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考えたこと・思ったことをまとめたマガジン

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毎日の中で考えたことをまとめたマガジン。「コンテンツ会議系マガジン」に含まれないnoteは、全てこのマガジンで読むことができます。他のマガジンとも被る時があります。
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#ライティング

書けるけど、伝えられない。

最近、伝えるために書いてないなって思うんです。 自分の思ったことや考えたことを、言語化してそのまま流している。 noteでもそうだし、ツイッターや、コピーもよほど頑張らないとそうなる。 書くのは、ずっと昔から得意なんです。 言語化も苦手な人がいるけれど、私は誰に頼まれずとも、これってどうやって説明したらいいかなって考えているから、「説明」は得意。 でも伝えるとなると、相手が必要。 だから本当はnoteを書くときも、事前に伝えたいことを決めて、それを伝えたい相手を決

置いておくという書き方

自分の気持ちや考え、さっき起きた出来事について。 書くという行為を通して、私たちは誰かに、何かを伝えようとする。 そして、私が書くとき。たいていは、「置いておく」という感覚に近い伝え方をしようとしている。 今すぐ世界を変えたいとか、特定の誰かに伝えようという気持ちではなく、いつか誰かが、時が来たとき、これが読みたかったと思えるような記事を。言葉を。 このだだっ広いインターネットの海で、見つからないかもしれないけれど。なるべく見つかるように、時がきたその瞬間に備えて頭の

話術磨きでは得られない、言葉の重み

言葉で人の心を動かしたいと思ったとき、つい言葉遣いや、話術に頼りたくなる。 でも、言葉はわたしを写す鏡でしかないから、わたし自身を磨かないことには意味がない。 そんなことを、近畿大学卒業式でのキングコングの西野さんのスピーチを観て思った。 ベストセラー絵本作家としての経験はもちろん、お笑い芸人らしい巧みな話術も活かされた素晴らしいスピーチだった。(noteの最後にリンク貼っておきますね) Youtubeのコメント欄にも、内容というより、スピーチの構成や話術を褒める

感動するスピーチに共通するもの。

最近、誰もがこぞって素晴らしいと褒めるスピーチに、多く触れた。春という節目の季節だからだろうか。 その中で印象的だったのが、内田裕也さんのお別れ会での、娘・内田也哉子さんの謝辞。 そして、東京大学学部入学式での、同大名誉教授・上野千鶴子さんの祝辞だ。 この二つのスピーチに共通していることは、二つ。 一つ目は、誰もがなんとなく感じていた大きな流れを、言葉にしたこと。 内田也哉子さんの謝辞では、娘として過去を振り返り、本人も「わかり得ない」と称した内田裕也さんという人間

書いて、宝石を発掘する。

書くことの力は、計り知れない。それが自分に与える恩恵も、読んだ人に与える影響も。 たくさん例を挙げるよりも、最近感じた文章の可能性について話したい。 インタビュー記事を書いて、「評判が予想外にとても良かった。ありがとね。」とインタビュー相手に言われた。 一瞬、そんなに期待されていなかったのかと悲しくなったけれど(笑)、でも彼が本当に期待していなかったのは、私の文章力ではなくて、自分自身だったんだと思う。 インタビューは、その人の中身を見せる作業だ。 文章はそれを伝え

自分のために頑張り続ける力。

何かを頑張っていると、初めは期待していなかった良いことが起きたりする。 例えば、最近始めたnoteの毎日更新は、プロの編集者さんやライターさんがこぞってnoteを書けというので、とりあえずやってみようという気持ちで始めた。 調べ物をしたり、とにかく書いているうちに、勝手に文章力が上がらないかな、くらいにしか期待していなかった。 でも、毎日noteを更新してみて、思っていたよりもみんなから反応がもらえた。 もらえるいいねは、私が今まで月一程度でしっかり考えて書いていた他

説得よりも納得。3種類の納得を理解して、意見を伝える。

どうして嘘をついてはいけないのか、どうして人に優しくしなければならないのか。 この質問の答えは、きっとたくさんある。しかしその一方で、相手を一番効果的に納得させる答えは、一つしかない。 小さな子供に、難しい倫理の話をしても納得してもらえないし、大人に「そういうものだから」と説明するのも一緒。 だから「納得」を理解することは、誰かに自分の意見を伝える上で、欠かせないものなのだと思う。 ・納得させるには、説得してはいけない ・自分を中心にした納得 ・大切な人を中心にし

読者を信頼するって、きっと点を置きすぎないこと

[読了目安: 2分半] 俳句の添削番組を観ていて、一位の人がよく「読み手を信頼できていて素晴らしい」と褒められている。 でも読者を信頼するって、具体的にどういうことなんだろう? 最近書くことを学び始めて、読者を信頼することの難しさが分かってきた私は、そのイメージをちょっと掴んだ。 書くことは点を置くことで、点を置きすぎないことが、読者を信頼するということだ。 書くことは、点を置くこと私は、書くことは点を置くことだと思っている。 こんな風に。 そして、読者はこの

私が本やドラマの感想をnoteに書く理由。

最近noteに、本やドラマの感想を書くことが多かった。 私にとって何かの感想を伝えることは、私が普段世界を見ているレンズを貸すようなものであり、授業のノートを貸すイメージでもある。 「それぞれ好きなように楽しめばいいじゃん、なんでわざわざ感想を言わなきゃいけないの、聞かなきゃいけないの?」という人もいる。 だから、私が誰かの感想を聞きたがったり、自分の感想をnoteに書いたりしている理由を、分析してみる。 ・感想は、バラバラだから面白い ・学んだことがより多くの人

ずっと授業動画を観ていたオンラインサロンに、現地参加して思ったこと

私は、街角クリエイティブ編集長の西島知宏さんが主催するオンラインサロン「明日のライターゼミ(以下、明日ゼミ)」に1期・2期と参加しています。 しかし私はアメリカの大学に通っているため、1期では第1回目のカツセマサヒコさんの講義以外、全てアメリカからのビデオ受講でした。 一方で、第2期は大学の夏休みと被っていたため、約半分の講義を実家がある東京で、現地受講することができました。 結果、「アメリカで明日ゼミが受講できるのはとっても嬉しいし、意味がある。でもやっぱり現地で他の