マウスピースならどんなものでも いいと言うわけではない!
今日は、
『マウスピースならハードタイプがオススメ!!
マウスピースならどんなものでも
いいと言うわけではない!』
と言うお話について。
顎関節症(がくかんせつしょう)は、
あごの関節に「危険なチカラ」が継続的に
かかることにより引き起こされます。
そしてその「危険な噛むチカラ」は、
精神的ストレスによって起こる
「歯ぎしり・食いしばり」が原因なのです。
マウスピースはそもそも、
その「危険な噛むチカラ」を
コントロールするために使うのです。
ということで、今回は下記の
「マウスピース調整の3つのポイント」
について解説していきます。
1)ちからの大きさ
2)ちからがかかる持続時間
3)ちからのかかる方向
まずは「1)噛むチカラの大きさ」について
睡眠中など無意識時の歯ぎしりや食いしばりは、
一本の歯に対して、その人の体重の5~15倍の力が
かかると言われています。
成人男性60kgの人なら300~900kg、
なんと、1トン近くにもなるわけです!
これ程の力が毎日毎晩加われば、
歯やあごが壊れるのは当然ですよね?
2)力がかかる持続時間 について
通常、人間の噛むチカラはどのくらいあるのでしょう?
食事をするときの噛むチカラは、
一般的に自分の体重くらいと言われています。
体重60kの男性であれば60kg、
体重40kgの女性であれば40kgくらい。
毎日食事の時にかなり多くの回数
噛んでいる訳ですが、
『こんなに噛んで、歯って大丈夫なの?』
って思いますよね。
もちろん健康な歯と歯茎であれば大丈夫です!
しかしながら、歯ぎしり・食いしばりをする人を考えると
自分の体重の5~15倍の力が、
寝ている間7〜8時間「歯」や「あご関節」に
加わり続けている!
そう考えると・・・
歯と顎の関節が壊れない方がおかしい!
ということが理解できますよね。
3)力のかかる方向 について
力のかかる方向は、
・歯並び
・その人の歯のすり減り方
・歯の形態
・奥歯の噛み合わせがどれくらい低くなっているか
などによって変わってきます。
以上の事を考慮して、
マウスピースを作り、ひとりひとりに合った調整を
しなければいけません。
マウスピース治療は、
❶まずその人の状態を把握して、
❷噛むチカラをコントロールできる【ハードタイプ 】の材料で、
❸適切な方向へチカラの分散を狙い、
❹顎関節症になってしまっている組織
の許容範囲内で微調整をする
以上のことが、必要になるのです。
そのためにはドクターが、現在の顎関節の状態を
しっかり把握しなければなりません。
ろくに診断もせず、
「型取りして、ハイ、終わり!」
ではダメなのです。
「市販のマウスピースや、
ソフトタイプの柔らかなマウスピースではダメ!」
その理由が、わかっていただけたら幸いです。
ただここで、忘れちゃいけないのが
「精神的ストレスをコントロールする事が最も大事!」
という事実です。
根本原因である精神的ストレスをそのままにすると
間違いなく痛みや症状を繰り返します。
心の問題にはセラピーで、
「ストレスの元が何処にあるのか??」
にアプローチしていくことが大切です。
「ハードタイプのマウスピース」と
「アドミットパワーセラピー」のセットで、
最強の革命がおきます^ ^
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