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蘇る過去生ー魂の出会いは突然やってきた
今日からちょーど一年前。なんてことないとある日曜日。仕事の関係で私は魂のパートナー、片割れヒロキ(※注 この瞬間はまだ上司と部下ね)と朝から一緒に作業をしていた。(彼との最初の出会いは2018年8月)
すごく青く晴れた日で、小鳥のさえずりが春風とともにここちよく肌をなでる・・・。
って「なんでこんな日にも仕事してるんよっ!!!」って自分で勝手出た作業なのに突然無性に腹が立ってきて、涙が溢れた。そんな私に、
「しんどかったね」
って。って?????!!!
今まで誰もこんな風に私に寄り添うことはなかった。生きるのに困難な人たちのための生き直し事業を長年やってきた私。自分を大切に生きる、生きていると思ったのに、そうではない現実に悲しさが溢れ出た。
「だってヒロキが私にやれっていったんじゃん」
で、何で君が?不思議な感覚だったけど、そう思った。
そして優しくヒロキが見守る中(いや戸惑っていたかも)気が済むまでわーんわーん泣いた。そして目の前の作業をすることがとっても虚しくなって、手をとめ、そこで寝転がった。
1.同じビジョン。魂の記憶ー懐かしい風景
無理やり私に作業の手をとめられ、寝ころぶように強要されたヒロキは呆れているようにも見えたけど、なぜかその時の私は安心してぼーっとしていた。
「ね、今さ満点の星空が見えた・・・」
「俺も・・・」
???
何のヘンテツもない古民家の白い天井を見上げていただけなのに、二人ともおなじ空を見ていたってこと?!
その後、お互いが見て感じたその景色やその時の気持ちをものすごい勢いで共有した。話せば話すほど身体の内側から温かい炭酸水が湧き出るように心地よくなっていった。
2.古の記憶。過去生ー兄妹だった私たち
※画像は以下のサイトからお借りしました。
https://www.touristisrael.com/tours/negev-desert-night-safari-tour/
上の画像の写真が二人が見た景色と本当に似ていてびっくりした。
木や土の感じ、空の色、星の数共にこんな感じ。
一瞬前まで上司と部下だったのに、今は懐かしいお兄ちゃんが横にいる感じがして、つないだ手が(急に手をつなぎたくなった)温かく、愛しかった。
魂の片割れの彼も同じように、私に対して愛しいという感情が溢れていた。二人で歩く道を思い浮かべたり、夜空を二人で眺め話し込んだりする様子を感じていた。
でもその時見えたのは、笑顔の私たちのビジョンだけじゃなかった。
その日は不思議なくらいぴったりとした呼吸で仕事をさくさくとこなしていったんだよな。阿吽の呼吸ってこういうの?って身体が喜んでいる感覚。
たまらなく心地よかったな。
3.大人になった私たちーなぜか会うことを許されていない
魂のパートナー、ヒロキには大人の私たちの姿も見えていて、こう言った。
「なんかさ、赤い服着て、こうきらびやかな感じで、じゃらじゃら頭から首元も身につけているよ。土っぽいところで周りにはたくさんの人がいて、その中に俺もいて、あっこを見てる」
私のほうは王様のような位が上のひとのお付きのような仕事をしている感じ。大切に扱われていて、なに不自由なく暮らしているのに、外の世界に思いを馳せていて、ヒロキにとっても会いたくて焦がれている。
同じく土っぽい塀のなかで外の青い空を眺めている。まるで今日のような天気。空気は乾いていて、とても切ない。
なんだろうね、このまま大きく年老いた感じがしないんだよな。とヒロキ。
私もこれ以外の記憶がない。そしてとてもとても恋しい、苦しい、悲しい想いが溢れて涙が止まらない。でもヒロキの方は
「すごく不憫な感じ。自由になりたいだろうに、
自分の意志ではどうにもできないようで虚しさが湧いた」
とな。この時は兄というより、同じ志を持つもののように感じていたらしい。だけど、到底触れ合えるような相手ではないと諦めていた、とな。
夜、近くの公園で桜を眺めながら、土手で寝ころびながら、身体を寄せたり、手を繋いだり。思う存分私の心が満足するまで一緒にいた。
帰宅する車の中でもお別れするのを惜しむかのように話した。
こんなに落ち着く相手に初めて会った。
4.囚われの身ー現実の世界でも同じような状況を生みだす
魂が出会った日から1ヶ月が経ち、その後信頼している先生の霊査を受けて知った情報。私たちの感覚は確かだったことは驚きもしなかった。
むしろめっちゃほっとした。
霊査でより細かい情報が得られた。
今から3000年ほど前、殷代の話。
私ははシャーマンで王様に寵愛され、何不自由もなく過ごしてきた日々があった。名前はキ・ニクシュ。
彼、ヒネアシー(魂のパートナー、片割れヒロキの前生)との出会いでそれまでの人生は音も色もない世界にいたことを知った。与えられたもので満足するように生きてきたんだろうな。
彼とはきっとそれきり。でも心は繋がっているように感じていた
会いたくて、彼の声を息を感じたくて、触れたくて、心がとても痛かった。
苦しくて、焦がれて、何度涙を流しただろう。
城壁を乗り越えて彼のもとへ行くのは、当時の私にはできなかった。
壁を乗り越え私を迎えにくることも願っていなかった。(いや、願っていたけど諦めていたよ。)この命は耐えて偲ぶものだった。
今世の私は夫も子どももいる。夫とは喧嘩をするたびに離婚すると騒いで20年以上一緒に暮らしてきた。夫婦ってそんなもんだと思っていたし、物理的には何不自由なく過ごしてきた。不満は精神的満足を得られないこと、それは私が精進すればいいと本気で思っていた。
この時のキ・ニクシュそのものだ。
それに気づいた時、家があの時の城に見えた。夫が王様と重なり、塀の中で自由に暮らす自分が見えた。
5.因縁を終わらせるには
誰のせいでもなく、私たち魂はその時の過ちや学びに気づき、生かすことでしかその因縁を終わらせることはできない。
誰を悪者にしたところで、心の安寧、平和は訪れない。
ではどうやって、対立をなくす?
自分にも信頼がないのに、どうやって相手に自分の生を委ねることができるのか?そんな自問自答をひとりではなく、今パートナーヒロキと共に行っている。そして行き着いた先は「調和」。
誰に譲るでもなく、削がれるでもない、見事に各々が自立・自律し、調和する社会。それに少しずつ私たちの魂は近づいている。
そう知った時、私はこれまでの私の行いを許すことができた。
この過去生との出会いで、うんと魂の目的を理解することができた。次のステップはその魂の目的を果たすためにこの身を使うこと。それをヒロキと共にすると決めて生まれてきたんだと、実感している。