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Let's create chaos!そして混沌をたのしむ|GREEN Neighborhood

突然ですが「やろうやろう!」と思ってやっていなかったことシリーズ。
最近読んだ一冊について綴りますね。

▷唐突に、この一冊

「GREEN Neighborhood」(著:吹田良平氏)
ざっくり言うと都市や経済循環、コミュニティについてアメリカのオレゴン州ポートランドをひとつの事例にこれからのまちの在り方のヒントを学ぶことができる一冊です。

興味深いのは最初の発売から10年、パンデミックを経てのまちの変化も含め、増補改定版となっている点です(改訂版は2022年8月22日発売)。

▷え、読んでなかったの?と聞こえてきそう

著書のなかでも紹介されているエースホテルのロビー

私は2022年8月にご縁があって急遽ポートランド行きを決意し、その時は別の書籍を二冊手に取りこの本は読まずに9月のポートランド旅を終えました。

先日利用した東京のコワーキングスペースの棚に「GREEN Neighborhood」がデーンと並べられていました。これまでも本屋で二回ほど表紙を見かけていましたが、三回目となる今回は本が「そろそろ読めよ」と訴えかけてきたように思えたんです。(まんまとザイオンス効果)

さらに改訂版の終盤に対談者として登場しているのはミツさんこと山崎満広氏。この4月から私がチームメンバーとして所属しているGreenCitiesの代表でもあります。(あれ?)

がっつり対談内容が掲載されているということをコワーキングで本を見かけたその時に知りました。(というのもミツさんとの打ち合わせのためにコワーキングを利用した際に本人が言及していた)やっぱりこれもマスト本でしたね!

なぜもっと早く読んでなかったんかーいとツッコミが聞こえてきそうですが。改めてこの一冊を通して印象的だったメモを残していきたいと思います。

ちなみにポートランド旅の事前著書として選んだのは、ミツさん著書の二冊でした。(バリア!)

▷読む前に期待したこと

・ポートランドの特徴を改めておさらい/現地訪問の記憶とともに
・自分の活動やフィールドに真似できる部分があるか
・まちづくりの成功例として注目を浴びたまちの近況は専門家の視点でどう見えているの?
・ミツさん、なに話してたの?

▷学び

詳しく書くとネタバレになるので印象的な言葉とメモを箇条書きで記します。

・マーケティングにこだわらないクリエイティビティがポートランダー
・まちのエートスを掲げることで賛同する仲間が集まる
・建物も人もミクストユース
・生活の質は勝ち取るもの
・アーバンネイバーフッドの特徴のひとつとして…顔ぶれが固定化してしまう閉鎖性を排除
・多様な人々の混在による出会いがコミュニティ意識を高める
・UGBに守られた自然とたわむれられる、適度な都市と自然との距離感
・アーバンネイバーフッド…①ウォーカビリティ②ミクストユース③クリエイティビティ
・歩かなくなることで失われてしまうもの…ひとつにコミュニティ意識
・ラピッドグロースによるホームレスの増加や住宅不足の現状(現地でも目の当たりに)
・材料から才能まで地産地消
・文化的奥行き
・人は行動を起こすことで幸福を感じる
・個々のステップアップを発表するための場や機会
・創造=生への能動的活動
・多様性こそが健全の証
・アルチザンエコノミーにおいて消費者ではなくパトロンという考え
・目的を明確にもち、それを達成するためのスキルやアイディアを交換するという、人とのつながり→クリエイティブなつながり方
・計画の90%はすでにそこにあって、プランナーにとっての挑戦として残った数少ない余白で何をするかを考える
・アイディアはカオスのなかから生まれる
・ポットラックの拠点をつくる

▷調べた言葉

主にカタカナに弱いことがバレるメモ。

ラピッド/クロノアーバニズム/スプロール化(別の本でも調べたのに失念していた)/エートス/スノッブ/プリミティブ

▷最後に

ポートランドの風土は人それぞれ好みもあるかと思いますが、私にとっては背中を押される事例のひとつです。まちづくりの参考に云々ももちろんありますが、まずは個としてカオスを恐れない、むしろカオス状態をつくりだすくらいの勢いで能動的に動くともっとおもしろい何かが見えてきそうだなと改めて思えました。行動軸はマーケットではなくてエモーショナル。共感できる価値観や実践できている部分もありつつ、ここ数カ月間、広い視点を意識しすぎて自分らしい発想ができていなかったな~と再認識。最近、今だからこそ挑戦できることに気づいたところなので、明確になった次の目的に向かってアクションやネットワーキングを楽しみたいと思います~。ポートランドもまた行けるように頑張る。

かちゃかちゃ(富山弁でカオス)な感じがエネルギッシュで、デスクトップの背景にしているポートランドでの思い出の一枚

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