とっておきの「一軍ノート」でアイデアをいつでもアウトプットできるようにしよう
「もっとアイデアがあればな……」と考えたことってありませんか?
例えば仕事でうまくいかないときや、自分でビジネスを始めたいとき、次の作品を作りたいんだけど……というときなど、色々な場面で多くの人がそう考えることだと思います。
しかし、人間は本当にいろいろなことを……突拍子もないことを突然思いつくものです。これは大抵くだらないものかもしれませんが、もしかしたら磨けば光る原石だったかもしれません。
「アイデアは降ってくるものだ」なんて言ったりしますが、本当にそうだとしたら、あとはそれをつかめるかどうかなわけです。
つかむためにはまず一つ、どんなことでもちょっと心に引っかかったらメモをする習慣が大事です。
そして次に、そのメモをきちんと振り返らなければなりません。
そして最後に、いつでも取り出せるようにしておかなければなりません。
今回はそんな、いつ降ってくるかわからないアイデアの原石を逃さないための、「ノート術」の話をしていきたいと思います。
2軍ノートでとにかくメモる
正直何が後で化けるかなんてわかりません。ですので少しでも面白いと思ったらとにかくメモることが大切です。
しかし、「メモっていっぱいになっちゃって、結局後で見返すにもどこが大事かわからなくなるんだよね」という経験をした方もいるかと思います。
その経験から、大事だと思ったことだけメモをする……という習慣ができて、メモの数がどんどん減ってしまうということもしばしば。
その「見返せなくなる」ということと「メモの数が減る」という二つの悩みを解決する方法があります。
それはノートを二つにわけるという方法です。
まずは「二軍ノート」といって、ここにとにかくたくさんメモしまくります。
そして二軍ノートから選りすぐりのものだけを集めて、一冊の「一軍ノート」にするのです。
こうすることで見返すときは基本的に一軍ノートだけを見て、また、二軍ノートはどんなに書きなぐってもあくまで「二軍」なので、メモを取ることへの心理的障壁を減らすことができます。
とっておきの宝箱、一軍ノートに書き起こす
それではどんなことを一軍に書けばいいかというと、「アウトプットをイメージできるか」を基準にするのがいいでしょう。
ですので、どんなアウトプットかを事前に考えておくのは大事です。
例えば私でしたらこのブログや、プログラミング、ビジネスのアイデアなんかがアウトプットの手段です。
そうして前もってアウトプットの方法を考えておけば、常にアンテナを張ってアイデアを探すことができます。
そうしてアンテナを張って二軍ノートにとりためたアイデア等を、どんどん磨き上げていきます。
そうして宝石のように光り輝いたとき、一軍ノートにいれるのです。
アウトプットする
一軍ノートは何度も何度も見返すノートです。
例えば、仕事で行き詰ったら見返す。ブログを書く前に見返す。何でもないときだけど見返す。
一軍ノートはまさにアイデアの宝石箱なので、おそらく見返すのはとても楽しくワクワクすることでしょう。
また、そうして見返すことで、いつでもそのアイデアのことを想像できるようになり、より輝くように磨き上げたり、新しいアイデアの原石を見つけやすくなるでしょう。
しかし、それだけではだめです。
アイデアはアウトプットしてこそその真価が発揮されます。
以前インプットとアウトプットの比率は3:7であるという話をしましたが、アウトプットをして、何が良くて何がだめだったのかを検討しなければ、その宝石の価値はわからないのです。
ですので、アイデアを生むために人より多くアウトプットをするということが大切なのです。
アイデアはそこに
もしかしたら散々ないと言っていたアイデアは、実はもう出会っていたのかもしれません。いつのまにか記憶の彼方へと消えていたのかもしれません。
人は忘れる生き物です。
それは単純に情報を忘れるということでもありますが、価値を計る目や、アイデアを出すコツや、やろうと思った習慣など、なんでもかんでも忘れてしまいます。
しかし、人間がここまで繁栄できたのは、その忘れることを阻止するための「文字」を発明したことにあります。
忘れずに効率的に学ぶことができたからこそ、今の私たちがあるのです。
ですので、人間が人間たらしめるための「文字」を使って、アイデアや様々なものを生み出していきましょう。それが私たちの一番の強みなのですから。
参考文献:超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方(佐藤ねじ)
ps
ノート術っていろいろありますけど、私はマインドマップを使い始めてから、本の内容をかなり覚えていられるようになりました。