遅れてきたカヌレ
ある日の帰り道、駅の構内に催事でドミニクドゥーセさんが来ていた。
ドミニクドゥーセさんは名古屋にあるパン屋さんで、カヌレが有名だそうだ。「TVチャンピオン二連覇」と書かれたのぼりが立っていた。
カヌレは、一時期ブームだった記憶がある。その後パン屋さんでも時々見かける。
可愛いカタチに何となく惹かれて、何となく二つ買って帰った。
外はがりっと分厚目に焼き付けた層があって、中はみっちり、もっちり、パンプディングみたいな印象。
見た目ほど甘くもなく、外側のキャラメル層を噛み締めるたび香ばしさが良くて癖になる。がりっとした歯応えも好き。
「甘い!」とか、「美味しい!」とか、はっきりどんな味だは表現できないのだけど、何だかまた食べたくなるお菓子だった。
これをきっかけに、わたしはすっかりカヌレにハマってしまった。パン屋さんに行くたびにチェックしては食べ比べている。
そんなわけで、せっかくなので最近食べて美味しかったカヌレを紹介したい。
🥮 PAULのカヌレ
個人的にはここのサンドイッチが大好きで、たまに買っていたのだけど、カヌレもすごく美味しかった!今食べた中では一番好き。
中はふんわりもっちり、外側の固い層もしっかりあって、ラム酒の香りがとても良い。甘さも控えめで、じっくり噛み締めたくなるカヌレ。
🥮 MAISON KAYSERのカヌレ
味のしっかりしたカヌレ。中ももっちり詰まっていて香りもよし。甘さもあったので、甘いのが好きな方にはおすすめ。
🥮 Raw Sugar Roast
経堂にあるおしゃれカフェのカヌレ。たまたま見つけていただいてみた。一番外側のキャラメルの香りが強くて香ばしさがあった。
中身の半生感もとっても美味しかった。
🥮ドミニクドゥーセのカヌレ
外側の噛み締め心地のいいカヌレ。
塩キャラメルやチョコなど色んな味があった。4種食べてみたけど、フレーバーは邪魔することなく、あくまでベーシックなカヌレの味がベースだった。中身が膨らみきってないのか、上部に空間が空いてしまっているのが残念。
でも癖になる食べ心地で、カヌレにハマったのもこちらの品から始まった。
カヌレは大人の味だなぁと思う。
何というか、見た目に反して味が地味だ。
わかりやすい味があんまりなくて、ほろ苦い周りと、柔らかい中身。全体的にあまり甘くなくて、お菓子というか、パンというか、その中間みたいな食べ物だ。
その味のそっけなさが、また食べたいと思ってしまう。
わたしはたっぷりの特濃豆乳で作ったココア(砂糖の追加なし)といただくのが好き。
どのお店のも美味しくて、あまりハズレなしだなと思う。また色々食べてレポートしたい。
今更のようなカヌレのマイブーム。
あなたもご一緒にいかがでしょうか。