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コスパよりも大切なもの、ここにはある?

【5分で読めます】
分かる人にはわかる、某アイドルの歌詞のもじりです。(わからない)

皆さん、コスパ(コストパフォーマンス)が良いものお好きですか?
私は大好きです。

このお値段で、このクオリティのサービスなんですか?!(歓喜)』とか、『なんでこんな良い選手が年俸4500万円で日本に来たんですか?!(エスピノーザ)』とか。ちょっと得した気分になります。

中学生からTwitterをはじめたSNSベテラン世代なので、買い物するときも、インスタなどでめちゃくちゃ調べます。化粧品や洋服、家具は特に。お値段以上、良いと思います。

でも、ちゃんとお金を払うものも好きです。
たまに行く美味しいご飯とか。文房具など長く使いたい日用品とか、海外アーティストのライブとか。
目に見えたり手に取れる商品は分かりやすく、それぞれの良さを実感しやすいと思います。

じゃあ『“目に見えない商品”はどうなの?』というのが今回のテーマ。
今日は“目に見えない商品のコストパフォーマンス”について考えてみたいと思います。


○無形商品とコスパ

目に見えない商品で思いつくものって、何がありますか?
お金の話をするnoteなので、投資や保険などの金融商品はもちろん、ソフトウェア・アプリなどのIT商品、習い事や研修などのサービス、転職・就職などの人材サービス商品などがあります。また、美容室接骨院お子さんの塾なども無形商品にはいります。

たとえば、美容室を選ぶときに大事にするポイントはありますか?
料金もポイントになると思いますが、なりたいヘアスタイルになれるかどうか、自宅・職場からの距離、店員さんの対応やお店の雰囲気など、他の要素で決める方も多いと思います。

ひとことにコストパフォーマンスとは言っても、“どのポイントに価値を見いだすか”は、人それぞれだと思います。

では、これが『金融商品』だとどうなるでしょうか?


○金融商品とコスパ

金融商品は目に見えないものの、コストパフォーマンスが分かりやすい商品に思えます。
基本的に“お金でお金のサービスを買う”ので、比べやすいのです。

たとえば定期預金なら、
①100万円を1年預けて110万円になる銀行
②100万円を1年預けて120万円になる銀行
どっちがコストパフォーマンスがいいでしょうか?

ほとんどの人が、②を選ぶと思います。
まあ、こんな銀行ないけど。笑

その上で投資商品では、お金が減るリスクを考えたり、手数料で比べたりします。
また保険商品では、支払った保険料に対しての保障額・保障内容で比べたりします。保険と投資が一緒になった商品では、返ってくる返戻率で比べることも。

コストパフォーマンスとして、単純に『どれだけお金が増えるか、お金が減らないか』が一番注目されるのが金融商品ではないか、と個人的には思ってます。

でも、本当にそれでいいのか?というのが今日の気になるところ。美容室ひとつ選ぶだけでも、価値を感じるポイントがたくさんあるはず。
それなのに金融商品だけ、コストパフォーマンスは『お金が増える・お金が減らない』の1点になるのでしょうか?


○奨学金で考えてみる

想像がつきやすい例を考えると、『大学費用・奨学金』です。

ここ数年で「今の奨学金は金利が低い。大学費用を貯金等で準備するなら、その分奨学金を借りて学費を払い、お金を返しつつ運用してた方が得じゃないか?」という人たちが増えてきました。

この方法をおすすめするFPや、営業マンもすごく多いです。実際、住宅ローンなどと同じで奨学金の利息は低く、運用期間を考えると確かに利益が大きく、お得になる可能性は高いです。親が元気、家族関係も良好で、ちゃんと返済できるなら。

奨学金を借りる名義は基本的に学生本人です。もちろん、支払う口座も学生本人の口座になります。

奨学金の返済は卒業後すぐにはじまります。
親が返済する場合、定期的にお子さんの口座へ送金が必要になったり、両親に万一があれば、本人が返済対応することになります。そもそも両親の負債ではないので、お子さん本人に責任が伴います

順調にいけば何も問題ないですが、20.30年後は何が起こるか分かりません。離婚や親の病気・仕事の変化などがあれば、思い通りにいかないことも。たとえば新卒で一人暮らしとなると、奨学金返済は大きな負担に感じたりもします。

こういったことを考えると金融商品はお金が増える・お金が減らないだけで、本当に選んで良いものか?と思うんです。

投資をするときは『リスクとリターンどっちも大事だよー』っていうクセに、『いや、リターンのことしか考えてへんやんけ!』みたいな。

じゃあ金融商品で、お金が増えるか減るか以外に“大切なもの”は何かというと、『自分の納得できる理由』だと思っています。

課金もたまには大事!

○コスパより大切なもの

もうお気づきでしょうか?
元ネタは嵐の『言葉より大切なもの』です。
(わからんわ)

金融商品で価値を感じる「自分の納得できる理由」って、例えばこんなの。

◎お金の余裕はあるけれどネガティブなことで貯金が減るのがイヤだから、入院保険に加入する
◎大きく増えそうな投資商品よりも、自分が応援したい企業の株や債券を買う
◎ネット証券の手続きが面倒だから、手数料を払って窓口で担当から投資商品を買う

など。ちなみにすべて、私が実際に会った人たちの例です。

先ほどの奨学金の話も、奨学金を借りつつ運用する選択肢をったうえで、奨学金を借りないことを選ぶ人は、子供への万一の負担など、奨学金を借りない理由を答えられると思います。

『お金が増える・減らない』だけで考えると、どの例もベストな選択ではないでしょう。
ただ、自分が納得できる理由でお金を払うことを選んだ人は“お金を払う行為への満足感”が高い人たちが多いです。

美味しいご飯や好きなものに『買って良かったな~!』と思うのと同じように、金融商品も『ここが良い、こうしたい』と思ってお金を払うと満足感が高くなります。

そのためには『自分で知り、考えて選ぶ』ことが大切。物事にはなんでもメリット・デメリットがあります。金融商品は特に、いいとこ取り・誰にも最適の完全なものは存在しません。(今の時代はなおさら)

だから自分で知り考えて、お気に入りポイント(お金をかける理由)を見つけると、きっと満足度も上がるはず。

コスパもいいけど、好きなものにはお金を払っても良いと思うなぁ〜!そんな生き方がしたいなぁ〜と思ったコタニでした。

今日はここまで〜!!
ちなみにご自身のコスパより大切にしているものがあったら、コメントで教えていただけると嬉しいです🫶
ではでは〜!!