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こんな日が来るとは
元不登校児。
現在、定時制高校1年の息子。
アルバイトを始めて約1ヶ月ほど。
給料でご飯を食べに連れて行ってくれました。
こんな日が来るとは。
不思議な感覚です。
息子から見たら祖父母(私の両親)も一緒にみんなでご飯に行こう!と言い、お寿司を食べさせてくれました。
初めてのお給料。
自分の好きなことに使ったらいいやん!
そう伝えたのですが。
それもいいけどみんなでご飯行こうや
こんな返事が返ってきました。
祖父母にも息子が自ら連絡し『今度お寿司に行こう。遠慮なく食べて』と伝えていました。
中学2年から不登校になり、中学3年の時は三者面談以外、学校との距離を置き、完全不登校だった息子。
定時制高校に入学し、アルバイトを始め、外に出るようになりました。
元々、優しさで出来ているといっても過言ではない息子。
まさか子どものお給料でご飯を食べに行く日が来るとは。
成長したんだな。
いつのまにか、こんなに大きくなってた。
嬉しい感情と、なんとなく不思議な感情。
でも、率直に嬉しいですね。
息子の手前、ご飯を食べに行こうと言われたときは『ありがとう』と言っていた祖母。
祖母がこっそりとわたしに電話をしてきて、本当に大丈夫?いいんやろか?と心配そうに伝えてきました。
息子は結構なんでも話してくれる方なので、給料がいくらだったかもわたしにニコニコして話してきてくれていたので、その点も踏まえ、祖母には大丈夫と伝えました。
素直に奢られておいてくれると息子も喜ぶ。
そう伝えました。
息子が3歳、娘が1歳で離婚したわたし。
わたしの両親には本当にお世話になったし、今でもお世話になっています。
小さい頃は正社員として仕事に出ていたので、子どもたちのことはほぼ母に見てもらっていました。
そんな母も、孫にご飯食べに連れて行ってもらえるようになったんだなぁ…とポツリも呟いていました。
母の母(わたしから見た祖母)は、わたしが生まれる前に亡くなっているので、わたしの成長を知ることなくお空へいきました。
なので、母は特に今こうして孫の成長を見られることを喜んでくれているようで。
孫にご飯食べに連れて行ってもらったよ、と報告しなきゃと言っている姿が印象的でした。
お寿司を食べに行っているとき、息子がトイレに行っている間にこっそり会計を覗き、まだ大丈夫と気にしながらの食事ではありましたが。笑
でも、率直に成長を感じて嬉しかった。
不登校だったけど、こんなにしっかりと成長している。
タイトル通り、本当にこんな日が来るとは思っていなかったので、不思議な気持ちと嬉しい気持ちが入り混ざっています。
息子に『ありがとう』と伝えると、こっちを見らずに『また行こう』と一言返ってきました。
ツンデレなのか、なんなのか。笑
ただ、また行こうの一言に優しさが詰まっているなぁ…と感じて、幸せな気持ちで1日を締めくくることができました。
本当にいつのまにか。
あっという間に成長していくんだな。
もう子どもたちとこんなにいられる時間は少ない。
なんとなくそれが目に見えてきて、寂しいやら嬉しいやら。
親心も複雑です。笑