子どもの言動、その奥に
髪を洗いたがらない子ども
日頃、夫が3歳の子どもをお風呂に入れている。ただ最近、子どもが髪を洗うのを嫌がるようになった。その結果、夫は子どもの希望を聞いて、髪を洗う日と洗わない日を交互に設けるようになった。
それはそれで、1つの解法かなと思いつつ、私は毎日洗えるようにしたいと思った。
嫌な理由を分解してみる
そこで私は、子どもの「なぜいやか」を探ってみることにした。
すると、理由はシンプルで「水に濡れて目が開けられないのが嫌」。言葉通り「髪を洗うのが嫌」と受け止めていたら見えなかった解法も見つかった。美容院方式で、頭を後ろに倒してシャンプーしてみたところ、即日克服できたのである。水遊びで顔が濡れるのは嫌がらないのだが、シャワーで水が顔にずっとかかる感覚が苦手なようだった。
子どもの言動、その奥に
今回ような事例について、人によって色々な解法の取り方があると思う。言動をそのまま受け取ると、お風呂嫌いなのか、とか、シャンプー苦手なのか、とか心配していたのだが、理由を分解してみるとものすごく単純なことだった。子どもは自分で分解しづらいので、質問ベースで深掘りするとヒントが見えやすい。
言動の、もう少し奥のニーズを探ってみると、案外答えが近くにあるかもしれない。