●気虚について
皆さんこんにちは、虎鉄です。
前回は脾虚についてお話し致しました。↓
本日は気虚についてお話ししたいと思います。
私が中医師の先生に言われるのは…
食べて、エネルギーに転化出来ない、吸収出来ないのでそりゃあ色々と不調が出て来ます(泣笑)脾虚に続いてよく出る病態が“気虚”です。
“気”と言うのは生命活動の根本的なエネルギーで目には見えないものです。生まれ持った“先天の気”と食べ物と呼吸で作られる“後天の気”の2つがあります。この2つが合わさると皆さんご存知の“元気”になります。
気は呼吸や心臓を周期的に動かしたり、血管を通して全身に栄養と潤いを与えたり、外敵(菌やウイルス等)から身体を守ったりしています。
この気が不足すると気虚となります。原因は生まれ持った先天の気が不足している場合もあるそうですが、主な原因は栄養不足。胃腸が弱い私は気虚になって当たり前、と言っても良いんですよね(泣笑)
痩せ型で冷えや胃もたれ、風邪を引きやすかったり、皮下出血しやすかったり、無気力だったりします。
こうして『何もかも足りてない』という状態を脾気虚といいます。脾の機能低下で代表的な病態です。全身の倦怠感や無力感と言った気虚の症状にプラス、食欲不振、腹部の不快感、鈍痛、食後に腹部が張る、下痢、吐き気やげっぷ過多などがあります。
フルタイムで働いていた当時は様々なストレスを抱えて職を転々として居ましたので、それが大きな原因だと思います。脾気虚が悪化しついに突発性難聴になった、と言う感じです。
生まれ持って身体が丈夫じゃないのは仕方がないので、悪化させない為の対策が必要です。
ストレスは何も人為的なものばかりではありません。近年多い寒暖差や気圧、湿度も立派な要因です。月の満ち欠けもそのひとつ。
人間もこの自然界の一部ですから、自然界の影響を受けるのが普通です。東洋医学ではこう言った考え方をしていて“整体観”と言います。私はこの考え方がとても素敵だな、と思っています。
みんなの地球です。動物も植物も…人間以外も生きている世界です。季節が移ろうように人の身体も自然に合わせて移ろうと、心地よく生きて行けると思います。
いかがでしたでしょうか?
自分の身体の癖、傾向を知っておくとストレス対策、不調対策が出来ます。最近は本当に身体に優しくない気候が続いておりますので、皆さんも是非無理をせず、ゆるゆるとご自愛くださいませ!
それではまた、ご機嫌よう☆彡