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倭姫命さまが禊で身を浄めた「祓川」 元伊勢六五 神話は今も生きている ことの葉綴り三九三

天秤座の満月


今朝未明ちょうど満月タイムでしたが、今夜はまだ満月期
夜空に満月、見えるといいですね。
今夜は、何を願いますか?
私は、数多くの中から、「ことの葉綴り」を訪れてくださっている、お一人お一人に、感謝をして、幸多きことを祈ります……。

さて、今日もお仕事の後、日暮れどきに「ことの葉綴り」に向かいます。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまが、皇祖神の天照大御神さまの御杖代(みつえしろ)となり、大神さまの御こころままに、各地をご巡幸なさり、伊勢の神宮にお祀りされるまでの「元伊勢」の物語。

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※これまでの神代~13の神話の物語(1~343回まで)のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。


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倭姫命さまが禊をされた「祓川」

倭姫命(やまとひめのみこと)さまは、大和国、伊賀国、淡海(近江)国、美濃国、尾張国から、伊勢の国へとご巡幸されてきました。
大和国をご出発されて、すでに三十年の歳月が流れていました。

伊勢の国の「飯野高宮(いいのたかみや)」(三重県松阪市)で、天照大御神さまをお祀りされているときのことです。
倭姫命さまが、大切な櫛を失くされて名付けられた櫛田川のほとりの「櫛田社」。そして、御船にのり櫛田川を伊勢湾へと下った加工で、お魚たちが喜んで御船に参上した「魚見社」。

この「飯野高宮」といわれる「神山(こうやま)神社」さんのあたりから櫛田川は、支流の川に分かれます。
そして、この支流、「祓川(はらいかわ)」と呼ばれています。

その由来は、倭姫命(やまとひめのみこと)さまが、天照大御神さまのさまをお祀りする祭祀のために、身も心を浄める「禊」をされた川なのです。
そこから「祓川」と、命名されたそうです。
倭姫命さま由来の川は、今も、三重県から伊勢湾へと流れています。

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豊かな自然が今も残る川

神話って今も生きているんですよね、ホントに。

祓川の両岸は、今の時代にも、珍しくコンクリートで護岸化されてないそうです。
樹木が並ぶ自然の昔のままの姿で、水質もよく生物も生息する豊かな環境が残っているのですって。
2018年には「自然を守ろう! いのちの川祓川マップ」が、つくられたそうです。
三重県自然環境保全地域に指定されています。

地元の皆さんが、大切に大切に、自然を守ってらっしゃるのですね。

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倭姫命さまのころの自然そのまま、とはいえないかもしれませんが、昔のままの美しく豊かな、植物、水の中の生物、魚たちが、今も、元気に“生きて”いるなんて、嬉しくなりますね。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)さまも、
倭姫命(やまとひめのみこと)さまも、嬉しいですよね。

あ~やはり、倭姫命さまの、ご巡幸地を巡る旅を一つ一つ辿ってみたいです!!!(^^)

物語は、「魚見社」から少しご巡幸を進まれたところで、また新たな神との「出会い」があるようですよ。

どんな神との出会いなのでしょうね?
また次回をお待ちください。

今夜の満月に……
みなさん、いつも、本当にありがとうございます
素敵な夜をお過ごしくださいね。

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―次回へ

#一度は行きたいあの場所

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