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4年ぶりの海外は、幼馴染と台北へ
台北に行ってきた。海外に行くのは、2019年3月に行ったニュージーランドへの旅以来の4年ぶり。
そして今回は、幼馴染の友人と共に旅をした。どれほど前に話していたかもわかからない、「いつか一緒に海外旅行をしたい。」という願い。
お互いのいろんな状況が重なり、今なら叶えられると思ったので、出発日まで1ヶ月ない中、勢いでチケットを取った。
「海外に行ける」その事実だけでもう本当に嬉しかった。どんな服を着よう。どんなカメラを持っていこう。どこに行って、どんなことをしよう。そう考えている時間も充実したものだった。僕はバックパックを、琢磨はカメラのレンズを新調した。
Day.1 東京から台北。そして夜市へ。
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あっという間に来た、出発当日。新宿駅から成田エクスプレスに乗る前に、NEWMAN新宿で行われていた展示「君がいたから生まれた写真」を観る。
もう観るのは2回目だけど、旅をする前に観ているとまた異なる印象を感じた。特に大好きな旅人でもある古性のちさんの写真を観ていると、「これから待っている新しい景色を、五感で存分に味わおう。」という気持ちにさせられた。幸先の良いスタート。
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成田空港も久しぶり。空港の浮き足立った雰囲気が大好きだ。
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夕方頃に桃園空港へ到着。直通のMRTで台北駅へ向かう。窓から見る景色が新鮮。曇りだけど、明るい空。独特な色をした空の中、ビルや山が通り過ぎていくさまを眺める。
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台北駅を出て、ついに街へ。降りた瞬間、「わ〜」と声を出した。同時に口元も大きく緩んでいたと思う。
海外だ、まぎれなく海外だ。
日本では感じない匂い、大量のバイク。熱帯の木々とギュッと詰まった古い建物。身体で感じる新鮮な情報に気持ちが昂る。
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この瞬間を思い出しているだけで、泣きそうになってきた。そうだそうだ、海外に来るのって、こんなに高揚するものだった。
そして今回は1人ではなく、ふたり旅。この高揚を分かち合える楽しさがある。目に入るいろんなものを指差しながら、「あの景色良くない?」「あれなんだろうね。」「わー楽しい〜」などと話しながら歩く。重たい荷物を背負っていることなんて忘れるくらい、足取りが軽い。
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あっという間に宿に到着。一泊目の宿は「クイーンズホテル II」。駅から10〜15分ほどと少し遠いが、古い街並みの中にあり、迪化街、寧夏夜市と次に紹介する公園へのアクセスがよく、便利な宿だった。
部屋に荷物を置いて、街に繰り出す。
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延平河濱公園
まずは、淡水河沿いの「延平河濱公園」へ。
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気持ちのいい公園。談笑する人、サイクリングをしている人、バスケットボールをしている人、屋外でカラオケをしている人。それぞれ好きな過ごし方をしていて平和な空気感。
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僕らはそこで台湾ビールの定番「台湾啤酒」で乾杯をし、川を眺めながらビールを飲んでいる人になった。海外の土地で、気持ちのいい風を浴びながら友人と飲むビールは、格別だ。自由な気持ちになる。
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少し軽くなった身体で、川沿いを歩く。
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川上に向かって少し歩くと、何やら楽しそうなスポットを見つけた。ここは「大稲埕碼頭貨櫃市集」。カフェ、屋台などが立ち並び、DJが生演奏するアップテンポの音楽が大音量で流れている。フェスのようで楽しい空気。
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公園を出て、街に戻るとあっという間に夜。夜の雰囲気もいい。
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バスに乗り、台北最大級の夜市、士林夜市へ。
士林夜市
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ひとまず腹ごしらえ!小籠包と、水餃子を食べる。ここの料理は、特に感動もないけど、普通に美味しいという感じだった。こちらでも、もちろんビールも頼む。プラスチックのカップで飲むのが新鮮でたのしい。
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いくつか食べ歩いたけど、「南港老張胡椒餅」の胡椒餅はとても美味しかった。スパイシーでインパクトのある、求めていた味。
ふらふらと歩いて気が済んだので、宿の近くの夜市へバスで向かう。
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寧夏夜市
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グルメの夜市として有名な、寧夏夜市へ。こちらは士林夜市とは異なり、コンパクトな夜市。若者たちで溢れている。韓国人が特に多く居た印象。
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露天が並ぶ道は、ぎゅうぎゅう過ぎて何も買わずに抜けてしまった。(もう疲れていたのかもしれない。)
混雑を抜けた先の、広々とした道に人が並ぶ紅茶屋さんがあったので入ってみる。そういえばPOPEYEの台湾特集にも「台湾の行列は信じて良い。」というようなことが書いてあったけれど、今回の滞在に関しては、本当にそうだと思った。
台湾といえばお茶。台北でも道ゆく人の多くが、スタバでいうベンティサイズほどのテイクアウト用のカップを持ち歩いていた。中身はきっとお茶だろう。コンビニでも、日本でコーヒーをレジで注文するように、10~20種類ほどのお茶のメニューを注文して、マシンで入れたお茶を買うことが出来る。気軽に美味しいお茶を飲むことが出来るのはとても良いなと思った。
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美味しいお茶を飲みながらふらふらと歩く。
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そろそろ眠くなってきたので、歩いて宿へ戻る。これで一日目は終わり。明日も一日台湾で過ごせるなんて嬉しいなと思いながら、すぐに眠りについた。
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Day.2 朝から晩まで台北の街を歩く。
2日目の朝、昨日も遅かったけれど、7:30くらいにはお互い目が覚めた。これから朝食を食べに行く。
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台湾、特に台北の住宅は狭く、キッチンがない部屋も多いそう。それもあって、早朝から空いている朝食専門店が街の各所にあるようだ。台湾の朝食は美味しいと評判だし、楽しみにしていた。
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今日の台北は曇天。でも台北の都市的な雑多とした街並みと、漢字の看板に、雨はとてもよく似合っていて気分が上がった。
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さっきまで眠たい顔だったのに、活き活きとした表情に。琢磨と僕は「いいな」と思うものがかなり近いので、きっと僕も良い顔をしていたと思う。
時間をたっぷりかけながら、寄り道をしながらお店へ向かう。
李記豆漿
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朝食に選んだお店は、「李記豆漿」。地元の方向けのお店だけど、観光客にも親切。そんな居心地のいいお店。この度でも特に印象に残っているお店のひとつだ。
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食べたかったものは決まっていたけど、全て中国語で書いてあって何がなんだか分からない。Googleで調べつつ、食べたかったものを注文用紙に書く。
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写真が美味しくなさそうすぎる。でも、とても美味しかった。特にシェントウジャンを特に気に入った。豆腐と豆乳の間くらいの、質感のある豆乳スープ。酸味があるけど優しくて、いつでも何度でも食べたい味だった。
大満足の朝食の後、「迪化街」方面へ向けて写真を撮りながら歩く。
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お茶をしながらゆっくりするつもりが、歩くのが楽しくてあっという間にチェックアウトの時間が迫ってきた。宿に戻り、タクシーで次の宿「Kodak Hotel Taipei」に荷物を移動させた。
宿のある中山駅あたりは、都市的なエリア。複合施設が数多くあり、ショッピングをするお洒落な人たちが数多くいて、渋谷のような雰囲気で退屈に感じた。はじめにこのエリアの宿をとらなくてよかったな。
それから「誠品生活南西店」へ。日本にもお店がある、台湾の名ブランド「誠品生活」の大型店。ここは書店、雑貨屋、レストラン、なんでもある。こちらのフードコートで腹ごしらえ。
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それからお土産を買ったり、本屋を見たりして過ごした。台湾の本屋は立ち読みをすることが出来ず、すべてビニールで閉じられていた。そう考えると日本の書店の環境はありがたいな。
買い物を終え、中山駅からMRTに乗り中正紀念堂駅へ向かう。
金峰魯肉飯(チンフォンルゥロウファン)
駅の程近くに「金峰魯肉飯」というルーローファンの有名店があったので、行列に並んで食べてみた。ほぼ脂身のようなお肉が乗っていて、甘い味付け。食べやすくて美味しかった。サイズが小中大で選べたのもありがたかった。
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中正紀念堂
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圧巻の佇まい。間近に来ると分かる、重みのある空気感。
単なる観光名所でないことが伝わってくる。
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ここでは1時間に一回行われている、「衛兵交代」が有名だけど、タイミングが合わなかったので断念。
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目の前の広場では、学生らしい人たちがブラスバンドの練習を行なっていたりと賑わっていて良い雰囲気だった。
中正紀念堂を出て、隣駅まで歩いていると、何やらロックなバンドサウンドが聴こえてきた。
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こじんまりとした公園の中に、人が密集して音楽イベントが行われていた。ここは台北市立大学の目の前なので、きっと学生の関係するフェスなのだろう。若い人たちが「Hooooo!」と声を上げながら楽しんでいる。入ってみようかと思ったけれど、部外者は入れないらしく断念し、外から少しの間立ち見をする。
演奏もとてもかっこよかった。若い人が楽しそうにしている姿にも嬉しさを感じるし、突然感じたロックフェスの匂いにテンションが上がった。
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僕らは高校3年生の頃、一緒に「FUJIROCK 2014」にボランティアをしに行った。あの時感じた高揚は、忘れられない。その時からフェスという場がお互いとても好きだったが、コロナでしばらく離れていた。「今年こそは、野外フェスにも行こう。やりたいことはやれるうちにやっておきたいね。」などと話しながら、駅へ向かう。
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次は、台湾の原宿とも呼ばれる「永康街」へ向かう。
永康街
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小さな雑貨屋、食べ歩きをするようなお店、カフェなどが立ち並ぶエリア。活気があって、個性があるお店があって、下北沢のような居心地の良さを感じた。
来好
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まずは、ギフトショップとして人気の「来好」へ。「そうそう、こういうお土産が買いたかったんだよ!」というような可愛い台湾グッズがたくさんあって楽しかった。
天津蔥抓餅
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永康街に着たかった理由の一つ、「天津蔥抓餅」へ。蔥抓餅は、ネギが入った生地を焼いて食べる軽食。そんなの絶対美味しいじゃんと、気になっていた。行列が出来ていたので、ビールを飲みながら並ぶ。
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15分ほど(もう少し待ったかも)並んで購入。トッピングが色々選べたので、バジルとハムとチーズと卵が入ったものを頼んだ。
予想通り、とても美味しかった。サクサクな生地に、ネギの甘み、チーズとハムの罪な味。すごいボリュームでなかなかお腹いっぱいになってしまう。
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朝は雨だったけれど、気づけば陽が出てきた。西陽に照らされる街も綺麗。
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あてもなく歩いていると、気になる店名のカフェがあったのでお茶をすることにした。
羊毛とおはな
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好きな曲が多くある、日本人アーティストの1組である、「羊毛とおはな」の名前を冠したカフェ。お店に入ってみると、日本人アーティストのポスターが壁一面に貼られていた。調べてみると、台湾でも人気のあった羊毛とおはなのボーカル千葉はなさんの他界後、台湾の音楽レーベルによってオープンされたお店とのこと。毎年追悼ライブも行っているらしい。
お腹がいっぱいなので、コーヒーを注文。僕はカフェラテ、琢磨がブラックコーヒーを頼むと、親切な店員さんがスペシャリティーコーヒーを好みに合わせて案内してくださった。
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居心地のいいお店のテラスでぽつぽつと話して、一息をつく。気がつけば陽が落ちてしまって、次の日が出る頃には旅が終わってしまう寂しさを感じ始める。
「まだまだ夜は長いよね。」とお店を出て、夜の街へ繰り出した。
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隣駅まで歩く。
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次の目的地は、信義安和駅。「正好鮮肉小龍湯包」という小籠包が評判のお店へ行くことに。
正好鮮肉小龍湯包
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こんなところにお店が本当にあるの?という場所にちゃんとあったお店。こちらも行列が出来ていて、20~30分ほど待った。ここでは多分、省エネのため2人ともほぼ何も喋っていない。長めの旅を一緒に過ごすには、無言で安心していられる関係性が自分にとっては必須だと思う。
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肉汁たっぷりですごく美味しかった。
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それから夜市に寄ってまたビールを飲んで。軽くなった足取りで、あの台北101の近くまで行ってみることに。ほろ酔いで楽しくなって、「こういう夜はどんな曲聴きたい?」という話から、あの音楽は最高だよね、なんて話しながら歩いた。この辺からはもう写真を撮るのもやめてしまった。どこまでも歩けそうな気分だった。
台北101の真下まで来て、一度MRTに乗り、宿に戻ったのは23:30頃。
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何も持たずに身軽になって、最後にもう一度、夜の街に繰り出す。目的地は「Mikkeller Taipei」。もうたくさん歩いたし楽しんだし、いつもだったらもう疲れたし眠ろうかと無理をしないような性格のお互い。それでも2人とも、まだまだ楽しみたい気持ちの方が強く、悩まず行くことにした。旅の高揚の力は、体力も、性格さえも越えることがある。
Mikkeller Taipei
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最初に宿泊したエリアのほど近くにあった「Mikkeller Taipei」。滞在中にどうしても行きたかった。日本語を話せるフランクな店員さん、好みを伝えてビールを頼み、2Fの飲食スペースへ。落ち着いた照明のスペースで、お洒落な若い人たちが、楽しそうにお酒を飲んで談笑していた。店員さんもいないフロアの、深夜0時の店内。治安が悪くなってもおかしくない中、平和な空気を保っていて居心地が良かった。
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ビールはもちろん、とても美味しかった。フードも美味しく、お代わりを繰り返しながら心地良い店内で、色々と話をする。旅がどんなに楽しかったか、最近何を考えているか、これからどんなことをしたいかとか、そういう話をしたと思う。
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1:30頃にお店を出る。それから最後にとお店からほど近い、延平河濱公園へ再び歩いた。
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風が心地よく、半袖でちょうどいい気温。夜景も綺麗でいつまでもいられそうだった。深夜でも全く危険を感じないほど落ち着いた雰囲気だった。
(ただ、野犬がいたのはヒヤッとしたし、あくまで僕らが居た時のことなので、行く際はどうかお気をつけて)
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ここでも長いこと話をして、3時頃にタクシーで宿に帰った。
ギフトのような、素晴らしい旅の夜だった。
Day.3 朝ごはん、そして解散
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翌朝は、この3日間で一番の快晴だった。また雰囲気の違う街並みに、テンションが上がる。3日目の朝にこんな気持ちになれるなんて、色んな表情を楽しめてラッキーだなあと思う。
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「雙連朝市」を見て歩き、朝ごはんを食べに目当ての店へ向かう。
世紀豆漿
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昨日の朝食も本当に美味しかったので、最後に台湾の朝食を思う存分楽しんで帰ることにした。「世紀豆漿」は、日本人メニューもある親切なお店だった。
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やりたい放題した結果。盛りだくさんなメニューとなった。どれも美味しかったけれど、大根餅が驚くほど美味しかった。3日間で一番お腹いっぱいになった状態で、お店を後にする。
2人旅の最後に、晴れの台北の街をスナップする。
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実は、僕だけもう一泊するので、琢磨とはここでお別れ。「まじで良い旅だったな、来て良かったね〜。」などと話しながら、琢磨は空港へ、僕は次の宿に向かうためバックパックを背負って台北駅へ向かう。
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そして、また近々ね〜とさらっと別れ、台北2人旅が終わった。
本当に良い旅だった。海外への旅行、そして親しい人とする海外旅行が、こんなに楽しいものなんて。こんなにも純粋に楽しいと思える時間を過ごせたことが、嬉しかった。
コロナや病気の影響で、今まで当たり前に選ぶことが出来た選択肢が強制的な選べなくなった経験を、3年ほどしてきた。その期間で、「がっかりしないように、未来を期待しない」ということを無意識に行うようになっていたと思う。海外旅行なんて、その際たるもの。旅が好きで、海外の憧れが強かった自分の想いにずっと蓋をしていた。その蓋が、この旅で開いたように思う。
ここ数年で、「いつ、何が出来なくなるか分からない。」と体感した。
そしてこの旅で「自分にはまだ、こんなに楽しいと思えることがある。」そう自分自身で体感出来たことで、これからも色んな場所に行きたい、楽しいことをしていきたいという想いが強まった。旅だけでなく、自分の望むことは、出来ると思ううちに、やりたいと思ううちにやっていきたい。
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きっとこれから、何度も思い出しては、元気をもらえるような時間でした。その記憶を閉じ込めておきたくて、「台湾のおすすめスポット」という形式ではなく、個人的な記録としてこのnoteを書くことにしました。
読んでいただけた方には感謝と、親しみの気持ちしかありません。ありがとうございます。
そして琢磨、最高な時間をありがとう。またどこへでも行こう。
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