防災グッズ|もちもの備忘録
能登半島地震で被災された方々がどうか、一日でも早くあたたかく安心できる日常を取り戻せますように。
ゆらゆらと、なんだか気持ちが悪くなるような揺れだった。
ベッドの上で胡坐をかいて、ベビーを膝に抱いているときだった。最初にあの焦りを掻き立てるような緊急地震速報のアラート音がけたたましく鳴り響いて、それから数分後。
揺れはとても長く感じた。
周囲の安全を確認し、他に移動すべき場所もなかったので、ベビーをぎゅっと抱きしめたまま同じ姿勢でじっと揺れが去るのを待った。
福井に住むいとこにLINEを送ったら、全然既読がつかなくて不安になった。南海トラフとか首都直下地震とか富士山噴火とかいろいろ言われているけれど、どこかでやっぱりわたしは「きっと大丈夫」と油断してしまっているんだと思う。「自分の身に起こるかも」と思ったら不安の渦に飲み込まれて苦しくなってしまうから、考えないようにしたいんだと思う。
しかし、その場凌ぎに蓋をするのはあんまり得策じゃない。ありうべき未来を見据えて、最善の備えをしよう。
その後いとこからは連絡が入って、親族みんな無事だったとのこと。ああ、よかった…。
腕の中のベビーは、お腹いっぱいになって満足そうに伸びをしている。大きくあくびをして、ウトウトと瞼を閉じる。そう、蓋をして安堵している場合ではないのだ。
今回は「もちもの」という視点から、避難時に持っていく荷物について考えてみることにする。
避難をするということは、家の中での生活がもはや安全ではない状況ということだ。行先は地域の避難所。家に戻れる(あるいは仮住まいに移る)日まで避難所生活を送るために必要なものを、必要なそのときに持っていける形で用意しておかねばならない。
基本的な装備は次のとおり:
抱っこ紐
いつも使っているベビービョルンのベビーキャリア。ここにベビーを入れて避難する。サブのコニーの抱っこ紐も持てるならば一緒に持っていきたい。
スニーカー
安全に避難することが第一優先。普段からスニーカーを履いているので、それをそのまま使用。
リュック
仕事で宿直をしていた頃に使っていた大きめのリュックを非常持ち出し用にして、玄関の靴箱にしまってある。ここに入れられる量が現実的に運搬可能な量だと思うので、優先度の高いものから入れていく。
もし余裕があったら持っていきたいものたちが以下(かさばる、別の場所に置いてあるなどの理由で上記リストからは除外した)。
・お薬手帳
・さらなる飲料水、食料
・着替え
・毛布
・ヨガマット
○ウォータータンク
スマホショルダー
これは普段使いしているもの。
ベビーバッグ
こちらもベビー連れでおでかけするときに使っているもの。毎回おむつを補充しているとはいえ半日分ぐらいにしかならないので、避難時にはこれに加えて持てるだけおむつを突っ込んでいく。
以上が現時点でのわたし的防災グッズ(持ち出し用)の最適解。
箇条書きで○がついているのは、これから買い足していくものだ。
手回し式ラジオ(もらいもの)はあるのだけど、かなり古い型のものらしく充電ケーブルが刺さらない。謎の小さくて丸い差込口があるんだけど、それに合うケーブルが存在しないので意味なし。せっかくなのでちゃんと充電できて、かつラジオの音が鮮明なものに買い替えようと思う。
ちなみにライトもついているが、懐中電灯はリュックにしまい込むよりベッドサイドに置いておくのが賢明だと思うので、新しく買う予定。無印良品のものを狙っている。ナイトライトとしても活躍の予感。
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