やりがいを「なくす」4つの方法

「やりがいがある」って大事ですよね。

ですが、みんながやりがいのある仕事に就けているわけではありませんし、選んだ仕事が思った以上にやりがいのないものであることも、往々にしてあるものです。

では、どんなことに人はやりがいを感じるのか。

そんな話を、今回はやりがいが「ない」方から見ていきます。

仕事選びをしている人はこれからの職場がこれらに当てはまっていないか。仕事をしている人は現在の環境がそうなっていないか。そして、組織を取りまとめている人は、どうかこれらに当てはまらないように、職場環境を整えていってください。

やりがいをなくす4つの方法

・仕事のアイデアが仲間から相手にされない
・当事者意識の欠如
・自分たちの仕事が日の目を見ないのではという不安
・自分の能力をもてあます

仕事のアイデアが仲間から相手にされない

認められるということは、大いにやりがいにつながります。

特に職場の仲間に認められることは、相当にモチベーションにかかわってきます。

例えば、職場に仲のいい同僚がいるだけで3倍の年収をもらうのと匹敵するくらいのモチベーションになったりと、人間関係はとても重要な要素なのです。

そんな人間関係の問題だけでなく、アイデアが評価されないことは、「自己肯定感」に大きく響いてきます。

自分はこの組織にとって価値があるのだろうか、という疑問が膨らめば膨らむほど、人はやりがいをなくすのです。

当事者意識の欠如

ただ働かされている、という意識はやりがいをなくしてしまいます。

例えば自分がしている仕事が、全体のどの位置をしめていて、どういった貢献をしているのか…ということがわからなければ、「なんとなく」働いている感覚になってしまいます。

また、現状を維持していこうという感覚もあまりいいものではありません。

人は、このような「現状維持バイアス」というものをもっていますが、当事者であればよりよいものにしていこうと考えるはずです。

ですので、「改善していこう」という意識を常にもつことが、当事者意識をもつことにつながるかもしれません。

自分たちの仕事が日の目を見ないのではという不安

もし自分たちの仕事が無に帰してしまったら、それはもちろんやりがいも何もありませんよね。

例えば、拷問の方法の一つで、穴をほらせて、その後でその穴を埋めさせるというものがありますが、もし自分の仕事がそんな無意味なものになるのではないか…と感じたら、実際にどうかは別としてその不安だけでも大きな障害になります。

自分たちがしていることの「意味感」がなければ、やりがいはなくなってしまうのです。

自分の能力をもてあます

例えば、スライムだけしか出てこないドラクエはきっと楽しくありません。
仕事なら難しいよりは簡単な方が…と思うかもしれませんが、そういうわけでもないのです。

もっと大きな仕事をしたかったのに、お茶くみや書類の印刷などの雑用ばかりでは、やりがいはなくなってしまいます。

だからといって、いきなり難しすぎることをさせてもつぶれてしまいます。

ちょうどいいか、少し難しいくらいのことが、一番やりがいを感じるのです。

やりがいをなくす職場づくりは簡単ですが、どうか働いている人のためにもやりがいを感じる職場づくりを、組織の運営者にはお願いしたいものです。

もちろん、運営者でなくとも、じわじわと変えていくことはできると思いますが、それならいっそ仕事を変えたり、自分が運営側にまわる方が、そのチャレンジ感が1つのやりがいになるのではないかなと思います。

参考文献:マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

ps
まぁ、中から変えるということにチャレンジすることも、その難易度の高さは1つのやりがいになるのかなーと思うのですが。

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