わたしの非常用防災グッズ
はじめに
わたしの出身は高知県である。
小さい頃から南海トラフ巨大地震の可能性が叫ばれ、普段から津波のときの避難訓練などに参加していた。
その意識は大阪に引っ越してからも根底にあり、大学時代から非常持ち出し袋を作っている。
筆者の住環境
まず、わたしの住環境から。
1997年生まれ26歳、女、ひとり暮らし。大阪府大阪市在住。
可能性のある災害は、地震、火事、台風、など。津波や水害は(今のところ)水は来ないとされている。
家は賃貸アパート。エレベーターなし3階。階段の1段が少し高めで上り降りしづらい。非常口・非常階段などがない。
消防法に抵触しないのか少し不安なところに住んでいる。
間取りは1K。部屋は10畳ほど。
そんなところに住んでいるわたしの防災グッズをご紹介する。
非常用防災グッズの中身
防災グッズといっても、ひとつにまとめるわけではない。
たとえば家にいて地震が起こった場合、最初に避難するときの持ち出し袋と、一度家に帰って住めるか確かめたあとの避難生活に必要なものがある。
また、出かけた先や職場で災害が起こったとき、持っておいたほうが良いものもある。
それぞれについて、わたしが用意しているものを書き留めていく。
1次避難のときの非常持ち出し袋
家で災害が起こったとき、とりあえず家から出て避難することをここでは1次避難と呼ぶ。
いろいろ調べた結果、1次避難は24時間以内になることが多いらしい。
これを踏まえて、わたしが用意したものがこちら。
余っていた普通サイズのリュックに100均の「PPシート」を敷いて強化したもの。外側にポケットがひとつ付いている。上の持ち手とジッパーにホイッスルを付けた。
メインポケットに入っているものは以下。
水(500mL)2本
タオル1枚
ポケットティッシュ4個
ロープ(2m)
救急セット(絆創膏や包帯、綿棒など)
ウエットティッシュ(20枚入り)1個
レインコート
アルミブランケット
ゴミ袋(45L)5枚
めがね
不織布マスク5枚
生理用品7個
携帯トイレ3個
乾パン1缶
靴下2足
薄く軽めの上着
100円玉と10円玉が多めの小銭(1000円分)
筆記用具(油性ペンの赤と黒、安全ピン、メモ帳、小さく巻いたガムテープ)
乾電池式の小さなラジオ
ラジオとライト(以下記載)に必要な乾電池
市で配られている防災マップ、防災情報を印刷してラミネートしたもの
以上。大阪市のページには区ごとに作られている防災情報のPDFがあるので、ここにそのページをリンクしておく。
次に、外側のポケットに入っているもの。
軍手
ライト(手回し発電式)
ライト(電池式)
はさみ
カッターナイフ
保険証をコピーしてラミネートしたもの
連絡先を書いた紙をラミネートしたもの
以上。
意識としては、24時間以内で帰ってくることを想定しあまり重くならないようにした。測ってみたところ、3.5kgほどだった。
また、雨のときなど中身が濡れないようほとんどの物をジッパーバッグに入れている。紙類をラミネートしているのも雨と耐久性を考えてのもの。
すぐに背負って逃げられるよう、玄関に置いている。
家に住めなくなったときに避難所に持っていくもの
1次避難のあと、様子を見るために家に戻る。
ドアが壊れるなど、家に入れはするが住めないという場合に、避難所で生活するために用意したものがこちら。
大きなリュックではあるが、キャスターが付いており取っ手を出して転がすことができるもの。前面ポケットが3つ、サイドポケットが2つ付いている。
中に入っているものについて。
基本的に1次避難用リュックの中身とは被らないようにしている。というか、それらを入れると入り切らないし重い。
まず、いちばん手前のポケットに入っているもの。
エコバッグ
のみ。
次に、2つめのポケットに入っているもの。
ライト(電池式、立てても使えるもの)
防災用長期保存ウエットティッシュ
使い捨てペンライト
次に、3つめのポケット。
レインコート
マスク15枚
連絡先をメモしたもの
眼鏡
タオルに包んだモバイルバッテリー
バッテリーのためのコード類と、コンセントに繋ぐアダプタ
そして、メインのポケットに入っているもの。
1日分と少しの非常食
水(500mL)4本
使い捨て食器(割り箸、コップ、紙皿)とラップ
携帯おかん器と耐熱容器
下着3セット(+使い捨てショーツいくつか)
部屋着(夏と冬で入れ替える)、靴下7足
タオル1枚
冷えピタ、カイロそれぞれ3つずつ
芯を抜いたトイレットペーパー
ポケットティッシュ5個
ドライシャンプー
体を拭くシート(アルコール入りのもの、なしのもの)
歯ブラシ、マウスウォッシュ
水を含ませるコンパクトタオル
生理用品4日ぶん
処方薬、市販の痛み止めや胃薬
スキンケア用品(化粧水と乳液のみ)
筆記用具(メモ帳、ボールペン、マスキングテープ)
携帯スリッパ
避難所で動き回るときのボディバッグ
給水バッグ(100均に売っている)
レジャーシート
簡易トイレ、目隠しポンチョ
圧縮袋
ゴミ袋(45Lと小さいものの2種類)
現金(1000円札と100円玉と10円玉)
以上。
かなり重いが、持てないほどではない。測ったところ、ちょうど9kgあった。
これは部屋の隅にぽんと置いてある。
冬と夏、服を入れ替えるタイミングで、中の食べ物や水をチェックしたり中身を見直したりしている。
家で避難生活をする際の備蓄品
もし家で被災し生活をするようになったら、という観点でも備蓄をしている。
水、食べ物、トイレ、情報、光、現金。これがあれば生活ができると思うので、そこに重点を置いて用意している。
まず水と食べ物はローリングストックを基本としている。
いつも500mLの水が20本あるようにAmazonの定期便で頼んでいるのと、他にも野菜ジュースも買っている。
また、乾パンの会社が出している4種セットを数年に一度買うようにしている。他、レトルト食品が常にあるようにしているし、水を入れれば1時間でできるアルファ米の非常食を1週間困らないくらいはストックしている。
電子レンジが使えないので、水を少し入れたら温まる加熱袋もある。
次、トイレ。お手洗いの便器に掛けられるような簡易トイレが売っているので、それを1週間ぶん用意している。
情報については、非常持ち出しリュックに入れているラジオもそうだし、いつでもスマホが使えるように、電池式のモバイルバッテリーを持っている。
光。電気がないとうちは日当たりが悪くて暗いので、電池式のスタンドライト、キャンドルとキャンドル皿を買った。地震の際には危ないかもしれないので、キャンドルについては要検討。
また、もし玄関から出られなければベランダから逃げることになるので、長い非常ばしごの購入も検討している。(ベランダに避難経路がないので。消防法的にほんとうに大丈夫なのだろうか……)
出先での災害を想定した防災ポーチ
もしかすると、職場や出かけた先で災害が起こるかもしれない。
いつも持っているポーチの中には以下のものが入っている。
生理用品
2日分の処方薬、常備薬
保険証のコピー
ミニはさみ
小さいゴミ袋2枚
コンタクトレンズの替え
ミニライトと電池
ポケットティッシュとウエットティッシュ
絆創膏
家の合鍵
現金を小銭で1000円ちょっと
これだけ入れても化粧ポーチ程度の大きさなので、荷物はそんなに重くなくて済む。安心感と引き換えにしていると思えば楽。
おわりに
今年は年始から災害に見舞われた方もいる。南海トラフやその他の地震がいつ来るともわからないし、地震以外の災害がいつあるかもわからない。
来るかわからないもののために準備をするのは大変だけど、いつ来ても大丈夫だというある意味での安心はお金で買える。
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