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夜行バスで行ってみた。文学フリマ出店日記

こんばんは。
今日は文学フリマ東京39に出店しました。

出店の記録…ではなく、会場にたどり着くまでのことをまずは書き残しておこうと思います。

前回の文学フリマ東京は、岐阜から東京へ車で1人旅という、初めての経験をしました。
詳しくはこちらのnoteに。


1人で車で東京へ…という印象が強かったせいか、今回もいろんな人に「また車で行くの?」と聞かれました。

前回はいろいろ事情があって車でしたが、東京まで1人で車移動はわりと過酷です。よほどの事情がなければ、公共交通機関を使いたいところ。

ということで、今回は夜行バスで東京へ行くことにしました。

「今回は夜行バスです」と伝えると、「夜行バスもなかなかだね…」という答えが返ってきます。
まぁ、そうですよね。6時間くらいかかるし、到着は朝の6時くらいですし。

当日の朝に新幹線で行くとなるとそこそこ早起きしないといけない。もし寝坊したら終わり…。
早起きが不安なことと、交通費を節約することが夜行バスを選んだ理由です。

東京まで新幹線で行くと往復の交通費が26,000円程度。ホテルに1泊すると大体10,000円くらい。(東京、ホテル高すぎませんか。涙)その他、出店料やもろもろ足すと1度の出店で45,000円
〜50,000円くらいかかります。
趣味で楽しんでやっていることなので必要経費とはいえ、抑えられるところは抑えたい。

そこで夜行バスの出番なのでした。
学生時代は良く使っていた夜行バス、ひさしぶりに乗るのでちょっとワクワクします。

名古屋駅を23時半に出発して、東京駅に到着するのが6時ころ。
ぐっすり眠れればそれなりに睡眠時間が確保できるのでたぶん大丈夫!

23時には名古屋駅にいるつもりで出発したのに、なんやかんやで到着したのは23時15分。遅刻はしなかったけどまぁまぁギリギリ。
バスの集合場所へ行くと、出発を待つ人たちがぞろぞろと並んでいました。

この感じ、久しぶり。
学生さんが多いのか、乗る前に学生証の確認を念入りに行うドライバーさん。提示を求められて慌てて列を離脱する人も。以前より学生証チェックが厳しくなったような印象でした。

夜行バスは狭いし、乗車したらほぼ身動きが取れないので隣がどんな人かはかなり重要です。

今回はライブ帰りっぽいギャルがお隣でした。
おぉギャルだ…と心の中で思いながら眠ろうとすると、ギャルはスマホを触り始めました。この感じでずっとスマホ触るのかなと思っていたら私より先に就寝。素晴らしい寝つきの良さ!!!

いよいよ東京へ出発です。
車内アナウンスによると、休憩は出発から40分後くらいのサービスエリアで1度きり。それを逃したらもうトイレ休憩はないとのこと。
以前バスで東京へ行ったときは2~3回休憩があったような気がしていたので1度きりのトイレ休憩にびびる私。

休憩場所に着くとすぐにバスを降りることに。
隣のギャルに「ちょっと通っていいですか?」と声をかけると優しく対応してくれました。ありがとうギャル…。
私以外の誰も席を立とうとしないので、え、みんなトイレ行かなくて平気なの??と思いながらそそくさとトイレへ。

休憩時間は20分くらいあったので結局ほとんどの人がバスを降りていました。なんでみんな最初は降りようとしなかったんだろう…眠かったのかな?

この先は、時間調整の停車はあるかもしれないものの、車外へは出られないとのこと。トイレに行きたくなることを恐れて、できるだけ水分をとらないようにする私。たった5時間かそこらなのにビビりすぎです(笑)。
トイレに行けないとなると行きたくなるのが人間なので。

不安をよそにバスは進み、結局そこから熟睡して、目が覚めた時にはもう到着まで30分ほどのところまで来ていました。よく寝れたわたしえらい!と謎に自分を褒めたたえつつ降車に備えます。

東京への夜行バスは東京へ出かける人が乗るものと思い込んでいたけど、東京へ帰る人も乗っているんだなぁなんてぼんやりと考えながら(おそらく隣の人はライブ帰りだから東京へ帰るところだろう。)到着を待ちました。

夜行バスといえば学生さんや若い人がたくさん乗っているイメージだったけど、外国の方や、サラリーマンぽい人もたくさん乗っていました。
みんなどこから来て、どこへ行くんだろう。
旅の途中の少しの時間を共有しただけなのになんだか勝手に親近感。
隣のやさしいギャルの人は誰のライブに行ってきたのかな。
遠征かな。もしかしたら今日もライブかな。

朝6時10分頃、東京駅へ到着。
バスを降りると天気が良く、朝の空気がすがすがしいです。
この瞬間が心地よくて、人がまばらの東京駅は新鮮で、深夜バスもいいものだなぁと思います。
これから長い1日が始まるわくわく感も良い。
朝って素晴らしい。

駅でトイレを済ませ、7時開店のスタバのオープンを待ちながら駅の中をうろうろしてみると、もう営業している別のスタバが。すごいさすが都会!!
スタッフさん、何時に出勤しているのだろう…こんな朝早くから笑顔でお仕事お疲れさまですありがとう!と心の中で感謝しながら友人との待ち合わせ時間までを過ごすことにしました。

時間はたっぷりあるので、文学フリマ用のPOPを書きつつ、日曜日の早朝から賑わうスタバのお客さんの様子を観察しながら、コーヒーをいただきます。さて文学フリマ東京開催まであと少し…今日も1日がんばるぞ!

東京駅から会場のビッグサイトまでは「ゆりかもめ」で。ゆりかもめって観光っぽさが強くて好きです。
そしてお仕事以外で訪れるビッグサイトはなんだかワクワクします。

開催中の記録はまた今度。
身体がバキバキになるのでおすすめはしないけど、たまには深夜バスの旅も良いものです。
そして早朝の東京駅は楽しい。

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