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黒カビ噴射装置と化したエアコンの話

みなさん、エアコン掃除してますか?
してる人もしていない人も、
数年に一回は業者さんを呼んで
分解洗浄してもらうことをおすすめします。
閲覧注意ですが、下にある画像のようなことに
なってしまいますよ。


正常性バイアスに支配されたとーちゃん

2024年6月。
暑くなってきたのでリビングのエアコンをつけたら
冷房の効きが異常に悪くなっていることに気づく。
風量を強にすれば問題なく冷風が出るので
ひとまず様子見で過ごすことに。

一週間後。
送風口から風が出たり出なかったりしている。
エアコンを取り付けてから5年ほど経過しているので
一度業者さんに丸洗いしてもらったほうが良いかな
ということで予約をする。
混み合っており、7月中旬の作業ということに。

ん?
これから暑くなりそうだけど大丈夫かな。
まあ、風量を強にすれば直るからいいか。

風量を強にすれば「問題ない」とか「直る」とか
思ってしまうの、よく考えると怖いですよね。
調べてみると、エアコンから吐き出されるカビは
アレルギー・喘息・アトピーなどの症状を
引き起こしてしまうらしいです。

思えば、去年の時点で異変は発生していました。
風邪が治っても咳だけ続くことが多くなり、
気管支を広げるテープを処方してもらうことも
ありました。
ちなみにとーちゃんは咳喘息になってしまい、
2週間ほど吸入薬を使って、
なんとか咳がおさまりました。
痰が絡む、湿っぽい咳がずっと続く感じでした。

ついに冷風が出なくなる

2024年7月。
風量を「強」にしても冷風が出なくなった。
それでも、設定温度を最低の18度にすれば
なんとか暑さはしのげる感じ。

連日の風量マックス運転のせいか
吹き出し口から黒カビがボロボロと出てきて
エアコン下が黒い粉だらけになった。
業者さんが来るまで、あと10日。

2024年7月中旬。
今日は、とーちゃんの友達が家に遊びに来る日。
そんな日に限って、風量を「強」にしても
設定温度を「18度」にしても
とうとう生ぬるい風が出てくるだけに。
でも、つけていないよりかは少しマシ。
とーちゃんの友達は、汗かきかきで
出前のピザをほおばってました。
子どもたちとも遊んでくれて、ありがとう。

いよいよ明日、業者さんがやってきます。

【ひといきコラム】お掃除機能付きは今後、買わないだろう

なんでそんなになるまで放っておいたんですか!?
と、お思いになられた皆様。
決してエアコンの掃除を怠けていたわけでは
ありません。
いや、やっぱり少し怠けてました。

というのも、わが家のエアコンは
「お掃除機能付き」なんです。
その全知全能感のある名称を目にしたときに
ああ、お掃除しなくていいんだぁ、
と勘違いしてしまいました。

わが家と黒カビとの共生が確定した瞬間です。

お掃除機能付きとは、
フィルターに付着したホコリたちをかき集めて
フィルターだけをきれいにしてくれる機能のこと。
かき集めたホコリは、
専用パーツ内に格納されるので
それを掃除機などで吸えば、一気にフィルターの
お掃除が完了してしまう優れものです。
※機種によっては壁からホコリをポイっとしてくれる
 ものもあるらしいです。
 その昔、ヨーロッパではトイレの排せつ物を
 窓から外に捨ててたらしいですね。
 ふと、そんなことを思い出しました。

でも、その機能はエアコン清掃において
全知全能というわけではありません。
風を送りだすシロッコファンや、
フィルターの奥にある部品に付着した汚れは
お掃除してくれません。

そもそもこの部分は、
素人では掃除できない場所らしく
専門業者にお願いするしかないそうです。

業者に依頼する場合、通常のエアコンであれば
1台あたり2万円ちょいで洗浄してくれるのですが
お掃除機能付きエアコンの場合、
内部構造が複雑なためさらに1万円ほどの費用が
プラスされてしまいます。

わが家にはエアコンが6台あります。
全部の洗浄をお願いした場合、
なんと、20万円ほどの費用が発生することに。

このあとの画像を見てもらえれば
わかってもらえると思いますが、
お掃除機能があってもなくても、業者さんによる
プロの洗浄は必要だと感じています。
ランニングコストを考えると、
今後エアコンを買うとしたら、お掃除機能付きは
選択したくないなと思いました。

戦慄!エアコンの中身

いよいよ業者さんが到着しました。
これから洗浄作業をしてもらいます。
すでに昨日の時点でリビングの蒸し暑さが
限界突破していたため、わらにもすがる思いです。

エアコンさん、キレイにしたら直ってくれー!

業者さんは手際よくエアコンの分解をはじめ、
あっという間にすべてのパーツが分解されました。

ここから各パーツごとに丁寧に洗浄していきます

さて、取り外したパーツの洗浄は
家の外で行います。
待っている間ひまだったので、
どれくらい汚れているのかちょっと見てみました。

ここから閲覧注意です。
続きを見たい方は、下へスクロールをお願いします。


羽部分にホコリとカビが癒着して空気を送りだせなくなったシロッコファン

これが冷風を送りだすファンの部分です。
エアコン作動中は常に回転しており、
停止するとエアコンの羽が閉じてしまうので
素人が掃除できるパーツではありません。

回転しながらリビングのホコリを巻き込み、
さらにエアコン内部の水気を吸い込んで
付着してしまっています。
そこから黒カビも発生して
黒カビ噴射装置と化したようです。

そして、ふと上を見あげて戦慄したのがコレです。

ホコリとカビがヘドロ状になりアルミフィンをふさいでいる

ホコリと黒カビの混合体って感じですね。
これではエアコンがどれだけ頑張っても
機能を発揮することができないわけです。

この部分は取り外すことなく、
丁寧に周囲を養生してから
直接、洗浄機の水を当てて洗っていただきました。

その結果、排出された煮汁がコレです。

排出された汚水

こんな汚れたままの状態から送りだされる
空気を吸い込んで生活していたら
喘息になってしまうのも納得です。
エアコン洗浄、定期的に依頼しましょう!

お掃除機能付きエアコンでもこのありさまなので
数年に一回のエアコン分解洗浄は
必須だと考えております。
どうせ業者さんに依頼するなら、
分解しやすくて洗浄費用も安い
お掃除機能なしのエアコンを選択されると
良いと思います。

これから注文住宅を建てられる方、
エアコンを買い替えようとしている方が
機種選択される際の参考になれば幸いです。

ちなみに今回の洗浄作業は
おそうじ本舗さんにお願いをしました。
この業者さんに決めた理由は、
大きく以下の3点です。
①完全分解洗浄に対応しているので
 洗い残しがほぼない。
②あらゆるエアコンの洗浄方法を撮影した
 動画を社員向けに公開しており安心。
③加入している保険の優待(リロクラブ)に
 対応していたのでちょっと安くなった。

作業員の方もとてもフレンドリーで
興味本位で近づいてきた長女に
作業内容を説明してくれたりしました。
次回は寝室のエアコンも依頼しようと思います。


エアコンきれいで空気すっきり

さてさて作業が終わり、あんなに目詰まりしていた
アルミフィンが新品のようにきれいになりました。

洗浄前と洗浄後
ピッカピカのエアコン

せっかくキレイしてもらったので、
この状態をできるだけ維持したいと思い、
エアコンの上に貼り付けるだけの
簡易的なフィルターをつけてみました。
一袋に3枚入っているのでお得!
フィルターサイズも大きめなので
エアコンサイズに合わせてカットすれば
どのエアコンでも使えそうです。
遅いかもしれませんが、他の部屋の5台も
このフィルターを取り付けました。

貼り方汚いですが、こんな感じでホコリの侵入を防止できます。

ていうか、エアコンの天面って
カバーついてないんですね。
どうやら上部から空気を吸い込む仕組みに
なってるらしいです。初めて知りました。

そしていよいよエアコンを作動。
ものすごーく冷たい風が出てくるように。
やっと直ったー!ありがとう業者さん。
ここ一ヶ月ほど「風量マックス」「最低温度18度」で
運転させておりましたので
電気代が7000円ほどプラスになりましたが
良い勉強代になったということで
これからはエアコンの汚れ具合も
気にかけたいと思います。

わが家には気管支炎になりやすい
ダウン症のコタローがいますので
なおさら気をつけないとな、と感じました。



コタロー!
きれいになったエアコンどう?



何かが高まるとこの顔になる

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