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運命の1冊
こんばんは、小谷田です。今日は『運命の1冊』についてです。
運命の1冊って?
前に西岡壱誠さんが書かれた『東大読書』という本を読みました。(すごい勉強になりました)
おわりにに「この本を読んで人生が変わったという運命の1冊に出会ったか?」というくだりがあったのです。『運命の1冊』綺麗な言葉ですよね。
私の運命の1冊
私の運命の1冊は森博嗣さんの『すべてがFになる』です。
本を読む前と読んだ後の人生を比べられないのがもどかしいところですが、私は間違いなくこの本が運命の1冊であると思います。
この本との出会い
大学1、2年(2000-2001年)の頃だったと思います。友人の家に遊びに行った時に紹介してもらいました。忘れてしまいましたが貸してもらったかもしれません。
引き込まれて一気に読み、そこからシリーズ(S&Mシリーズ)をバンバン読みました。当時は最初ノベルス版が出て、その後に文庫が出るという流れで文庫が出てたのが5冊くらいだったので、以外の本は文庫を待てずにノベルスで買いました。(S&Mシリーズは10冊)
さらにそこから違うシリーズ(Vシリーズ)も読みました。確か当時はそこまでで、その後四季シリーズが出た、くらいの状況だったと思います。
この本がなぜ運命の1冊か?
一言で言うと衝撃の1冊でした。
全体的に言葉の使い方が不思議で綺麗
孤島での密室殺人というストーリーが引き込まれた
天才というものに触れることができた(実際会ったことないですけど)
真賀田四季博士(天才)がすごい
その真賀田四季博士に認められた犀川先生カッコいい。ってゆうか犀川先生カッコいい
そんな犀川先生のことが好きな西之園萌絵ちゃんの恋の様子も良い
このような感じです。①世界観が他と違う、②ストーリー構成が他と違う、③登場人物が他と違う、ここがポイントかと思います。本当に面白い本です。
他の本も面白い
私はS&MとVシリーズが好きですが、それらはみんな面白いです。今思うとやはり上記①②③かなと思います。
あと、本のタイトルも独特です。英語もついているのですがそこが伏線になっていることもあり、後から気づくとより世界観が増します。
タイトル一例
すべてがFになる
THE PERFECT INSIDER
笑わない数学者
MATHEMATICAL GOODBYE
封印再度
WHO INSIDE
有限と微小のパン
WHO OUTSIDE
森博嗣さんの私が好きな1冊
運命の1冊は間違いなく『すべてがFになる』ですが、それとは別に私が好きな1冊をご紹介します。
この本はVシリーズの1冊です。Vシリーズは、こちらも天才である瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)さん、引き込まれる魅力を持っている探偵であり◯◯(詳しくは小説で!)な保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)さん、女装が好きな少林寺拳法の達人である小鳥遊練無(たかなしねりな)くん、その友達の香具山紫子(かぐやまむらさきこ)さんがおりなすミステリーです。
私は保呂草さんがカッコよくて大好きで、この恋恋蓮慕の演習はそのカッコ良さが爆発している作品です。これは皆さんに読んでもらいたい作品です。英語題の『A Sea Of Deceits(だまし・偽りの海)』も深いです。
この巻から読んでもまあ何とかなると思いますので機会があれば是非読んでいただければと思います。
以上『運命の1冊』でした!