柑橘の再発見
この春、柑橘にハマった。
いよかん、ぽんかん、はっさくに甘夏。
はるか、清美タンゴール、宇和ゴールドにデコポン。
近年すごい勢いで種類も増えている柑橘。
黄色〜オレンジ色の丸い玉。
名札がないと、誰がどの子か分からなくなっちゃう困った兄弟。
失礼ながら、柑橘類って敬遠しがちだった。
皮を剥かなきゃいけないし、すかすかしてるとろこがあって、子供心になんだか食べにくかった。
大人になるとなおさら、みかんくらいしか買わなくなってしまった。
買ってもグレープフルーツくらいだった。
ところが、そんなわたしの認識を一掃させてくれる事件があった。
「はるか」という、柑橘。
みかんよりは大きいものの、デコポン程度の小ぶりなサイズで、綺麗なレモンイエロー。
見た目は小さなグレープフルーツ。
お得意品として売られていたこともあり、何となく購入。
ところが!!!
これがすっごく美味しかったのだ!!!
スッキリした好みの甘さ。グレープフルーツ寄りだけれど、苦味や酸っぱさは全然なくてみずみずしい。
薄黄色の見た目を裏切る瑞々しさとあまさに感動!
そんなわけで、もしかして柑橘って美味しいのではと気づいてしまい、色々な種類を試してみた。
はっさくと甘夏は、見た目もパッケージもほとんど一緒。
どちらもグレープフルーツ系の味。
でもはっさくのほうがスッキリしてる。
サラダにするなら八朔。
清美タンゴールはみかん・オレンジ系。
しっかり甘くて薄皮も薄い。
ヨーグルトとの相性二重丸。
季節の移り変わりと共に、並んでいる品種も変わっていくのがまた面白い。
春の初めから柑橘のおいしさに目覚めてればもっと色々試せたのではないかと思うと口惜しい。
しかし、柑橘ってこんなにこんなに甘くて瑞々しかっただろうか?
子供の頃とのイメージのギャップに驚く。
最近はいろんなフルーツが品種改良で甘く美味しくなっているし、柑橘もそうなのかもしれない。
柑橘は、手に持った時にずっしり重みを感じるものが美味しいそうだ。
柑橘を敬遠していた人も、今ここ、再び柑橘と出会ってほしい。
きっと、記憶とのギャップに驚くはず。