老賢人、建内宿禰 仁徳天皇三〇 神話は今も生きている ことの葉綴り七〇八
三寅の日曜日 とらとらとら（^^）
おはようございます。寅年・寅の月・寅の日「三寅」の日曜日です。
皆さんにとり、楽しい日曜日でありますように！！
私は、朝から「寅参り」にいってきま～す。そして、オリンピックのフィギュアスケート団体戦を応援して、夜は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に、大詰め『鬼滅の刃 遊郭編』と、寅の日“すごもり”を楽しみます（^^）
さて神話の物語に入ります。
重臣・皇后の祖父建内宿禰登場！
第十六代、仁徳天皇さまの物語が続いております。
皇后石之日売命さまは、嫉妬深いことでしられていましたが、大后としての使命をしっかり果たされるスマートさもありました。
その祖父が、重臣の建内宿禰でした。
第十三代、成務天皇さまに、重臣に登用されていらい、
仲哀天皇さま、神功皇后さま、応神天皇さま、そして仁徳天皇さまに仕える長老です。
マガジン「神話１９ 成務天皇・仲哀天皇と神功皇后」をご覧ください。
あるとき、仁徳天皇さまは、宮中でもっとも大切なご神事「新嘗祭」の酒宴「豊樂」をひらこうとお考えになり、日女島（大阪市西淀川区。淀川にあった小島でしょうか）に幸行なさいました。
すると、その島で、雁が卵を産んでいるのを目にされたのです。
渡り鳥である雁が、卵を産むなど聞いたことがない……。
宮殿にお戻りになると、天皇さまは、皇后の祖父でもあり、強い信頼をおく重臣の建内宿禰をお呼びになりました。
世の長人・老賢者、建内宿禰
そして、次のような御歌を詠まれたのです。
たまきはる
内の朝臣
汝こそは
世の長人
そらみつ
倭の國に
雁卵生と聞くや
私がもっとも信頼し尊敬する
建内宿禰よ
なんじは、世の中に長く生きている長寿の知恵者であるから
この世で知らぬことはないであろう
この大和の国で
雁が卵を産むという話を
聞いたことはあるだろうか？
子どものころから、きっと”教育係“でもあったでしょう。
誰よりも信頼を寄せていたでしょう。
長寿で知恵者の建内宿禰であれば、
きっとわかるかもしれない。
彼いがいに知るものなどありえぬ。
ここに建内宿禰も、
天皇さまからのご質問に、歌を持ってかえされたのです。
さあ、世の長人、老賢人の建内宿禰は、どんな歌を天皇さまに、かえされるのでしょう？
それはまた次回！！「寅参り」言って参りまーす（^^）
