天照大御神様が天から投げたた逆太刀・逆鉾・金鈴が光輝く処 元伊勢一〇六 神話は今も生きている ことの葉綴り四三六
五月十日、煉獄杏寿郎さん生誕日(^^)
こんばんは。月曜日は朝から夜までなかなか「ことの葉綴り」にたどり着けません(苦笑)。
週末、映画館にも行きたかったけど、緊急事態宣言でクローズしてます。
“400憶の男”は少し先になりそうですが、煉獄杏寿郎さん生誕日の10日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、全世界の年間興行収入ランキング1位に。祝! すごいですね(^^)
ささやかですが、こんなお知らせを頂戴しました。ありがとうございます。
さて、すっかり夜になったので、早速神話の物語に入ります。
※これまでの神代~14の神話の物語(1~367回まで)のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。新たに「元伊勢 倭姫命さま 前編」の物語もマガジンに「まとめ」ました。
大田命(おおたのみこと)の案内で光の聖地へ
天照大御神さまが、伊勢の神宮にお祀りされるまでの「元伊勢」の物語。
倭姫命さまは、伊勢の「奈尾之根宮(なおしねのみや)で、猿田彦神の末裔で、宇治土公(うじのつちぎみ)の先祖・大田命(おおたのみこと)から、皇太神(すめおほみかみ)さまがお鎮まりにふさわさしい、特別な光が照り輝く霊妙な聖地が、五十鈴川の川上にあると聞かされました。
即(すなは)ち、彼(か)の処に往到(いた)りて御覧(みそなは)しければ、惟昔(むかし)大神(おほかみ)誓願(ちか)ひ給ひて、<豊葦原(とよあしはら)の瑞穂(みづほ)の国の内に、伊勢加佐波夜(いせかさはや=風早かざはや)の国は、美(よ)き宮処有り>と見そなはし定め給ひ、上天従(あめよ)りして投げ降ろし坐(ま)したまひし天の逆太刀(あめのさかたち)・逆鉾(さかほこ)・金鈴等(かねすずら)、是れ也。
甚(にへさ)に懐(みこころ)に喜びて、言上(ことあ)げし給ひき。
倭姫命さまは、大田命(おおやまと)の案内で、すぐさま五十鈴川をのぼり、その照り輝く霊妙な聖地へと向かわれました。
天照大御神さまのご誓願の地
そして……煌めく聖地に到着なさり、ご覧になったところ、
その照り輝く神秘的なものは、かつて、天照大御神さまが高天原の天上より、誓願をお立てになり、「豊葦原の瑞穂の国の中で、伊勢という、風早の国は、素晴らしい美(よ)き御殿の場所がある」と、見定められて、その時に、天よりお投げになり降ろされた、天の逆太刀(あめのさかたち)・逆鉾(さかほこ)・金鈴等(かねすずら)だったのです。
その昔、天照大御神さまが、宮処に美(よ)きところと願いを建てられて、投げおろされた御神宝が、太陽と月のように光り輝き、霊妙で格別な聖地となっていたのです。
天照大御神さまの光に溶けて
あまりの美しさ、光の強さ、神秘さ、神々しさに、倭姫命さまのお喜びはいかほどだったでしょうか……。
先代の斎王(さいおう)の豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)さまから、御杖代(みつえしろ)を受け継ぎ、全身全霊で人生をかけて、皇太神(すめおほみかみ)さまが、永遠にお鎮まりになられる宮処を探し求めてきました。
倭姫命さまは、その感動を、お心の中で味わっておられました。
これまでのご巡幸を振り返られ、一つ一つのご苦労が、辛さが、照り輝くご神宝の光で、昇華されていくのを、ただただ、感じられていました。
きっと、倭姫命さまは、天照大御神さまの太陽のようなお光と一つに溶け合われたのではないでしょうか。
そして、このことを、朝廷にご報告されたのです!!!
―次回へ
#一度は行きたいあの場所
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