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パパッと見るブックレビュー『ユーザーストーリーマッピング/Jeff Patton』


はじめに

 このnoteは『ユーザーストーリーマッピング』という本の『パパッと見るブックレビュー』です。

パパッと見るブックレビューのコンセプト

 レビューをパパッと見た方が、紹介した本が今の自分の課題にマッチしているかどうか、欲しているものかどうかをパパッと判断できることをコンセプトとしています。

今月のイラスト

今月のイラストは『ゆき』さんのイラストを拝借しました。ありがとうございます!

ブックレビュー

本の紹介・読んだ目的など

【タイトル】ユーザーストーリーマッピング
【著者(敬称略)】Jeff Patton
【発行日】2015/7/25
【発行所】オライリージャパン
[読んだ目的]
 ユーザーストーリーについて理解する
[何でこの本を知ったか]
 『プロダクトマネジメントのすべて』で紹介されていた。
ブクログでつけた★の数]
 ★★★★★

この本はこんな人にオススメ

  • ユーザーストーリーの理解を深めたい人

  • 良いプロダクトを作りたい人

  • アジャイルに興味がある人

私が感じたこの本のメッセージ

「 ユーザーストーリーをベースにプロダクトを作り、最小のアウトプットで最大のアウトカムを得てインパクトを得よう 」

読後にブクログに投稿した感想

目的:ユーザーストーリーについて理解する

感想:とても勉強になりました。ユーザーストーリーという言葉の意味、実際の使い方がよく理解できました。

その他プロダクト開発の進め方について勉強になる点が複数あり、とても参考になりました。

今後も教科書的に読んでいきたいと思います。

要点:
・ユーザーストーリーはユーザーの行動ストーリーである。誰に、何を、なぜで考える

・ユーザーストーリーはプロダクト開発に関わる人たちとの共通理解のためにある

・ユーザーストーリーには大きさがある。時にはエピックと呼ばれたりする。開発用のストーリーは1日2日程度でテストまでできるもの(ここが1番知りたかった)

・ユーザーストーリーを考えて最小のアウトプットで最大のアウトカムを出す、結果インパクト(事業成長)を狙う

・オポチュニティ(アイデア)発生→オポチュニティ評価で進行判断→ディスカバリーでMVP(MVS)を決める→ストーリーワークショップでストーリーの分割調整→制作、の流れ

小谷田のブクログ

私が理解したこの本のポイント

  • ユーザーストーリーはユーザーの行動である

  • ユーザーストーリーは開発に関わるメンバーの共通理解を生むためのツール。あくまでツールであり、理解は会話により醸成する

  • 誰に、何を、なぜ、でユーザーストーリーを考える

  • ユーザーストーリーには大きさがある

    • Epic、テーマ、など全部ユーザーストーリー。大きさが違うだけ。開発用のストーリーは目安1〜2日でできる規模

  • ユーザーストーリーを考え、最小のアウトプットを考え、最大のアウトカム(成果)を得る。結果インパクト(収益など業績)を得る

  • 流れ:オポチュニティ→オポチュニティ評価でやるやらを決める→ディスカバリーフェーズでMVP(本ではMVS(Minimum Viable Solution)と言っていた)を決める→ストーリーワークショップで詳細なストーリーを検討し開発用ストーリーを作る→実装する

  • オポチュニティ評価がプロダクトマネジメントのすべてでいうところのWHY、ディスカバリーフェーズがWHAT+MVP検討、ストーリーワークショップがHOW

チャプター紹介

・まず最初に読んでください
・全体像
・作るものを減らすためのプラン
・より早く学ぶためのプラン
・時間どおりに終わらせるためのプラン
・あなたはもうやり方を知っている
・ストーリーについての本当のストーリー
・より良いストーリーテリングのために
・カードに書かれていることがすべてではない
・カードは始まりにすぎない
・ケーキのようにストーリーを焼く
・岩を砕いていく
・岩を砕く人
・オポチュニティから始める
・ディスカバリーを介して共通理解を築く
・ディスカバリーによる検証された学習(Validated Learning)
・リファイン、定義、構築
・ストーリーは実際にはアステロイドに似ている
・構築するすべてのものから学
・終わり?それとも

紀伊国屋書店

私の読後行動

  1. PdMとしてユーザーストーリーを形にしてものを作る

  2. 開発時にユーザーストーリーで会話する

  3. オポチュニティ評価、ディスカバリー、ストーリーワークショップを意識した開発フローを作る


以上、パパッと見るブックレビューでした。参考になれば幸いです!


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