たまごは生命力の塊【食べ過ぎが悪いのは昔の話】
どうも、KOUです。
今回はたまごの話をしたいと思います。
■食べ過ぎが悪いのは昔の話?
たまごは食べ過ぎたらダメという話を聞いたことあるでしょうか?
これはコレステロール値が高くなってしまうからとされています。
これまでは厚生労働省がコレステロールの摂取基準を男性750mg、女性600mg未満としていて、標準的なサイズのたまごが1個あたり200~240mgのコレステロールを含んでいるため3個以上食べるとそれだけでオーバーするレベルでした。
しかし、2015年に厚生労働省が以下のような文章を出しました。
コレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの、目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量の算定は控えた。
いやいや、今までの基準はどういう考えで算出していたんだと突っ込みたくなるものです。
そもそもコレステロールは体内で作られるのですが、食事で摂ったところで影響を与えるレベルではないんです。
ちなみにコレステロールが過剰なことでのリスクはよく言われていますが、もちろんコレステロールは不足してもリスクがあり、むしろ低い方がリスクが高いんです。
過不足はどちらもよくないわけですね。
■たまごのスーパーエネルギー
たまごは準完全食と言われています。
完全食というのが必要な栄養を全て含んだ食事のことですが、準完全食はそこから何かが欠けたものです。
たまごでいうと食物繊維とビタミンC以外の栄養素が含まれています。
(ちなみに自然なもので完全食はありません)
ただ、上記は全卵(卵黄+卵白)の場合です。
そして、調理法も関係していて熱に弱いビタミンAやKなどは量が減少しますので生が一番いいです。
(といっても卵かけご飯だけではしんどいと思うので、熱を加えた卵にサラダなどをプラスすることで食物繊維等も補えて◎です)
また、卵を割った時に下の写真のような変な白いひものようなものがついていることがあると思いますが、この部分はシアル酸という栄養が含まれています。
このシアル酸には、免疫力向上と美肌、育毛に効果的なのでやはりたまごの中身は全部食べるのがオススメです。
栄養価の高いたまごですが、考えてみれば納得で無精卵といってもヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持ち合わせているわけです。
そのため、人間の身体を作るのに必要な栄養もしっかりと備えているわけですね。
■たまごの豆知識
たまごは殻に入った状態というのがシールドに守られている状態となっています。
そのため、賞味期限がたまごに設定されていますがこれは殻があって生卵として保管している状態での賞味期限です。
もしスーパーから帰る途中でヒビが入ってしまっていたらすぐにそのたまごを食べるのがいいでしょう。
火を通してゆでたまごにした場合も2日以内に食べてしまうのがいいです。
また、たまごは複数個で買うのがほとんどだと思うので賞味期限が切れてしまうこともあると思います。
この場合も1週間程度であれば十分に火を通すことで食べることができるので捨ててしまわなくても問題ありません。
◆まとめ
たまごは食べ過ぎるとよくないと思われがちですが、それは昔の基準から言われているわけですね。
とはいえ「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があります。
毎日1個食べるくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。
では。