マツコにタピオカの魅力を伝えきった女子大生二人を褒めたたえたい
ゲストが得意ジャンルを企画として持ち込み、マツコにプレゼンする番組「マツコの知らない世界」で、先日タピオカが特集されました。
あのマツコがタピオカを飲む!
「人気なんですよ〜」という一時的なブームとしての紹介を超えて、地上波でタピオカの魅力が紹介される!
心が踊るような嬉しさの反面、誰がこのタピオカブームを代表するのかとドキドキしながら、テレビの前で待ち構えていました。
結果は、大満足!番組を見ながら、大学生の私と高校生の妹で、今回のゲスト・たぴりすと。の華恋さんと奈緒さんを大絶賛しました。
番組内のプレゼンや、彼女らがたぴりすと。としてタピオカを紹介しているインスタグラムアカウントを見て、ここまで何かをやり抜くってすごいなぁと感銘を受けました。彼女らの何がすごかったのか。タピオカ大好き人間として語りたいと思います。
タピオカ好きを代表するゲストに抱いた不安
2019年1〜3月のたった3ヶ月で、「#タピ活(タピオカ活動の略で、タピオカを飲むこと)」のハッシュタグがついたinstagram投稿は18,000件以上、「#タピオカ」が11,000件。(空前のタピオカブーム!#タピ活 人気店TOP10 Instagram投稿調査レポート)
都内に300店舗以上もあるタピオカ屋さんは、いつも行列ができている印象。
数字を見ても、体感としても、タピオカブームがきているのは確実です。
でも問題は、このブームの理由を完璧に説明することができないということ。
もちろん、お腹にたまるドリンクとして食事の代わりになるから、黒糖など和菓子に似た味わいで馴染みがあるから、コーヒーが嫌いな人でも飲めるからなど、たくさんの仮説は出ています。
きっと色々な理由が絡んでいるというのが実際のところであり、ブームの渦中にいる私からすると「美味しいから」以上の理由が見つからないのです。
そして、ここで重要なのは、「インスタ映え」だけが理由ではないということ。
もちろん、先ほど紹介したハッシュタグのように、タピオカの写真を投稿し、その体験を友達とシェアして楽しむという一面もあります。
しかし、定番のミルクティータピオカを想像してみてください。茶色い液体に黒いつぶつぶが入っているだけです。そんなに可愛くありません。さらにいえば、女子が常にインスタ映えを求めて動くという訳でもありません。
この、これだという理由は思いつかないけれど、「インスタ映えするから」「若い子の文化だから」と上っ面の理由を地上波で流して欲しくない。私はタピオカ自体に魅力を感じているんだ!というわがままな思いが、ゲストへの不安を生んでいました。
圧倒的熱量を持ったゲストが登場
そんななか登場したゲストは、「たぴりすと。」という現在11.6万フォロワーをもつインスタグラムアカウントの運営者。
可愛い女子大生のお二人でしたが、同アカウントでは顔出しなし。一日最高27杯ものタピオカを飲み、タピオカの紹介をコツコツと続けています。
大学に通いながらネイリストの資格をとったり、家庭教師とインターンの掛け持ちをしたりして、タピオカ購入費を稼いでいるというエピソードを聞くうちに、「テンションが高くてついていけない」と引き気味だったマツコさんも「ちゃんとしてたわ。」と二人を受け入れていました。笑
インスタグラムでは、全国1000店舗を巡り購入したタピオカを「ドリンク」「タピオカ」「店」「総合評価」を軸に、星5つで評価。不定期で、タピオカの粒の大きさ比べや、ほうじ茶フレーバーの味比べなども行なっています。
安定のやや小粒もちもち系タピオカ!弾力はとってもいい感じ!だがしかし普通のタピオカはほぼ無味なのがジアレイの特徴。でも今回の濃厚なチーズクリームと甘め黒糖ラテには、甘くないタピオカが絶妙なバランスであっていた!
ジャスミンの香りがしっかりする。豆乳に認めすっきりとした印象。割と渋いのあるジャスミンで茶葉感強め!甘さはレギュラーにしたが、甘さ控えめなので甘党の方は甘めにするのがオススメ!総じて大人の味✨
ドリンクもタピオカも本当に惜しかった😭見た目と舌触りは濃いほうじ茶なのに味がかき消されちゃっているのがもったいなかった!タピオカも味は美味しいのだけど、ちっちゃめ噛みちぎれる系はこのドリンクには合わないかなあと個人的には思ってしまった!これだとリピはないかなあ、、
このように、きちんとタピオカの違いが伝わる、分析と表現。お店側に配慮しつつも気になる点はきちんと指摘しており、この番組を見るまでアカウントの存在を知らなかった私は、思わずフォローしてしまいました。
「タピオカをブームじゃなく文化にしたい」という思い
たぴりすと。の二人は、他国に比べてタピオカは日本でまだまだ浸透していないと言います。
台湾では1日に約3杯、通勤時に飲む人が多いそう。また韓国やベトナムなどアジア諸国にとどまらず、アメリカでも広まりつつあるとのこと。
アメリカの大学では、アジア出身やアジアにルーツがある人が中心となってタピオカを好み、アメリカ人では食感が好かないという人も多いように感じていたので、少し「んん?」と思いましたが、大都市には大抵タピオカ屋さんがあるので、浸透してきているというのは事実だと思います。
そして、私が驚いた二人の主張。
タピオカをブームじゃなく、文化にしたい!(そのためには、)インスタ映えが邪魔をしている!
ここでまさかの、インスタ映え否定!
要約すると、インスタ映えがきっかけでブームが起きた所まではいいが、若者の飲み物という印象が強く、大人が入ってこないという現状がタピオカを文化にする上での壁になっているというのです。
続けて、大人がタピオカを飲むべき理由をプレゼンします。
・キャッサバというお芋が原料なので、腹持ちがよい
・お茶碗一杯分のカロリー補給ができる
・水分補給もできる
栄養バランス的に、理想の食事とは言えませんが、朝食としてタピオカでさっと栄養補給するのは確かにありですよね。
そして何より、ここまで真剣にタピオカの未来について考えている二人。
番組内でも、透明なタピオカや、差し入れ向きのオシャレな容器に入ったタピオカを紹介しており、普段からどうしたら大人に浸透するかまで考えて、タピオカを分析していることがわかります。
やっぱり、人が何かに熱量を持っているという姿は、素敵ですよね。
ただ「タピオカ好き〜。」と楽しんでいた私と妹は、写真の撮り方や分析内容を工夫するマーケティング力、きちんと現状を分析しタピオカの未来を考える思考力。そして、全国のタピオカ屋を巡り続けるその熱量に感銘を受け、なんでもやり抜くって大切だよねという結論に至りました。
たぴりすと。さん、タピオカの良さを広めてくれてありがとう!
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