娘の"ばんそうこう"から人助けについて考えてみた話
よく身体をモノにぶつけてしまう。
その度に、反射的に
「いてっ!」
と言ってしまう。
大したことないことでも、「いてっ!」と言ってしまうことがある。
そんなとき、たまたま娘が近くにいると
「いてっ!」を聞いた娘が
「パパ!だいじょうぶ?どこぶつけたの?」
「あさちゃんのばんそうこう、あげようか?」
「ばんそうこうはれば、なおるとおもうよ!」
と言って、
自分のばんそうこうBOXから、おすすめのばんそうこうを分けてくれる。
「ありがとう!ちょっとぶつけただけだから大丈夫だよ。
あさちゃんの大事なばんそうこうだから、あさちゃんが使うときのためにとっておきな!」
と返すと、
「いいんだよ!はった方がいいよ!あさちゃんがはってくれる!」
と、お気に入りの1枚を分けてくれる。
とことんばんそうこうで助けてくれようとする。
娘は、ばんそうこうをたくさんもっている。
かゆいとき、ちょっとした傷ができたときに使うのはもちろんだが、
もっと小さいときに
好きなキャラクターのばんそうこうをお守りにして
寝たり、保育園に行ったりしていたから、
たくさんばんそうこうを持っている。
ぶつけたとき、かゆいとき、なにか傷があるとき、
何かしら身体の異変があったときは
大体、ばんそうこうで助けてくれようとする。
娘にとって、ばんそうこうはケガや病気を治す万能薬。
困ってる人を助けてあげられる、娘にとって唯一のアイテム。
だから、どんなときでもばんそうこうで助けてくれようとする。
娘のその「助けてくれようとする」気持ちが最大の薬だよな〜。
自分の持ってるできることで、困ってる人を助けようとする。
この姿勢、つい忘れちゃうけど、大事だよなぁ。
これ、仕事でも普段の生活でも大事だよなぁ。
個人的に、人助けというと、なにか特別なことをしなきゃいけない、
と考えがちなのだが、
そんな大層なことを考えなくていい、と娘に改めて気づかせてもらった。
自分にできることはたかが知れてる。
でもその自分ができることを精一杯伝えて、自分でも助けられることもある。
自分の持ってるものでどんなことができるのか?
どんなことで助けられるのか?
そこにフォーカスすれば、何もできない、何も助けられない、なんてことはない。
できることを増やすのも大事だし、増やした方が助けられる人も増える。
できることを増やすこともしながらも、今持ってるもので全力でできることをしていきたい。
う〜ん、なんかいろいろできる気がしてきた。
気づかせてもらった娘に今日も感謝です。
あーーー、やっぱり、子どもって天才。