近訪れた奄美大島大島の海です🏖 ターコイズブルーの海と満天の星空に感動しました💕奄美の黒うさぎにも出会えました!

さて、最近色々な大学で増えている国際教養学部ですが、上智大学の例でいうと英語名はFaculty of Liberal Arts (FLA)です。

このリベラルアーツって何を学ぶの?教養って何のこと?と私も思っていたのですが息子の入試を通じて色々知ることができました。

リベラルアーツの歴史

リベラルアーツの学びは、新しいものではなく古代ギリシャやローマ時代に遡ることがでます。人間を束縛から解放し、自由(liberal)に生きる手法(arts)を獲得するものです。
13世紀にヨーロッパで初めての大学ができた時にローマ時代の自由7科(文法・修辞学・弁証学・算術・音楽・幾何学・天文学)を基本にカリキュラムができたそうです。
その後ヨーロッパからアメリカへリベラルアーツ教育が伝わり、アメリカ経由で日本の大学に取り入れられました。

なぜ今リベラルアーツが注目されるのか?

現代社会の問題は複雑かつ変化の速い環境に大きく左右されます。身につけた専門知識だけでは解決しないことも多く、今までの解決策も専門知識や技術もテクノロジーの変化などで使えなくなることも多くなっています。また、複雑な問題解決には、多角的なアプローチが必要です。


例えば昔は得られなかったような専門家の知識や情報が今はインターネット上でうまく探せば見つけられます。知識を持っているだけでは優位性を保つことができません。世の中の課題を自分で見つけて様々な角度から分析し、異なる知識を活用して解決策を探る力が求められています。
そのためにも自分自身の「考え方の根っこ」を育てなくてはなりません。それを育てるのがリベラルアーツ教育だと思います。

ディスカッションが重要

リベラルアーツ教育で重要なのはディスカッションです。知識を吸収するだけではなく自分の中で消化して自分の意見を述べるところまで求められます。
グループワークやプレゼンテーションも行われており、自分の考え方を他人に伝える訓練をしっかりとおこないます。

リベラルアーツを知るための本

📕リベラルアーツという波動: 答えのない世界に立ち向かう 国際基督教大学の挑戦 | 辰彦, 伊東, 泰則, 森島 |本 | 通販 | Amazon

ICUはリベラルアーツ教育で知られていますが大学の雰囲気が伝わる本です。ICU志望の方は読むと良いかも。

📘リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版 (ディスカヴァーリベラルアーツカレッジ) | 瀬木 比呂志 |本 | 通販 | Amazon

リベラルアーツをどのように学ぶのかについて書かれている本です。著者の幅広い教養に圧倒されます。五感を使って学ぶことの重要についても書かれています。

📙自由になるための技術 リベラルアーツ | 山口 周 |本 | 通販 | Amazon

巨匠たちとの対談で構成されている本。
ポストコロナ時代を考えるというタイムリーな話題も入っています。

まとめ

国際系大学の入試では、「なぜリベラルアーツを学ぶのか」を聞かれることが多いです。国際系大学受験生の皆さんは、自分なりの理由を見つけておくといいかもしれませんね。

それぞれの大学のホームページにも各大学のリベラルアーツの学びについて書いてあるので志望校のものは読んでみてください。

次回は、上智大学国際教養学部で出たリベラルアーツに関する過去問と解答例を掲載する予定です。乞うご期待。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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