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“任せる”とは、前向きな過干渉?
まだまだ私の子供は小さく、教育ということを強く意識することはないのですが、子育ての中でこれは大事にしておきたいなーという心構えみたいなことがあります。
それは“任せる”ということ。
でも、よく考えるとそれは、
子と親
生徒と教師
部下と上司
という関係の中での心構えのようにも思えました。
だからこそ、自分はどちらの立場にもなりえるんだ!ということでもありますし、“される側”でもあり、“する側”でもあるということを踏まえて、どちらの立場でも、こういう姿勢でいたいなーということをメモしておきたいと思います。
と書いていますが、組織論とかで言われるマクロマネジメントとマイクロマネジメントの自分なりの整理と言った感じですので、特別新しいものではありません。ということを前置きにして…
“任せる”ということを考えるにあたって、私の整理では4つの立場に分けて考えます。
A、前向きな非干渉
→信じて任せる 信頼 寛容 自責(任せるというのは責任を引き受けるということ)
B、後ろ向きな非干渉
→触らぬ神に祟りなし 放置 放任 他責(自分とは関係ないと考えることは責任を引き受けないということ)
a、前向きな過干渉
→ 必要な時にしか関わらないが常に近くで見守っている。自立・自律的な思考の助け。協調的 建設的 補助的
b、後ろ向きな過干渉
→ずっと側にいて、監視し介入する。考えの押し付け。 独善的(自分が正しい) 支配的 非信頼 非寛容
ということで、
心がけたいのはAとa!
大事なのは、前向きに関わらないことと、前向きに関わることのバランスということ。まとめると、小さな失敗や挫折は受け入れ干渉せず、信じて任せる。だけど、本当に助けが必要な時を見極め、しっかり見守りながら助けるところは助ける。
ということ。
一方これはしたくないなーというのが、Bとb!
任せていると言いながら実は完全に放置し責任から逃れている。とか、あなたのことが心配なんだ!と言いながら実は独りよがりで自分の考えを押し付けているだけになっている。とか。そもそもこのbというのが“任せない”ということですね。これらのことは、言葉にすると「そんなこと当たり前だ!」と思うようなことですが、知らず知らずにやってしまいがちなことのように思うので、気をつけたい。
そして、最後に、その間の立場があるかなと思います。
任せると言い放置するが、失敗した時にはちゃんと助けてあげて、責任も引き受けるということ。これは悪くないかなーとも思うのですが、もしその失敗がとてつもなく大きな失敗になってしまったら?失敗しても責任を取ると言いながらも、大きすぎる失敗は肩代わり出来ないものもあるかもしれない。もしくは責任を肩代わりして、一件落着という落とし所を見つけたとしても、周りがいくら大丈夫と言っても、失敗した本人は責任を肩代わりしてもらい迷惑をかけてしまった!という深い心の傷を負ってしまうかもしれない。だから、ケースバイケースかなと思うのです。
結果、私はやっぱりAとaの心がけを忘れずに、前向きに非干渉と過干渉が出来るバランス感覚を身につけたいな、と思うのです。