あのメンタルが欲しい
にわかながら、息を呑んで見守ったWBC。お祭りモードが終わってしまうのを、ほんのちょっとの寂しくも感じる木曜日。
いやあ、すごかったなぁ。
このドラマよりドラマみたいな物語の、どこにあなたは惹かれただろうか?
運命めいた巡り合わせか、スランプを克服した感動か、はたまたこの一体感か。
沢山の感動ポイントがあったけれど、わたしが一番心に残ったのは、選手たちのメンタルの強さだ。
3ボール2ストライク2アウト。
負け越し、ランナーあり、得点のチャンス。
その状態であそこに立ち、バットを振るってすごくないか?!フルスイングするってすごくないか?!
それも、たまにではなく、何度ものようにそんな場面に出くわす。
自分の一振りで試合が決まってしまう、そんなプレッシャーに何度もさらされて、それでも「打つ」と、打席に立ち、尚且つ打って結果を出してしまうそのメンタルの強さ。
自分なんて、見てるだけで胃がキリキリしてくる。
バッターだけでなくピッチャーも同様。
もうほんと、野球の緊張感って凄まじい。
わたしは、大谷さんや吉田さんみたいなスーパースターにはなれないし、あそこまで何かを極める努力もできないが、このメンタルは欲しい、と思ってしまった。
大事な時。緊張でいっぱいの時。
そんな時に自分の実力を発揮させてあげられるメンタル。
もしそのチャレンジが失敗してしまっても、自分の味方でいてあげられるメンタル。
そして何度でも挑戦させてあげるメンタル。
それができたら、きっとなんだって挑戦出来る。
そして、何度でも挑戦していたら、そのうち出来るようになるだろう。
選手たちだって、何度も空振りして三振して、チャンスに失敗してきたのだ。
そういう意味では、わたしたちも選手たちも、何も変わらない。
あの感覚、あのメンタルがあったら、どんなに人生にチャレンジできるだろう。
せっかくいただいた感動だから、ほんの少しのエッセンスでもいい、受け取りたいなと思った。
そんなわたしの、WBCの余韻なのでした。